スノーピーク「ランドブリーズPro.」の魅力を徹底解説 商品知識が豊富な二子玉川店店長に伺いました!
![画像: 編集部撮影:スノーピーク二子玉川店 渡辺岳店長](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/31/c23a57d67e54b962ae66d6cae476ecc912784a2c_xlarge.jpg)
編集部撮影:スノーピーク二子玉川店 渡辺岳店長
今回取材にご協力頂きました、スノーピーク二子玉川店の渡辺店長です。ご本人もアウトドアをがっつり楽しむヘビーキャンパーで、豊富な商品知識をお持ちで何を聞いても答えてくれます。
さて、早速本題のテントへ。
![画像1: 編集部撮影:ランドブリーズPro.3](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/30/65cd237580c0db390f7d4e529e6b7bea22a96894_xlarge.jpg)
編集部撮影:ランドブリーズPro.3
スノーピーク「ランドブリーズPro.」のサイズ展開は?
スノーピークのドーム型テントのベストセラー商品、ランドブリーズ。こちらが2020年、新たにPro.の名をもって生まれ変わりました。大きさは3種類、Pro.1、Pro.3、Pro.4です。
Pro.の後の数字は、使用人数ではありません。スノーピークのキャンピングマット2.5w(サイズ198×77×6.2(h)cm)が何枚敷けるか、という数字になります。Pro.1なら1枚、Pro.3なら3枚という具合です。
![画像: 編集部撮影:ランドブリーズPro.3の背面](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/31/d24a9de41650bcdf65df1a39f374749709ef4bb0_xlarge.jpg)
編集部撮影:ランドブリーズPro.3の背面
スノーピーク「ランドブリーズPro.」の"プロ”とは?
スノーピークのテントは、そのスペックごとにライン分けされております。
まず入門者向けに価格を抑えたエントリーライン。アメニティドームやエントリー2ルームエルフィールドといった製品がございます。低価格と言えども最低限以上の品質を備えており、人気の製品群と言えます。
スタンダードラインは、スノーピークが標準とするライン。従来からのランドブリーズや、リビングシェル、ランドロックなどが該当します。標準とはいえ、一般から見ると相当高スペックでキャンプにおいて必要十分以上の性能を備えます。
そして季節を問わず一年中快適に使えるプロラインは、より性能を重視するヘビーキャンパーにもおすすめのカテゴリーです。スタンダードライン以下でも季節を問わず使用可能ですが、それに輪をかけて耐久性を高め、より長い年月の使用に耐えうる商品が揃っています。
スノーピーク「ランドブリーズPro.」の仕様を解説! 従来品とフレームワークは同じだけど耐水圧が上昇・耐久性がアップ
ランドブリーズPro.シリーズの、従来のランドブリーズとの違いなどを見ていきましょう。
![画像1: 編集部撮影:ランドブリーズPro.1](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/30/db360d6b06471de7fdb651229aee610a917b27e1_xlarge.jpg)
編集部撮影:ランドブリーズPro.1
基本的なフレームワークは、従来と同様の魚座型です。フライシートの生地が、釘などが刺さっても大きく裂けにくいリップストップ生地となりました。ボトムの生地も300Dに変更され、耐水圧が10,000mmに上昇しています。
フライシート、インナーテントともに開放して出入り可能な箇所が増えました。マットや寝袋の搬入が捗りますね。
![画像1: 編集部撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/30/72ccb9b368f47908664c3a8d0e829c2599fb722b_xlarge.jpg)
編集部撮影
前室屋根のフレームに角度が付いて、空間が広がり出入りしやすくなりました。スノーピークのテントは耐風性を高めるために高さも抑えているものが多いので、これは腰痛持ちには嬉しい変更です。
![画像2: 編集部撮影:ランドブリーズPro.1](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/30/827840f8d1fe19f4775a8e13b0a890d564d78ac0_xlarge.jpg)
編集部撮影:ランドブリーズPro.1
フライシートのマッドスカートは廃止されました。「冬キャンプで使うなら、スカートは必要じゃないのか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
![画像2: 編集部撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/31/083edf7acfeea052649f610b96199c5ac8b02033_xlarge.jpg)
編集部撮影
寝室用テントはリビングに使われるシェルターとは違い、インナーテントで防風・防寒ができます。寝室内での防寒はシュラフをメインに、近代オートキャンプではホットカーペットなども使えますね。スカートは無い方が通気性が良くなり、撤収時の乾燥待ち時間も少なくなります。
![画像2: 編集部撮影:ランドブリーズPro.3](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/31/0c1fbb38169a4bbf9693ff6f13bdabf08ca92195_xlarge.jpg)
編集部撮影:ランドブリーズPro.3
インナーテントとフライシートにベンチレーターが追加され、通気性がこれまで以上に向上しました。下から入った空気が上から抜け、夏でも空気がこもらず快適に就寝可能です。
