コールマン「タフスクリーン2ルームハウス」をレビュー! ファミリーキャンプ初心者におすすめの魅力がいっぱい
「タフスクリーン2ルームハウス」の魅力を5つ、ちょっと気になる点を2つ解説していきます。
魅力1:寝室とリビングの2つの部屋として使える
テント=寝るところ、というイメージがあるかと思いますが、このテントは寝室だけでなく、リビングもあります。
上記左写真の奥が寝室で、インナーシートと呼ばれる内側のシート内部を指します。
一方、手前の空間はフライシートと呼ばれる外側のシートだけの空間であり、これがリビングとして使用できます。
昼間はリビングでイスやテーブルを置いてくつろいだり、食事したりして過ごし、夜は寝室でぐっすり眠るという使い方ができます。
著者の妻は虫嫌いなので、このリビングが全方向覆われる仕様でほぼ虫は入らないように使えるのは大変ありがたいポイントです。
また、もう一つの使い方として、上記右写真にあるようにインナーシートを使わずに2ルームを両方ともリビングとしても使用できます。
全方向覆える大きなタープとしても使えるため、日帰りのデイキャンプに重宝しています。
魅力2:高さもある広々空間
一番低い場所でも170cmの高さがあるため、テントにしては十分な高さがあります。背の高い方はやや屈むかもしれませんが、中央部近くならほぼ問題なく過ごせます。
魅力3:別売りタープ不要 雨の日でも安心!
リビング空間のあるテントなので、そこを日陰として十分使えますが…さらにタープを伸ばすことができます。
テント入り口部分のシートを2本のポールで支えれば日陰を作ることができます。
別売りのタープを買わなくてもこのタープ付きテントで足りますね。
ただしタープ部分は小さめなので、おまけ程度と思っておくと購入後のギャップが少ないでしょう。
魅力4:4方向メッシュ製で、通気性も抜群!
テントはその形状から夏は内部が「もわっ」と熱くなりがちですよね。
しかし、このテントには前後左右の4方向を通常のシートからメッシュに切り替える(=網戸にするイメージ)ことが可能です。
4方向をメッシュにする際には、正面部分はタープをたたんでフライシートだけをめくりあげます。左右はフライシートをめくりあげるだけでOKです。
後方はフライシートをめくり、さらにインナーシートを一枚めくりあげればメッシュ生地が露出します。
そうすることで、4方向で空気の循環ができるため、かなり熱さを軽減できます。
真夏は高原など涼しい地域でもテント内は蒸し暑くて昼間はとて中では過ごせなくなる時が多々あります。
そんな時にはこのメッシュ生地にできる機能を使って乗り切りましょう。
魅力5:初心者にうれしい簡単設営
初めてのテント設営はなにから手をつけていいのかわからないこともありますよね。
しかし、このテントは色付きポールとその色に対応した差込口があるので、どこに刺したらいいかもすぐわかります。(写真の例では赤のポールに対応した赤色の差込口)。
また、アシストグリップが付いており、一人でも設営できる仕様になっています。
筆者も以前一人で設営してみたところ、多少苦戦はしましたが、1時間ほどで設営することができました。
一人設営も慣れてくればもっと早くできるようになるでしょう。
ただ、一番初めは説明書片手に四苦八苦しながらの設営になりますので、複数人で協力しながらの設営をおすすめします。
気になる点1:大きなテントゆえの重量感
16㎏というかなりの重量がデメリットでしょう。広々空間2ルームでタープ付きという豪華な仕様なので、やむを得ないところではありますが、やはり重いです。
子供や女性は一人で持てないかもしれません。
男性でもかなりの重労働ですので、車をテントの隣におけるオートキャンプ場を選ぶか、テント設営場所が駐車場から遠いキャンプ場ではアウトドアワゴンなどのキャリアーが必要になりそうです。
キャンプ場によってはキャリアーを無料レンタルしているところもありますので、事前に調べておくと良いですね。
気になる点2:大人気商品ゆえに同じテントと被ることも
大人気のテントで多くの人が使っているため、実績はばっちりで信頼できますが、一方で独自性にこだわる方にとっては他のキャンパーとカブることもありえます。
著者も何度かカブった経験があります。
もちろん、そんなことは気にしないという方には不要な心配ですが、人と同じモノは嫌だ!という人にはデメリットになりえます。