写真がちょっと上手くなるコツ&構図とは? 簡単ですぐ実践できるポイントをご紹介
「写真を撮るのが楽しいから、もうちょっと上手くなりたいなあ」
この記事では、カメラを買ったばかりの方に向けて「ちょっとだけ写真がうまくなるコツ」をお伝えします。
内容は、以下の4つ。
- 【初級編】写真の「水平」と「主役」を意識するだけ! 基本の構図の決め方
- 【中級編】写真の構図を4つおさえよう!
- 【応用編】夜の写真を撮ってみよう! 撮り方とカメラ設定のポイント
- 【番外編】もっと写真を楽しもう! お出かけやアウトドアでの撮影のポイント
筆者も写真のプロではなく、まだまだ勉強中ではありますが、それでも一応Webメディアや冊子・書籍などで文章を書く仕事に付随して撮影させてもらうことも増えました。プロじゃないからこそ、簡単ですぐに実践できるコツをお伝えできたらと思います!
ちなみに、わたしがメインで使っているのは、Canonのミラーレス一眼レフ「EOS M5」です。初心者向けだったことと、小さくて持ち運びが便利だという理由で選びました。もう2年以上使っています。
また、今回お伝えする内容はスマホでも実践できるものがほとんどなので、カメラを持ってない方もぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです!
【初級編】写真の「水平」と「主役」を意識するだけ! 基本の構図の決め方
まずは、「写真を撮るときにどんなことを考えているか」というポイントから。
わたしが構図を決めるときに意識しているのは「水平」と「主役」の2つです。それぞれくわしく説明していきます。
写真の構図が「水平になっているかどうか」を意識する
あえて斜めに撮る場合ではない限り、写真がしっかり水平になっているかどうかを気にして撮影しています。例えば以下の写真。
水平を意識することで写真が安定し、パッと見でも安心感を与えられる気がします。
写真の「主役」を決めてから撮る
何を主役にしたい写真なのか、決めてから撮るようにしています。例えばこちら。
いろいろな物が写っていますが、この写真は何を主役にしたかったか、わかりますでしょうか…?(伝わらなかったらどうしよう…笑)
これは「焚き火」を主役にしたかったので、真ん中に焚き火を置いた構図にしてピントを合わせ、ほかの物が背景になるようにしています。
まずは基礎である「水平」と「主役」を意識するだけで、写真の撮り方もおのずと変わってくる感じがするので、ぜひ意識して撮影してみてください!
【中級編】写真の構図を4つおさえよう!
次は、わたしがカメラ初心者のときに最初に覚えた4つの構図をご紹介します。
写真にはいろんな構図の型がありますが、正直わたしはそんなにたくさん頭の中に入れることができなかったので(笑)、この4つを今も意識しつつ「このシチュエーションだったら、あの構図で撮りたいな」とファインダーをのぞきながら決めています。
基本的な構図でもあるので、まずはこの4つの構図に挑戦してみるのがおすすめです!
1)日の丸構図
写真のどまんなかに主役を置く「日の丸構図」です。
主役がパッと見でもわかりやすいので、見た人にも主役に注目してもらいやすくなる構図だと思います。まわりはごちゃごちゃさせずに、スッキリとした写真にするのがおすすめです。
2)二分割構図
写真を上下もしくは左右で二分割する「二分割構図」です。この写真は上下で二分割しています。
わたしは風景を撮影するときに、よく二分割構図を使います。今回の写真は湖と空の分かれ目で二分割に。富士山がまんなかにあるので、ちょっと日の丸構図っぽい感じも。
3)三分割構図
写真を三分割して構図を決める「三分割構図」です。この辺から、ちょっとわかりにくいと思うので、くわしく説明しますね。
カメラはもちろん、スマホのカメラ機能でも、このようにガイドが出ているのを見たことはありませんか?
これは三分割のガイドで、上中下、左真中右でそれぞれ三分割されています。カメラもスマホも、設定によってこのガイドを出すことができます。
そして、このガイドの交点に「主役」を置くと、安定した構図になるんです。
また、先ほどの二分割構図と同じく、この三分割の線に空や海などを区切る風景写真もおすすめです。
4)トンネル構図
まんなかの主役の注目を集める「トンネル構図」です。
この写真だと、周りの葉っぱと地面の緑で主役を囲んでトンネルのようにしています。
もっとわかりやすい写真だと、こちら。
このように、窓を使うとわかりやすく「額縁」のようになって、その額縁(=トンネル)の中にあるものに注目が集まりますよね。
トンネル構図は結構難しくて、なかなか見つけることができないのですが、だからこそ「ここならトンネル構図ができる!」と発見したときのうれしさがあります。みなさんも、ぜひ探してみてください。