![画像3: 編集部撮影:ランドブリーズPro.3](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/30/fed6255383cdd878416e3238a7b5985cf62b7aab_xlarge.jpg)
編集部撮影:ランドブリーズPro.3
こちらは天井の内側。ベンチレーターは開閉可能で、寒い時には閉め切ることも可能です。
![画像3: 編集部撮影:ランドブリーズPro.1](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/30/071f73d964e0e01c4f5a0319a1cff0bf3c7d05ce_xlarge.jpg)
編集部撮影:ランドブリーズPro.1
フライシートのフロントパネルもフルメッシュになります。ランドブリーズにもあった機能ですが、Pro.ではここにも一工夫。
![画像4: 編集部撮影:ランドブリーズPro.1](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/30/d18318564018ff8e0ecce58c590a2523aaf04338_xlarge.jpg)
編集部撮影:ランドブリーズPro.1
フロントパネル開閉ファスナーに、開閉補助棒が付けられています。フロントパネルは屋根に傾斜があるため、内側から開閉する際には屈んで手を伸ばさなくては届きません。体がフライシートに当たり、結露で濡れてしまうことも。
この棒があれば、ファスナーに手が届きやすくなるというものです。
![画像4: 編集部撮影:ランドブリーズPro.3](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/30/c70a5872962d0babd35d68d6fd899af45fe87936_xlarge.jpg)
編集部撮影:ランドブリーズPro.3
こちらはPro.3の前室の屋根の内側。ライナーシート(インナールーフ)が追加され、結露予防・濡れ防止に役立ちます。Pro.1には無く、Pro.3とPro.4のみ標準で付属します。
考えられる機能は全て詰め込まれていると言っても過言ではないでしょう。
Pro.ラインですので、お値段は65,000円(税別)です。しかしこれだけのスペックで信頼性の高いスノーピークブランドと考えると、十分納得してしまいます。
![画像1: 【スノーピーク「ランドブリーズPro.」を徹底解説】 みーこパパが店舗で見学&店長さんに取材!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/02/05/18a101a9b095014f46b5cdb8562c987947ca623a.jpg)
スノーピーク「ランドブリーズPro.」と従来品「ランドブリーズ」を徹底比較 共通点・違いを表でわかりやすく解説◎
![画像3: 編集部撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/31/77e97ac005bdad6a4da3503c0316a4501da1000e_xlarge.jpg)
編集部撮影
新商品ランドブリーズPro.とランドブリーズの、スペックの相違点をまとめました。特に違う部分は太字にしてあります。
ランドブリーズPro.1とランドブリーズ2の違い
ランドブリーズPro.1 | ランドブリーズ2 | |
---|---|---|
サイズ | 225×165×135(h) | 225×165×127(h)cm |
収納サイズ | 61×19×23(h)cm | 60×18×23(h)cm |
重量 | 6.1kg | 5.5kg |
材質 | ■フライシート/ 75Dポリエステルリップストップ・ PUコーティング・テフロン撥水・ UVカット ■インナーウォール/ 68Dポリエステルタフタ ■ボトム/ 300Dポリエステルオックス・ PUコーティング ■フレーム/ ジュラルミンA7001(Φ9.5mm) | ■フライシート/ 75Dポリエステルタフタ・ PUコーティング・テフロン撥水・ UVカット ■マッドスカート/ 210Dポリエステルオックス・PUコーティング ■インナーウォール/ 68Dポリエステルタフタ ■ボトム/ 210Dポリエステルオックス・PUコーティング ■フレーム/ ジュラルミンA7001(φ11mm・φ9mm) |
耐水圧 | フライシート/1,800mmミニマム ボトム/ 10,000mmミニマム | フライシート/1,800mmミニマム ボトム/1,800mmミニマム |
対応人数 | 1~2名 | 1~2名 |
税別価格 | ¥65,000 | ¥59,800 |
![画像: ランドブリーズPro.1とランドブリーズ2の違い](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/31/f8fd14d2281ae22de5b91015eb09e61ea711d3f6.jpg)
サイズは前室スペースを含まない、インナーテントのみのサイズを表記しております。実際の設営時は前室の張り出し、張り綱を伸ばすスペースが必要になります。
![画像2: 【スノーピーク「ランドブリーズPro.」を徹底解説】 みーこパパが店舗で見学&店長さんに取材!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/02/05/b940b0e9ba0c66eab58bf9249b7a8dd5b64a3a2c.jpg)
ランドブリーズPro.3とランドブリーズ4の違い
ランドブリーズPro.3 | ランドブリーズ4 | |
---|---|---|
サイズ | 240×240×145(h) | 260×220×132(h)cm |
収納サイズ | 67×22×26(h)cm | 75×22×26(h)cm |
重量 | 9.2kg | 6.9kg |
