モンベル「スペリオダウントラベルコート」は、軽やかな暖かさを実現したレディース膝丈ダウンコート
「スペリオダウントラベルコート」は、日本のアウトドアメーカー「モンベル」が販売する膝丈のダウンコートです。
筆者撮影
スペリオダウントラベルコート／モンベル
- 重量：278g（スタッフバッグ含む）
- 収納サイズ：∅11×17cm
- 中綿：800フィルパワー・EXダウン
- サイズ：XS、S、M、L、XL
- カラー：ブラック-グロス(BK-G)、クリムスン(CS)、ピンクベージュ-グロス(PB-G)
- 付属：スタッフバッグ
高品質のダウンを、しなやかな軽量シェル素材で包み込み、軽やかな暖かさを実現しています。
付属のスタッフバッグ収納時のサイズは∅11×17cmと大変コンパクトで、スタッフバッグも含めた総重量は278gと超軽量です。
筆者はスペリオダウントラベルコートを5年間愛用しており、特に2年前にキャンプを始めてからは、肌寒い時期のアウトドアに欠かせないアイテムになっています。
今回は、筆者が実際に使って実感した、スペリオダウントラベルコートの魅力をお伝えしていきます。
【メリット】スペリオダウン最大の魅力は「軽いのに暖かい」 種類も豊富
それでは、スペリオダウントラベルコートの魅力を4つご紹介します。
スペリオダウン魅力1：超軽量＆高い保温力の高品質ダウンコート 2万円以下とコスパ最強
モンベルのスペリオダウンは、暖かさと軽さを両立した高品質ダウン「800フィルパワー・EXダウン」を使用しています。
「EXダウン」は、寒暖差が激しく、厳冬期の冷え込みが厳しい自然環境で育った水鳥から採取されたダウンのみを使用しており、一般的なダウンよりも優れた保温力を発揮します。
筆者撮影
フィルパワー（FP）とは、ダウンの「かさ高さ」をinch3/30gという単位で表示したもので、数値が高いほど大きくふくらみます。
一般的に550～700FPが良質ダウン、700フィルパワー以上は高品質ダウンとされており、モンベルのスペリオダウンは800フィルパワーを誇っています。
表地と裏地をつぶし縫いで縫製する「シングルキルト構造」を採用しており、ダイヤモンド状や帯状に縫製することで、中綿の片寄りを防いで保温効果を高め、軽量・コンパクト性も実現しています。
筆者撮影「シングルキルト構造で軽量コンパクト」
モッコリとした厚みが無いので、春先や秋口など「少し肌寒いな」という時期にも、気軽に羽織ることができます。
筆者は北海道の札幌市に3年間住んでいたのですが、春や秋はもちろん、真冬もずっとこのスペリオダウンを愛用していました。
他に「いかにも真冬用」な分厚いダウンジャケットも持っていたのですが、このスペリオダウンはそれと変わらないくらい暖かく、それでいて暑すぎないので、もっぱらスペリオダウンの方ばかり着ていました。
札幌では、屋外は寒くても屋内は暖房が効いていることが多く、ダウンを着脱することが多かったので、軽量で持ち運びやすいスペリオダウントラベルコートは普段使いでも大活躍してくれたのです。
これほど高機能でありながら、価格は16,400円（税別）とリーズナブル。コスパの高さはさすがモンベルです。
スペリオダウン魅力2：種類豊富！ スタンダードなジャケットからインナーダウンで有名なラウンドネックなど
モンベルのスペリオダウンシリーズには、今回ご紹介するトラベルコート以外にも、様々なタイプが販売されています。
スタンダードな「ジャケット」や、中間着としても活躍する「ラウンドジャケット」、袖が取外しできる「コンバーチブルジャケット」、「Vネックベスト」や「パーカ」など、フィールドや利用シーンに合わせて最適なタイプを選ぶことができます。
超高品質な800フィルパワー・EXダウンを、光沢を抑えたしなやかな生地で包み込んだベストです。
中間着として着用しやすいシルエットを採用し、スーツなどジャケットの下にも着用しやすいRネックタイプです。
軽量性と保温性ともに満足できるRネックベストです。
素材: ナイロン、詰め物:グースダウン
旅行や室内などで着用おすすめの軽量ダウンジャケットです。
ラウンドネックの超軽量型で、様々な用途にご活用いただけます。
