【レビュー】MSRのテント「エリクサー2」を実際使っている女子キャンパーに聞いてみた！（後編）

筆者：それでは整理しますけど、「最初に購入するべきテント」を検討する課程でMSRに出会い、そこを調べていくうちにモステントの存在を知り、背中を押した・・・って感じで概ね間違ってないですか？

筆者：まあ趣味の物を買うってことは、その機能性やデザインだけじゃなく、バックボーンストーリーを買うことでもありますもんね。

筆者：そうですよね。
またちょっと話が逸れますが(笑)、恐らくモステントへの憧憬って、カメラで言うとライカの立ち位置に似ているかもしれません。
機能性や価格面では日本製の方が優れているのは誰にも異論はないはずなのに、世界中にライカへの憧れというのは厳然として存在しているんですよね。
ライカというメーカーはまだ現存していますが、そういう「憧れ」の部分が無ければモノクロしか撮れないデジカメに100万円も出すような酔狂な人が世界中に一定数いる理由が説明出来ませんもんね。

筆者：スイマセン・・また話が逸れました(笑)

筆者：確かにそうですね。
SRという（素晴らしい）オートバイが人々の支持を失わないのと似てるのかもしれませんね。

筆者：いい加減話を戻しますね(笑)

筆者：それで、実際エリクサーを使ってみての感想は如何でしたか？

筆者：あのテント、どうしてもあの洗練されたデザインに目が行きがちですけど、
冷静にテントとして見ると実によく考えられていますよね。

筆者：まず出入り口が二つあることに感心しました
あれですと、片方を出入り口に、片方を荷物置き場に利用できますもんね！

筆者：フライだけで自立するんですか？

筆者：それじゃあ，気候のいい時はその下にマットとシュラフだけ・・・みたいな半野宿スタイルも可能ですね！
まあ女性にはオススメ出来ないかもしれませんが・・・

筆者：あとは雨の日の宴会スペースとか。

筆者：僕が思うに、エリクサーって、（所謂「山岳テント」よりも）居住性を重視した「ツーリングテント」と呼ばれるジャンルの他社製品をかなり研究したんじゃないかと思える作り込みですよね。

筆者：そのバランスが絶妙ですよね。
そして（繰り返しになりますが）、MSRのテントの中では比較的リーズナブルなのも魅力ですよね！

筆者：あの価格ですと、充分モンベルさんのテントと競合出来ますもんね。
国内メーカーの定評あるテントと1万円の差はありませんし。
あの機能性にプラスして「モステントの血統を受け継ぐ」というストーリーも手に入れられるのなら、充分お釣りがきますよね。

筆者：それじゃあズバリＳさんにとってエリクサーの満足度は100点満点で何点でしょうか？

筆者：それは本当に幸運な出会いでしたね！
物にとってもユーザーにとっても！

筆者：ここまでお話を伺っていると、Ｓさんはテントだけでなく、キャンプ用品全てに「このアイテムに辿り着くまで」の物語がありそうですね！

筆者：機会があれば、また他のアイテムに関しても是非お話を聴かせてください！
そしてMSRのテントとの至福の時間を末永くお過ごしくださいね！
本日は長々とどうもありがとうございました！