ピカールを使ってメスティンの鏡面磨きに挑戦! キャンプの調理道具をピカピカに磨き上げよう
アウトドア好きなら持っている人も多い「メスティン」。
お米を炊いたり、フライパンや鍋として使ったりと、アウトドアで役立つ調理器具ですよね。
ちなみに筆者は「ラージメスティン」を愛用しています。
そしてこの度「この愛着のあるメスティンをもっと輝かせてあげたい!」と思い、鏡のように反射するまでピカピカに仕上げる鏡面磨きに挑戦することにしました。
その工程と、実践して気づいた注意点をこの記事にまとめます。
【準備編】メスティン鏡面磨きには金属研磨剤「ピカール」を使用しよう! お手入れに必要な道具をご紹介
メスティンの鏡面磨きに必要なものは、以下の7つ。
- メスティン
- ピカール 金属磨き(300g)
- 軍手
- 紙やすり(今回は600番,1200番,1500番を使用)
- 当て木(今回はコルクを使用、なくてもOK)
- 新聞紙
- ウエス(使わなくなったタオルでOK)
磨いていくときに必要な紙やすりは、100均に売ってあるもので十分です。今回は600,1200,1500番を使用して磨きました。
また、当て木はメスティンを磨くときに、ウエスに添えると簡単に磨けます。もちろんなくても磨けますので、ご安心を。
そして鏡面磨きにもっとも重要なアイテムが金属用研磨剤「ピカール」です。
やすりで研磨したあとの汚れを落とし、メスティンを鏡のように光らせる役割があります。全国のホームセンターやネット通販で購入可能です。
▼必要な道具はこちらから購入可能です▼
【特長】コルク特有の弾力性、吸盤効果による優れた密着性により、サンドペーパー研磨作業時のフラットな面出しや、均等に力が加わるのでコンパウンドでのみがき作業に最適です※サンドペーパーやワイプクロス等の作業用途に合わせた素材を巻き付けて下さい。サンドペーパー等は溝に挟み込み指でしっかり固定して使用して下さい。
【用途】●パテ研磨時、コンパウンド、ポリッシュ作業時のあて木として●その他、木材加工等広い面を研磨するときの平面出しにも最適です※作業時にあて気が直接塗装面にあたるとキズを付ける原因となるのでご注意ください
【仕様】●材質=コルク●コルクサイズ=H90×W65×...
【実践編】メスティン鏡面磨きの手順・コツを解説! 仕上げの金属用研磨剤ピカールはタオルを使った方が磨きやすい
すべて磨いてもいいのですが、大変ですので今回はメスティンのフタだけ磨きました!
以下、鏡面磨きの大まかな手順です。
- メスティンの汚れを落として、よく乾かす
- 粗めの紙やすりから順に磨く
- 金属用研磨剤ピカールで磨く
それぞれ順番に解説していきますね。
1.メスティンの汚れを落としよく乾かす
まずフタ表面の汚れを落とします。
中性洗剤をつけた柔らかいスポンジで優しく洗い、よく乾かしておきましょう。
2.粗い紙やすりから順に磨く
続いて研磨剤を使用する前に、紙やすりで表面をきれいに削ります。
紙やすり表面の目の荒さを番手といいます。数字が小さいものほど目が粗く、大きくなるにつれて目が細かいです。
今回は600,1200,1500番を用意しているため、最初にもっとも目の粗い600番を使って磨きます。
細かく番手を刻めば刻むほど、仕上がりはきれいに。
しかし工程が増えて大変になるので、2つ3つ異なる番手の紙やすりで磨いていくのがおすすめです。
フタの表面はもちろん、側面も忘れずに磨きます。
問題はどこまで磨けば次の番手にうつるべきか?なのですが、正解はないですし、終わりもありません…。
そのため今回は、10分〜15分と時間を区切って同じ番手で磨きました。
ようやく1500番へ。鏡面への道は果てしないですね。
徐々にキズが細かくなっているのがお分かりでしょうか…?
どう足掻いても、削ったアルミで手が汚れてしまう…。
洗えば取れますが、軍手などの作業用手袋があった方が安心です。
3.金属用研磨剤ピカールで磨く
1500番のやすりで磨き切ったあとは、金属用研磨剤でさらに磨いていきます。
ピカールはドロドロの液体状。
使用前に缶をよく振って、出しすぎないように注意です。
ピカールを「ほんの少し出しては、磨く」の繰り返しで、ちょっとずつメスティンがきれいになっていきます。
当て木があると、より簡単に磨くことが可能です。
途中まで左の薄いウエスを使っていたのですが、ご覧の通りすぐに黒く汚れてしまいました…。
そこで少し大きめのタオルに変更して、ガシガシと磨いていくことに。
しばらく磨くと鏡のように映り込みが出てきました…!
どこまで磨くべきか?なのですが、正解はなし。
ここからは自己満足の世界なんです。自分が「これでいい!」と思えるまで磨き続けます。
磨き続けること3時間…。
ぼやけることのない映り込みを確認できました!そのため、これにて作業終了。
ラージメスティンだったこともあり、磨くのにかなりの時間を要しました。
とても長い作業だったので、途中で休憩を挟んだり、好きなYouTube動画をみたりしながら磨き続けていましたね。
鏡面磨きは時間と根気強さが必要な作業です。