キャンプでも簡単に作れる!? ロバート馬場ちゃん流タラのアヒージョは他の魚でも応用できて便利!
タラといえば、照り焼きやあんかけなどが人気ですが、今回ロバート馬場さんが紹介してくれるのはタラのアヒージョ。低脂肪で身は淡白な味が特徴のタラは、オリーブオイルとも相性抜群なんです。
ただ、お魚の煮込み料理を作るうえでネックになりがちなのが「素材の臭み」ですよね。今回は、ロバート馬場さんがお魚の臭みを取っておいしく作るポイントも教えてくれるので、心配無用です!
【材料(2人分)】
- タラの切り身:250g
- にんにく:10g
- 赤唐辛子:1/2本分
- 塩:小さじ1/2
- 黒コショウ:お好み
- オリーブオイル:150cc
鮭や鯛など、タラ以外のお魚にも応用が利くレシピなので、作り方を覚えておくと料理のバリエーションが広がりそうですね。
【ロバート馬場ちゃん流レシピ】タラのアヒージョ ポイントは魚の臭み取り&スキレットを使うこと!
【下準備編】タラの切り身に塩を振って臭みを取る
【1】
用意するものは、一口大に切ったタラを置けるサイズのバット。このバットに塩を振り、その上にタラを敷き詰めるように置きます。
≪POINT≫タラに塩を振りかけるのは?
タラに塩をかけることで臭みを取り、さらに下味もつけられます。塩の量は多めにして、タラの上からもまんべんなく振りかけるのがポイントです。
【2】
タラに塩を振りかけたら常温の状態で10分程度おき、タラに塩を馴染ませます。
【3】
10分後、タラを確認すると身の表面から水分が出ているので、この水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
このひと手間を加えることで臭みが取れるので、忘れずにやっておきましょう。
そして今回はもう一つ、にんにくの下準備についても馬場さんからアドバイス。
【4】
皮を剥いたにんにくは、芯を取り除いておきます(今回のレシピでは、芯は使いません)。芯を取り除いたにんにくは、薄くスライスしましょう。
≪POINT≫芯を取り除くのは?
芯はにんにくの中でも薄い部分なので焦げやすく、苦味も出てしまうため取り除くのがベストです。爪楊枝や竹串を使うとスルッと芯が取れますよ。
臭み取りとにんにくのスライスが終わったら、いよいよ調理していきましょう!
【調理編】スキレットに具材を入れてアヒージョを作る
アヒージョ作りに必要な道具はスキレット。ここでフライパンではなく、スキレットを選ぶのには、ちゃんとした理由があるんです。その理由については、工程の中で説明していきます。
【1】
火を点ける前に、にんにく、赤唐辛子、オリーブオイルをスキレットへ投入し、入れ終わったら弱火にかけます。
≪POINT≫火を点ける前に具材を入れる理由は?
常温から弱火で加熱し始めることで、オリーブオイルへにんにくの風味が移りやすくなるからです。
≪POINT≫フライパンでは駄目なの?
フライパンでも調理できますが、スキレットには
1. スキレットをお皿代わりにして、調理後そのままテーブルに出せる
2. スキレットは熱が均等に具材へ伝わり、かつ保温性もある
というメリットがあります。そのため、アヒージョを作るならスキレットのほうがおすすめ!
スキレットはこのようなメリットがあるものの、一般的なフライパンより重いというデメリットもあります。
ちなみに、キャプテンスタッグのスキレットは、両手で持つことが可能なので調理がしやすいです。片手だと重くて大変なスキレットも、両手で軽々と持てるため、デメリットがうまくカバーされていますよ。
フタは別売りになっているので、ぜひ一緒に揃えてみてくださいね。
スキレットのメリットの説明をしていた馬場さんからは「あと、鉄分も摂れますね」というコメントも。スキレットから鉄分が染み出て、補給できるとのことでした。
【2】
にんにくから泡がポツポツ出てきたところで、タラを投入します。
≪POINT≫このタイミングでタラを入れる理由は?
これ以上オリーブオイルが熱くなってからだと、タラの身が崩れてふんわり仕上がらないからです。
またタラを加えると、だんだんオリーブオイルが濁ってきますが、これはタラの旨味が出たサイン。アクではないので取らないようにしましょう。
弱火のまま約5分加熱してタラの身が白っぽくなっていたら出来上がりです。お好みで黒コショウをかけてください。
試食した馬場さんの感想は…
「タラにやさしく火が通っていてホクホク。臭みもなく、にんにくの風味とオリーブオイルがバッチリ」と大満足のようでした。
柔らかそうなタラの身が、とってもおいしそうです!
タラの簡単アヒージョにちょい足し! パスタとキャベツを入れるだけで激うまペペロンチーノに大変身!
今回のちょい足しレシピは、先程作ったタラのアヒージョをパスタとあわせて、ペペロンチーノにアレンジします。必要な材料はこちら。
【材料(2人分)】
- タラのアヒージョ:2人分(300g)
- パスタ:200g
- キャベツ:3枚
- 塩:少々
- 水(パスタを茹でる用):1.5L
【1】
木ベラでタラの身を軽くほぐしていきます。
≪POINT≫タラの身をほぐす理由は?
ほぐしておくことで、パスタとタラが絡みやすくなるからです。
木ベラを縦に使うと、潰しやすくなりますよ。
またタラのアヒージョを作った直後だと、スキレットが温まったままで、火を止めても加熱されてしまいます。行うときは、別のフライパンにアヒージョを移し替えてからがいいでしょう。
【2】
水で洗ったキャベツを、オリーブオイルと絡みやすくさせるために手でちぎり、1へ投入します。
【3】
熱湯を入れた深めの鍋に、パスタと塩を入れてパッケージの手順通りに茹でます。そしてそのときの茹で汁を2へ加えましょう。さらに塩を振りかけて味を整えます。
【4】
パスタが茹で上がったら3へ移し、オリーブオイルと絡めます。仕上げに黒コショウをかければ完成!
パスタを茹でるだけで、アヒージョからペペロンチーノへ大変身!タラのうまみが染みているペペロンチーノ、堪能してみてはいかがでしょうか。