濡らしたタオルで拭くだけでもOK ドライシャンプーや除菌シートなど市販グッズを使うとさらに効果的
近年はアウトドア向けの対策グッズも多く販売されています。例えば、拭くだけで汗や身体に付いた汚れを除去できるものや、臭いを除去するもの、除菌対策グッズなどがあります。
水やお湯で塗らしたタオルで体を拭くときも、市販のグッズをプラスすると、よりサッパリし疲れた身体を癒す効果も得られます。
頭皮や耳の後ろ、足の裏、脇の下など、身体の箇所によっても付着する汚れや、汚れ方が異なりますので、色々な対策グッズを使い分けてみましょう。
【頭・髪の汚れ】ドライシャンプーがおすすめ 手袋タイプは液だれや拭き取りなど手間がなく簡単に洗える
頭皮や髪の汚れ落しにはドライシャンプーがおすすめです。水無しで洗髪ができ、べたつきを抑えます。乾いた髪に塗布し、頭皮と髪をマッサージした後、タオルで拭き取ってください。
パウダー、スプレー、泡タイプや、1回分として個包装になっているものもあります。また、手袋タイプは液だれの心配も拭き取りの必要もないのでとっても便利ですよ。お好みに応じて使い分けてください。
【顔】拭き取りシート(ノンアルコールタイプがおすすめ)で! 食用の重曹+クエン酸で炭酸洗顔も
顔の汗や油の汚れには、ノンアルコールタイプの拭き取りシートがおすすめです。お子さまにも使え、肌への負担も少なくすみます。汚れやすい箇所はTゾーン(額から鼻筋にかけて)と、耳の後ろ、えりあしなどです。女性はメイク落しシートを使っても良いですね。
また100ccの水やお湯の中に、10gほどの食用重曹や食用クエン酸を少し入れ、その水で洗顔をするとさらに効果的。重曹は皮脂や分泌物などの油性の汚れを落とす働きがあります。選ぶ際は食用を選びましょう。
それぞれどちらかを入れても効果がありますが、両方を入れると炭酸が発生し、炭酸洗顔ができます。炭酸洗顔は洗浄力も強いので、顔の汚れをすっきりと落とせますよ。
【豆知識】手のひら・膝の裏・足の裏は雑菌が繁殖しやすい! 除菌シートでこまめに拭き取ると虫除けにもなる
足の裏や手のひら、膝の裏は、菌が繁殖しやすい箇所なので、除菌シートや除菌スプレーでさっと拭き取りましょう。特に足の裏は、蚊を寄せ付ける常在菌の宝庫。拭き取るだけでも蚊除けの効果があります。
また、市販のスプレーでなくとも、上でご紹介した食用重曹や食用クエン酸水をスプレーボトルに入れて、背中や足などに拭きかけた後、タオルで拭き取るのもおすすめです。
【代用アイテム】ドライシャンプーやシートがないときに役立つ3つ方法 塩やベビーパウダーでリフレッシュ!
キャンプにドライシャンプーや拭き取りシートなんて持ってきてない…という方には、キャンプ道具の中で代用できるものや、その他のサッパリする方法をご紹介します。
塩
調味料の代表格である塩。実は石鹸やシャンプーなどを使わない「塩浴」という方法があります。塩は皮脂や臭いを吸収してくれるので、汗をかきやすい夏や、海辺のキャンプで髪や身体がベタついたときなどに活用できます。
<使い方>
頭皮や髪、汗でべたつく箇所に塩(粗塩)を塗布し、しばらく時間を置きます。頭皮は手で軽くマッサージ、髪はブラシでとかし、身体は軽くこすります。その後、タオルを水に濡らして絞り、丁寧に拭き取ります。
ハッカ油
ハッカ油は虫よけの他に、清拭剤としても活用できます。ミントの香りがアロマ効果と爽快感をもたらしてくれます。ハッカ油は容器も小さく、キャンプ道具の中にひとつ入れておいても邪魔になりません。
<使い方>
濡れタオルにハッカ油を1~2滴垂らし絞ります。首まわりや脇の下、足の裏、頭皮や髪など、汗で汚れやすい箇所を拭きます。ミントがスーっとしてサッパリします。
ベビーパウダー
あせも対策や美容のためにベビーパウダーを使っている人も多いのではないでしょうか。実はベビーパウダーには皮膚の軟化作用や殺菌作用があり、ドライシャンプーの代用品として使うことができます。髪がサラッとなり、ベビーパウダーの優しい香りがして癒し効果も得られます。
<使い方>
ティースプーン1杯程度のベビーパウダーを手に取り、頭皮に揉みこみながら髪全体に行き渡らせた後、ブラシで丁寧にとかします。