キャンプ場でよく見かける初心者キャンパーさんの気になるマナー
最近、多くのキャンパーたちと交流をしている中で「夏はキャンプをしません」というお話を、度々聞くようになりました。理由を聞くと「音楽を大音量で流して、大声で叫んだり歌ったりする若者が増えてきた。またファミリーでも、子供を自由にさせたまま、ほかのサイトに迷惑をかけていても何も言わない、叱りもしない親が増えてきた。自然を楽しみに行くのに、嫌な気分になることが多いから、マナーのない人たちが増える夏はキャンプにはいかない」とのことでした。
確かに私もキャンプをしたり、バーベキューをしたりすると、偶然かもしれませんが必ず1組以上は「音楽を大音量でかけ、お酒を飲みながら踊る若者」や「テントやタープ、それ以外の置いてあるものに勝手に触って遊ぶ子どもや叱らない親」と残念ながら出会ってしまいます。その時に感じるのはわざとではなくわかってないんだなあという印象でした。
例えば、その若者たちはクラブやフェスのような楽しみ方をアウトドアでしてるだけ、ファミリーは公園で遊ばせてる時と同じ状況なだけなのでは? つまりルールやマナーがあることを知らないと気づいたので、今回この記事を参考にキャンプ場でのルールやマナーを考えていただけたらと思います。
キャンプ場のルールを知らなかったからでは済まされないこと
アウトドアでキャンプをするので危険なものがたくさんあることを認識する
キャンプというのは、自然を楽しむだけではなく自然の中で寝食するために、しっかりテントを立てなければなりません。その際に、ハンマーやペグなどを使います。それ以外にも火を起こすための薪を切る斧や調理をするためのナイフ、そしてガスなどに比べて加減がしにくい焚き火など危険なものがたくさんあります。これらを踏まえて、普段の家での生活とはまったく異なるということを、必ず意識してみてください。
そして、そんな危険な場所でお子さんを自由に遊ばせていて、けがをしてしまった場合、キャンパーもお子さんも結果としてどちらも楽しくないものになってしまいます。また危険がわからないお子さんがタープ紐で遊んでしまい、その結果タープが倒れ焚き火が燃えうつってしまったら大惨事になってしまいます。このようなことが起こらないように、キャンプ場では最低限のルールやマナーが必要となってくるのです。
アウトドアの楽しみ方は、人それぞれではありますが、ご自身たちのスタイルを決めつつ、ほかにも違うスタイルでアウトドアを楽しむ人に、お互いに迷惑をかけない意識で楽しめるといいかと思います。
具体的なルールやマナーについて知る方法
まずはキャンプをする場所や施設のルールを知る
まず一番に守らなければいけないのは、キャンプ場のルールです。キャンプあるいはバーベキューをする場所の施設や公園などのルールを必ず確認してください。それらのルールは、ホームページや施設内の看板などに掲示してあります。
すべて覚えるのは難しいと思いますが、そのルールを一読して「へえ、そうなんだ」と感じたことは、メモをするか意識して頭に入れておきましょう。例えばご自身が住んでいる県とは違う県でキャンプに出掛けた場合、ごみの分別の仕方が異なる場合があります。また使用している袋も違う場合があるので、ごみの分別はルールに従うようにしなければならない、といったことです。
次にマナーについて考えてみましょう
アウトドアのマナーというと、なんだか自由な感じがなくなり急に楽しくなくなってしまうかもしれません。しかしあまり難しく考えず自分以外に迷惑をかけないことが大事だと思います。例えば、「ニンニク料理大好きだからバーベキューでたくさん食べたい!」となったときに、隣のサイトへニンニクの匂いがプンプン流れてしまっては迷惑だと思います。「じゃあ私はキャンプでニンニク食べられないの?」ではなく、お隣と距離の取れるキャンプ場を予め選びましょう。
例えば、サイトがものすごく広い場合やフリーサイトのキャンプ場などだとお隣との距離を取ることが可能になります。そうすると誰にも迷惑かけることなく、自分の望みも叶えることができるようになりませんか? 少しの気遣いでお互いが快適に過ごせること=マナーになるので心がけてみましょう!
キャンプ場ではルールとマナーの徹底を
今回は簡単にルールやマナーのお話をお伝えさせていただきましたが、大切なのは誰もがアウトドアで快適に過ごせる気遣いをお互いにして楽しみましょう! ということです。キャンプ場は老若男女、様々な人たちが集まり、お子さんを自然の中で遊ばせたい、ゆっくり自然を眺めてぼんやりしたいなど、それぞれのスタイルでアウトドアを楽しんでいます。お互いに楽しく良い時間を過ごせる気遣いができると、より素敵な時間になるのではないでしょうか?
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