焚き火を効率よく楽しむ秘訣は、「薪の組み方」にあります!今回は、用途やシーンに合わせた効率的な薪の組み方についてご紹介します。キャンプの醍醐味の「焚き火」。揺らめく炎を見ているだけでリラックスした気分になれたり、おいしいキャンプご飯を作ったり活躍します。夜に仲間と焚き火を囲って語り合うシーンにも欠かせません。そんな、焚き火に関する知識・テクニックをまとめたので初心者さんもキャンプ上級者さんもぜひ参考にしてみて下さい。

【薪の種類】燃焼時間で薪を使い分けてキャンプで焚き火を楽しもう 針葉樹は着火しやすくよく燃える木・広葉樹は火が長持ち

画像2: 筆者提供:ナラやクヌギなど広葉樹の薪は長く燃焼します

筆者提供:ナラやクヌギなど広葉樹の薪は長く燃焼します

焚き火を囲んでいると気づけば時間はあっという間に過ぎてしまうもの。周囲への配慮をして、焚き火を適切な時間内で終えるのもキャンパーとして心得ておきたいマナーですよね。

薪の種類には、大きく分けて「針葉樹」と「広葉樹」があります。

・「針葉樹」:軽く着火性に優れ、よく燃える。ただし、火は長持ちしない。
・「広葉樹」:密度が高く、火が長持ちするのが特徴。ただし、着火しづらい。

きちんと鎮火するのを見届けて焚き火を終えるように、薪の特徴もしっかり把握しておくことも上手に焚き火を楽しむポイントです!

【キャンプで覚えておくべき薪の組み方4選】焚き火の用途に合わせて効率的に楽しむ 調理向き〜キャンプファイヤー向きまで

「焚き火」は、さまざまなキャンプシーンで活躍します。お湯を沸かしたり、キャンプご飯を調理する時や冷え込む夜間に暖を取る際にもなくてはならないものです。

はじめの慣れないうちは、火を高くしすぎてしまったり薪をすぐに使い切ってしまったりすることも。

そこで焚き火を効率的に楽しむためには、用途に応じた薪の組み方が必要になります。キャンプの焚き火で使える基本の薪の組み方4つがこちらです。

薪の組み方1:「井桁(いげた)型」キャンプファイヤー向き・初心者でも簡単!

画像: 筆者提供:スタンダードな井桁組

筆者提供:スタンダードな井桁組

キャンプファイアーや暖を取るのにおすすめの組み方が「井桁(いげた)型」です。文字通り、薪を「井」の字に組んでいく方法で強めの火力を得るのにはぴったりの組み方。

焚き付け用の小枝や落ち葉などの燃えやすい素材を中央に置き、薪で囲うことにより短時間で安定した炎を作り出すことができます。

焚き火スタイルの中でも、スタンダードな薪の組み方で初心者の方でも簡単に焚べることができます。

薪の組み方2:「ティピー型(合掌型)」少ない薪でも高さのある火が特徴!調理には不向き

画像: 筆者提供:少ない本数でバランス良く組むのがコツ

筆者提供:少ない本数でバランス良く組むのがコツ

薪を中央に向けて円錐形に組むスタイルが「ティピー型」です。合掌型とも呼ばれ、薪が少ない時でも高さのある炎を作れることが大きなメリット。

見栄えの美しさも印象的な焚き火スタイルになります。ただし、セッティングのときにバランスが取りにくいのと、燃焼時間が短く、薪の消費が早いので調理などには向きません。

薪の組み方3:「開き傘型」長時間焚き火を楽しめて調理にもぴったり

画像: 筆者提供:長時間じっくり焚き火を楽しみたいなら開き傘

筆者提供:長時間じっくり焚き火を楽しみたいなら開き傘

薪の先端を中央に集め、まるで傘を開いたような組み方が「開き傘型」です。先端から放射線状にゆっくりと燃焼していくため、長時間の焚き火を楽しむことができますよ!

キャンプご飯の調理に使いやすいのも特徴。焚き付け用の小枝も薪の先端の下に設置しておくことで、着火しやすくなります。

薪の組み方4:「並列型」安定した強い火力がほしい時に!直火や調理用にも

画像: 筆者提供:直火で組むならこの並列スタイルがおすすめ

筆者提供:直火で組むならこの並列スタイルがおすすめ

数本の薪を並べた組み方が、「並列型」です。枕木として2本の薪を置き、その上から並列に薪を並べていきましょう。

薪が安定し、燃焼効率もいいので強い火力が必要なときにもおすすめです。

直火用の組み方としても使いやすいスタイルで地面が濡れていても、影響を受けずによく燃焼します。調理用に使える万能なスタイル。

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