【チャムス「エーフレームテントT/C 4」設営】2人掛かりで張るのがおすすめ 撤収は簡単!
それではチャムス「エーフレームテントT/C 4」テントの張り方をご説明します。基本的には説明書の通りですが、注意すべき点は太字にしておきます。
収納は2袋に分かれています。小さい方にポールと付属品で12kg、大きいほうがテント本体で11kgです。
これがもし1袋にまとまっていると、女性では持てなかったのではないかと思うんです。女性からの人気もとても高いチャムスですから、これは嬉しい配慮です。
正面の方向を決めて、テントを広げます。グラウンドシートがあれば敷いておきましょう。純正品はこちら。
四隅にあるグレーのベルトについたループをペグダウンします。この時点では仮止めぐらいで大丈夫。
テントの左右天頂部についた2つのリングの小さい方に、茶色のガイロープを結びます。ガイロープが二又になるよう、真ん中あたりを結びましょう。
太くて丈夫なスチールのクロスポールを組み立て、内側になるポールに大きい方のリングを通します。
リングは左右にありますので、反対側も同様に。
茶色のガイロープは、テント前後の延長線上に先にペグを打って引っ掛けておきます。
グレーのベルトについたピンをポールの根本に挿し込み、ポールを起こします。
この時、グレーのベルトの位置がテントの床とおおよそ直角になるようにします。ベルトの位置が斜めになっていると、テントがうまく起きてくれません。
ポールがまっすぐ立ったら、茶色のガイロープの張りを調整して倒れないように張ります。そしてできればこの工程は、左右から2人で同時にやったほうが簡単です。
1人でも建てられなくはないのですが、もう片方のポールが倒れてきて重しになってしまうため大変になります。
テントのベルクロ付きテープを、ポールに巻いて留めていきます。ここは簡単で、見た目通りです。
ちょっと長めのベルトがポールの真ん中あたりにあるので、ここはポールに1周巻きつけます。続いて先端のリングに、白いガイロープを結んでペグダウン。
グレーの短いガイロープ4本は、テントの裾近くにひさしを作るために使います。後ろ側は常時装着ですが、前側はキャノピー跳ね上げ時には使わなくても良いです。前側は正面パネルをクローズした時に、裾を引っ張ることで換気ベンチレーターを作ることが可能です。
このあたりのロープを結びっぱなしにしておくと次回の設営は楽になりますが、テントの布地に色移りする恐れがあります。面倒でも外すようにしましょう。
赤く映える各部の自在金具で張りを調整したら、完成です。
撤収については全く逆の手順で、フロアが四角いので畳みやすいです。これは1人でやっても、設営の半分ぐらいの時間で終わるでしょう。
底面はナイロンなので、最後に少し風にさらしてあげるだけでよく乾きます。
設営・撤収の詳細についてはCHUMS公式Youtubeチャンネルに動画が公開されていますので、こちらをご覧ください。
【チャムス「エーフレームテントT/C 4」機能性】優れた換気ベンチレーターで熱帯夜も快適
生地そのものに通気性があるT/C素材を使ったエーフレームテントですが、換気ベンチレーターも多数あります。
まず正面パネルは、巨大なメッシュになります。右側ドアも同様。
奥側下部のベンチレーター。実は夜間にけっこうな雨が降ったのですが、ここを開放していても雨は吹き込みませんでした。
後ろ側のひさし。ベンチレーターはひさしに隠れ、上方向から全く見えません。ボトム付近に角度が付いているため地面で跳ね返った雨も入ってくることがなく、優秀です。
テント上部のベンチレーターは、常時メッシュ。ここからも雨は吹き込みません。T/Cはもともと結露しにくい素材ですが、こうしたベンチレーターが複数あることで風が通り、さらに結露しにくくなっています。
実際に最低気温が26℃という熱帯夜に、このテントで寝てみました。寝付きこそ暑苦しさを感じましたが、複数ベンチレーターと生地そのものの通気性のおかげか、思ったよりも快適に眠れましたよ。