銭湯の料金は各都道府県毎に一律で安い! 東京は大人470円。 天然温泉もあり幼児もOK
銭湯というと、水道水を沸かしたお風呂、というイメージが強いかもしれません。しかし実は天然温泉に入れる銭湯もたくさんあるんですよ。
筆者自身、天然温泉がある銭湯の存在を最近まで知らず、温泉といえば一人千円ほどかかる温泉施設に行っていました。
しかしよく調べてみると、関東にも天然温泉に入れる銭湯が数多くあることを知り、3歳と5歳の子供と共に足を運んでみました。
銭湯の良いところは、まず料金が安いこと。銭湯の料金は各都道府県ごとに上限金額が定められており、東京と神奈川の上限料金は下記のようになっています。
・東京都
大人(12才以上)470円
中人(6才以上12才未満(小学生)) 180円
小人(6才未満(未就学児) 80円
・神奈川県
大人(中学生以上)490円(2020年10月1日より)
小学生 200円
小学生未満 100円
大人470円〜490円と大変格安で、10回分のお得な回数券も販売されています。
サウナが利用できる銭湯も多いですが、料金は無料の場合と有料の場合があります。無料なら470円(または490円)でサウナも入れるということになり、有料でも入浴料込みで600~700円程度と格安です。
さらに料金表を見ても分かるように、未就学児も入浴が可能です。小学生未満は利用不可という温泉施設も多い中、子連れには大変ありがたいですよね。
関東地方の温泉は「黒湯」が魅力! 植物性の「フミン酸」が含まれ、ミネラルたっぷりでお肌ツルツルに
東京都内や千葉・神奈川など、関東地方でよく見られる「黒湯」という温泉をご存じでしょうか?黒湯とは、にごり湯の一種で、お湯の色が黒や褐色という特徴があります。
植物性の有機物である「フミン酸」が含まれるものが多く、ぬめりが感じられる場合もあります。関東平野は昔は海の底にあったため、海藻を含んだ地層が黒湯となって湧出しているのです。
黒湯にはミネラルが溶け込んでおり、お肌がツルツルになります。
今回ご紹介する4か所の銭湯では、全て黒湯を楽しむことができます。同じ黒湯でも黒さの度合いやぬめり具合などは銭湯によって異なるので、比べてみるのも楽しいですよ。
黒湯の温度にもかなり差があるので、お気に入りの湯温の銭湯を見つけて通うのも素敵ですね。
昭和12年創業!「蒲田温泉」は高温・低温に分かれた黒湯と無料サウナが魅力。 帰りには蒲田餃子を
ここから筆者が実際に行ってみて良かった、おすすめの東京・神奈川の温泉を4か所ご紹介します。
1. 蒲田温泉(東京都大田区)
- 住所:東京都大田区蒲田本町2-23-2
- 電話番号:03-3732-1126
- 営業時間:午前10時~深夜1時(年中無休)
- 施設:黒湯(高温・低温)、電気風呂、水風呂、サウナ(無料)、二階大広間、仮眠室
- 駐車場:無料駐車場3台
- URL:http://kamataonsen.on.coocan.jp/
まずご紹介するのは、東京都大田区の「蒲田温泉」。昭和12年創業の老舗で、テレビでもたびたび紹介される有名な温泉です。
蒲田温泉の魅力は真っ黒な「黒湯」。今回ご紹介する温泉の中でも特に黒さが際立っています。
せっかくの黒湯でも熱すぎて入れないという銭湯もある中、蒲田温泉では高温と低温の黒湯が分かれているので、低温の黒湯に子供と一緒にゆっくり浸かることができます。
高温の方は熱すぎて、地元のおばあちゃん達もほとんど入っていませんでした。低温の方は、一般的な家庭のお風呂の温度と同じくらいだと感じました。
さらにサウナも無料で利用できるので、サウナ好きの方にもおすすめです。地元の高齢者の方たちは、サウナを利用されている方が多いようでした。
駐車場は3台と限られていますが、近くのコインパーキングを利用することもできます。
温泉に入った後の、おすすめの立ち寄りスポットは蒲田餃子のお店です。
【金春(コンパル)本館】
- 住所:東京都大田区蒲田4-5-6 プロスペリアビル1・2F
- 営業時間:月~日・祝日11:30~23:00(L.O.22:30)
- 定休日:なし
- 電話番号:03-3737-5841
蒲田は「羽根つき餃子」の聖地といわれており、「你好」、「金春」、「歓迎」の蒲田餃子御三家が有名です。
筆者は「京急蒲田」駅前の「金春本館」で羽根つき餃子をテイクアウトし、自宅で美味しくいただきました。駐車場はありませんが、近くのコインパーキングを利用することができます。