通気性に優れた生地を適用し、ダウン復元力強化/汚染防止加工をしています。
秋から冬にかけてインナー、レイヤードなど、様々な用途にご活用いただけます。
さらに人気のBEAMSの別注モデルも販売されており、デザインを重視したい人にもおすすめです。
筆者撮影「キレイめにも着こなせて、通勤やお出かけにもおすすめ！」
「トラベルコート」はウエストを程よくシェイプした女性らしいデザインなので、キレイめに着こなすことができ、通勤やお出かけでも違和感がありません。
カラーは、シャンパンベージュ系の「PB-G」（ピンクベージュ・グロス）、ブラック系の「BK-G」（ブラック・グロス）、レッド系の「CS」（クリムスン）の3カラー展開となっています。
さらにサイズはXS、S、M、L、XLと幅広く揃っているので、ぴったりの一着を見つけることができると思います。
筆者撮影「幅広いサイズ展開」
筆者はボトムスや靴などは黒のアイテムが多いので、全身黒ずくめにならず華やかな雰囲気になる「PB-G」を愛用しています。
筆者は当初、通勤やお出かけ用として「トラベルコート」をチョイスしたのですが、実際使ってみるとアウトドアでの使い勝手も非常に良く、タウンユースでもアウトドアでも大活躍してくれています。
スペリオダウン魅力3：極薄素材で着脱簡単 幅広い気温に対応できてアウトドアでの携行向き
スペリオダウントラベルコートは、付属のスタッフバッグ収納時のサイズが∅11×17cmと、コンパクトに収納できます。
さらに、スタッフバッグも含めて総重量278gと超軽量を実現しています。
筆者撮影「コンパクトに収納できる」
スペリオダウンの素材は、極細のバリスティックナイロン糸を高度な技術で織り上げた「バリスティックエアライト」を採用しており、十分な強度を備えながらも抜群の軽量性と薄さを兼ね備えています。
オートキャンプはもちろん、車を利用しない徒歩や電車でのアウトドアでも、リュックやカバンの中でかさばりません。
アウトドアでは、フィールドに実際に行ってみないと、暑さや寒さが分かりにくいもの。
コンパクトで軽量なスペリオダウントラベルコートがあれば、幅広い気温に対応することができて重宝します。
スペリオダウン魅力4：袖口のスナップボタンやフードが寒さを防ぐ！ 極寒のアウトドアも怖くない
スペリオダウントラベルコートは、他にも実際に使ってみると実感する、使いやすい工夫が満載されています。
筆者撮影「袖口はスナップボタンで調整可能」
袖口はスナップボタンで簡単に調整することができ、風の強い日でも袖から風が入り込むのを防ぐことができます。
筆者撮影「ジッパーがアゴに当たらない」
ジッパーはアゴに当たらない仕様になっているので、ジッパーを一番上まで閉めても痛かったり苦しかったりしません。
フードも付いているので、ネックウォーマーなどをしてからジッパーを一番上まで閉め、フードもかぶれば、とても暖かくなります。
筆者撮影「ポケットはジッパー付きで安心」
またウエスト両脇のポケットにはジッパーが付いているので、カギなどを入れておく際にも安心です。
【デメリット】スペリオダウントラベルコートのちょっと気になる点 静電気と羽毛に注意
ここからは、スペリオダウントラベルコートの少し気になるポイントをご紹介します。
スペリオダウンの気になる点1：ナイロン製で静電気が起こりやすい
これは素材の特性上仕方のないことですが、スペリオダウントラベルコートはナイロン製のため静電気が起こりやすいです。
裏地には静電気を軽減する帯電防止加工もされてはいますが、これには個人差があります。
着脱の際にパチっとなりやすいため、気になる方はナイロン製ではないコートを選んだ方がいいと思います。
スペリオダウンの気になる点2：縫製線から羽毛が抜け出しやすい
羽毛抜け防止加工は施されているものの、羽毛1本1本の繊維が細く生地の厚みも薄いため、使っていくうちに羽毛が抜けてくることがあります。
スペリオダウントラベルコート愛用者の口コミでも羽毛が出てくるという意見も多く、縫い目から出てきやすいみたいです。
抜け出た羽毛が他の衣服などについた場合は、弱い粘着テープなどで取り除いてください。
