【タープ自作】生地&サイズ選びのポイントは? 帆布&サイズはソロ・少人数用キャンプ
タープ作りをするにあたり、まずは生地選びからスタートしました。
今回はロマンを求めて、今使っている軍用テント(フランス軍F1テント)に合うタープを目指して武骨な物を作ろうと考えました。
そこで、選んだ生地はカーキ色のパラフィン帆布(撥水処理がされた帆布)。
使えば使うほど汚れ等で味がでて、キャンプサイトから軍の野営地感がでると考えてこちらを選びました。
サイズはソロから少人数用として3m×3mの正方形に。
【自作タープ生地】選ぶポイントは? オークションサイトで購入するのもおすすめ! 帆布生地の値段が結構高いので!
いざ、生地を仕入れようと調べるとここで問題が発生。生地の値段が高すぎる!
ざっくりというと、生地の値段だけで市販のコットンタープが買えちゃいます。
値段なんて関係ない。自分の理想のためならいくらでもつぎ込むぞ!という人なら些細な問題ですが、そこまで裕福でない筆者からしたら大問題です。
結果的には、いろいろと裏技を使って安く生地を仕入れることができましたが、「メーカーさんって企業努力しているんだな…」と、その凄さが感じられました。
ちなみに私はヤフオクで在庫処理品を格安で仕入れましたが、自分が必要な生地の量や厚さがあるとは限らないので、安く仕入れる為には根気強く探す必要がありあます。
【タープ自作】帆布でタープの手作りに挑戦! 裁縫が得意or高性能のミシンがあるとスムーズ
タープ作りの工程は言葉で説明するとシンプルですが、実際にやると重労働です。
【今回用意した材料】
- 生地:1m×9m
- 糸:1個
- ハトメ:4個
- 補強用テープ:9m
【タープ自作手順1】生地の切断 3枚に切り分け
購入した生地は1m×9mだった為、1m×3mを3枚に切り分けました。
▼使った生地と似たもの
【タープ自作手順2】生地を縫う 厚物の生地対応の針がおすすめ! ベテランがいると楽々
ミシンを使って1m×3mの生地を縫い合わせました。これで正方形の生地が出来上がります。
言葉で表すと一言ですが、これが一番大変でした。
普通の家庭用ミシンではパワー不足で、縫うこと自体がとても大変です。針も厚手の物に対応しているものでないと折れます。かなり危険です。
筆者は実家に帰省したときに両親に手伝って貰いながら大人3人で縫いあげました。最初は普通の針で挑みましたがすぐに折れてしまい、無理だと判断。
すぐに厚手の物対応の針(ジーンズなどを縫う専用針)を購入してきてなんとか縫いあげることができました。
この作業を通して、「素人がひとりで挑戦するものではない!」と実感しました。
そのため、もしチャレンジする場合は、厚手の生地が縫えるミシンをそろえ、裁縫が上手な人に手伝ってもらうことをおすすめします。
本当は端を折り返して縫い、ほつれ防止を行いますが、諦めました。縫うより補強用テープを張ったほうが早いです。
▼補強用テープ
高性能のミシンを持っている人は是非、細かいところまでチャレンジしてみてください。
【タープ自作手順3】生地の端部にはと目を付ける 端部をはと目で補強しよう
はと目は、手芸屋さんやホームセンターに行けば売っています。端部を強化したい場合は部分的に生地を縫いつけて補強を行います。
はと目の付け方としては、生地に切れ込みを入れてそこにはと目をセット。
その後、おもいっきり金槌で叩きます。想像より強く叩かないと上手に固定されません。
▼はと目
【タープ自作手順4】完成 実際にやってみると大変かも...
行った作業はとてもシンプルですが、実際に行ってみるとかなり大変です。
正直、買ったほうが安いな。きっと、ここまでの作業を行った人の大半がそう思います。
【タープ自作】作ってみた帆布タープを実際に設営! 色合いや存在感抜群! 重さもあり設営に手間
作成したタープのためし張りを行ってみました。
ところどころ、作りが雑なところはありますが、その雑なところや物足りない部分を使いながら修正していくことが自作製品の楽しみでもあります。
実際に使ってみた率直な感想としては、色合いや存在感最高です。
どんなに混雑しているキャンプ場に行っても、同じものを使っている人はまずいないでしょう。
しかし、悪い点もありました。
生地が重いため、設営が難しくタープを張った時に歪みやすいところです。
今回は10号の生地を使用しましたが、もう1つか2つ薄いもののほうが扱いやすいかもしれません。
また、綿製品なので雨や夜露で濡れた状況で放置しているとカビてしまいます。使用後のメンテナンスは欠かせません。