材質 | ■フライシート/ 75Dポリエステルリップストップ・ PUコーティング・テフロン撥水・ UVカット ■インナーウォール/ 68Dポリエステルタフタ ■ボトム/ 300Dポリエステルオックス・ PUコーティング ■フレーム/ ジュラルミンA7001 (Φ9.5mm、Φ11mm、Φ12mm) | ■フライシート/ 75Dポリエステルタフタ・ PUコーティング・テフロン撥水・ UVカット ■マッドスカート/ 210Dポリエステルオックス・PUコーティング ■インナーウォール/ 68Dポリエステルタフタ ■ボトム/ 210Dポリエステルオックス・PUコーティング ■フレーム/ ジュラルミンA7001(φ11mm・φ9mm) |
耐水圧 | フライシート/1,800mmミニマム ボトム/ 10,000mmミニマム | フライシート/1,800mmミニマム ボトム/1,800mmミニマム |
対応人数 | 3~4名 | 3~4名 |
税別価格 | ¥79,800 | ¥69,800 |
![画像: ランドブリーズPro.3とランドブリーズ4の違い](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/31/f09826b53cdc7f9182303f5ddb89852a32b77036.jpg)
左右対称シンメトリーデザインのランドブリーズPro.3とランドブリーズ4。双方ともポール交点の多いフレームワークで、風に対して無類の強さを誇ります。
![画像3: 【スノーピーク「ランドブリーズPro.」を徹底解説】 みーこパパが店舗で見学&店長さんに取材!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/02/05/821c3072cf5587bf022a8f66daada21971bb1b41.jpg)
![画像4: 【スノーピーク「ランドブリーズPro.」を徹底解説】 みーこパパが店舗で見学&店長さんに取材!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/31/42c588fc1a3db0bb4030ae7946b023c74771521d.jpg)
○ セット内容:テント本体、本体メインフレーム(×1)、本体Wクロスフレーム(×2)、前室フレーム(×1)、ジュラルミンペグ(17cm×18)、自在付ロープ(2m×3、2.5m×2、2又4m×2)、シームシーリング...
ランドブリーズPro.4とランドブリーズ6
ランドブリーズPro.4 | ランドブリーズ6 | |
---|---|---|
サイズ | 310×300×165(h) | 300×300×162(h)cm |
収納サイズ | 75×24×28(h)cm | 75×23×27(h)cm |
重量 | 11.9kg | 9.8kg |
材質 | ■フライシート/ 75Dポリエステルリップストップ・ PUコーティング・テフロン撥水・ UVカット ■インナーウォール/ 68Dポリエステルタフタ ■ボトム/ 300Dポリエステルオックス・ PUコーティング ■フレーム/ ジュラルミンA7001 (Φ11mm、Φ12mm) | ■フライシート/ 75Dポリエステルタフタ・ PUコーティング・テフロン撥水・ UVカット ■マッドスカート/ 210Dポリエステルオックス・PUコーティング ■インナーウォール/ 68Dポリエステルタフタ ■ボトム/ 210Dポリエステルオックス・PUコーティング ■フレーム/ ジュラルミンA7001(φ11mm・φ9mm) |
耐水圧 | フライシート/1,800mmミニマム ボトム/ 10,000mmミニマム | フライシート/1,800mmミニマム ボトム/1,800mmミニマム |
対応人数 | 4~6名 | 4~6名 |
税別価格 | ¥98,000 | ¥92,800 |
![画像: ランドブリーズPro.4とランドブリーズ6](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/01/31/ce1c89499a5d2b75667db3e36c3aa586276ba05f.jpg)
ラインナップ中最大のサイズとなる、ランドブリーズPro.4とランドブリーズ6。こちらもポール交点が多いフレームで、風への耐久性を高めております。
![画像5: 【スノーピーク「ランドブリーズPro.」を徹底解説】 みーこパパが店舗で見学&店長さんに取材!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/02/05/97e26a5ad228e5d986dbf5ba3380fcb579c21f51.jpg)
![画像6: 【スノーピーク「ランドブリーズPro.」を徹底解説】 みーこパパが店舗で見学&店長さんに取材!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/02/05/462c088dd601b00f247c96d3792cc00609481a41_xlarge.jpg)
ランドブリーズPro.3とランドブリーズPro.4のみ、ライナーシートが付属します。
ソロなら「Pro.1」、2~3人なら「Pro.3」、4人~なら「Pro.4」という選択ですね。スノーピークのドーム型テントの決定版とも言うべき、新製品ランドブリーズPro.シリーズ。既にリリース済みですので、購入可能です!
【口コミをチェック】ランドブリーズプロシリーズを実際に使っているキャンパーさんのSNSをご紹介!
ランドブリーズpro3を使っているキャンパーさん。窓が多いので涼しく、細かな機能が備わったテント、とのこと。ただし、設営撤収に慣れるまで少し時間が必要なようです。
「ランドブリーズPro.」はテントの現物もある店舗で購入するのがおすすめ! スノーピークの知識豊富な店員さんに質問も可能
![画像4: 編集部撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/02/05/c57ee2ae6a1693c4d410cd28a779d2fd1fa39fcb_xlarge.jpg)
編集部撮影
今回取材にご協力頂きました、スノーピーク二子玉川店店は東京都内最大級のスノーピーク店舗で、テントの現物を実際に見て検討できます。高い買い物ですので、不明な点などがあればお店の方にどんどん質問してみましょう!
次の記事では、スノーピークの新ギアについてご紹介します。