夏の定番「扇風機」そのまま使うと熱中症のリスクが高まる可能性も!? 猛暑日には要注意!
扇風機の風に当たりながら涼む…夏の風物詩のような光景ですよね。しかし実は、扇風機だけで過ごすのは危険なことも。
世界保健機関(WHO)が提唱している猛暑から体を守るガイドラインによると、「気温35度以上の場合、扇風機の使用では熱中症は予防できない」そうです。
猛暑日の扇風機の風は、体温より高い熱風になっています。熱風に体をさらし続けることにより、気付かないうちに体にストレスを与えて、熱中症のリスクを高めてしまうんです。
真夏の暑さ対策!「扇風機+保冷剤」の組み合わせでクーラーのように冷んやり涼しい風になる
写真上のように、屋外のイベント等でたまに見かけることが多くなった水を霧状に出す扇風機。もちろんご家庭ではなかなか使用できる機会はないかと思いますが…同じような効果が得られることが実はできるんです。
35度を超える猛暑日が続くこの夏、暑さ対策には「扇風機+保冷剤」を組み合わせて使ってみましょう。扇風機に保冷剤を取り付けることで、クーラーのように涼しい風が送られてくるんです。
扇風機は後ろから空気を集めて、前に風を拡散する仕組みなので、保冷剤を取り付ける場所は扇風機の後ろ側が効果的です。
クーラーは取り付けるのが大変ですが、扇風機に保冷剤を取り付けるだけなら簡単ですぐにできます!電気代の節約にもなります。冷房の風に当たるのが苦手な方にもおすすめです。
エアコンのついた部屋で、涼しい風を循環させるために扇風機を使っている方も、保冷剤を併用することでダブルで部屋を涼しくできます!
OCOOPA クリップ 扇風機 10000mAh 大容量電池内蔵 (ネイビーブルー)
【3段階強風力&超静音】強風力と超静音の両...
こちらの扇風機は、コードレスでクリップ式の充電タイプです。10000mAhという大容量&高品質のバッテリを内蔵しているため、電源のないアウトドアの場でも使えて便利です。保冷剤と組み合わせたら、寝苦しい夏のキャンプも快適に過ごせますよ。
フル充電で1段階/40時間、2段階/21時間、3段階/11.5時間も使えると言いますのでキャンプをはじめとしたアウトドアで大活躍しそうです。
USB充電式のためモバイルバッテリーなどでも簡単に充電でき、さらに充電中にも正常に使うことができるという嬉しい機能付きなんです。
100均アイテムで実践! 扇風機に保冷剤を取り付けてみた! クーラーのない部屋でも快適に!
「簡単そうだけど、効果はどれくらいあるのか…」ということで、実際に我が家で試してみました!
我が家はクーラーのない古民家。湿気がすごいのでジメジメと蒸し暑く、まるでサウナみたいな環境…暑い日が続く最近は、お世辞にも過ごしやすいとは言えません。
「少しでも涼しくしたい」「でもお金はあまりかけたくない」というわがままを叶えるべく、100均アイテムを活用して扇風機に保冷剤を取り付けてみましょう。
用意したのはクリップと洗濯ネット、保冷剤。
ネットの中に保冷剤を入れて、クリップで扇風機に固定します。
扇風機の羽がクリップに干渉しないことを確認して、スイッチをON!
熱風をまき散らしていた扇風機が、保冷剤を取り付けることでひんやりした風を送ってくれます。ただあくまで扇風機なので、部屋全体を冷やすほどの効果はなさそうです。
自分に風が当たるようにしておけば、体感温度を下げる効果は抜群です。保冷剤が溶けたら効果は半減してしまうので、冷凍庫にいくつか予備の保冷剤を凍らせておくと良いでしょう。
今回は大きめの保冷剤を使いましたが、昼間で暑かったこともあり1時間半ほどで溶けてしまいました。
扇風機の形状によっては、S字フックやフック付きのカゴなどでも良さそうです。
扇風機は電化製品なので、水滴がつくと故障の原因になります。保冷剤の水滴が扇風機のパネルに落ちたり飛び散ったりしないように、洗濯ネットに入れます。
カゴ等に入れる場合は、薄手のタオルに包んで水滴が落ちないようにしましょう。
置き型のサーキュレーターの場合は、凍ったペットボトルを後ろに置いておくのがおすすめ。
2Lのペットボトルを数本凍らせておけば、長い時間効果を保ってくれそうです。アウトドアだと、溶けた後は飲み水としても活用できますね。