「メスティン」ってご存知ですか? 多くのキャンパーに人気のいわば「飯盒」(はんごう)のようなもので、ご飯を炊くのはもちろん、焼く、煮る、蒸す、燻製することができるアルミ製の万能ギアです。他のキャンパーが調理時に使っているのを見て、気になっていた人もいるのではないでしょうか? 今回はそのメスティンを使う時のポイントと、おいしくて簡単に出来上がるレシピをご紹介しましょう。ごはん系、おつまみ系、スープ系のメニューをピックアップしたので、レシピのレパートリーを増やしたいと思っている人も必見ですよ!
オプションのメッシュトレイを有効活用 燻製器・ダンボール不要で、たった10分で本格的な味わい!
【レシピ2】おつまみにぴったり! メスティンで燻製
燻製器や段ボールで燻製をすると、かなり時間がかかるもの。ソロキャンプで燻製をするのはちょっと面倒ですね。けれど、メスティンでの燻製ならなんと10分でできちゃうのです。メスティンのオプション小物「メッシュトレイ」を使って燻製を作ってみましょう。
材料(一人分)
- アルミホイル:鍋に敷く分
- 桜チップ:ひとつかみほど
- 燻製をしたい食材
(おすすめ:ゆで卵、チーズ、ソーセージ、ゆで帆立、ベーコン、ナッツなど)
作り方
- メスティンの鍋底とサイド部分にアルミホイルを敷きます
- その上に桜チップをひとつかみほど置きましょう
- メッシュトレイを敷き、お好みの食材を置きます
- 弱火で10~15分ほど火にかけます
- 煙が少しずつ出る程度に火加減の調節をしましょう
これで完成! !
ポイント
燻製は煙が味の決め手なので、煙を絶やさないよう火加減を調節することがおいしさの秘訣です。
生の食材は時間がかかるので、火の通ったものや加工品でやってみましょう。ガスバーナーを使うときは、ガス缶が熱くなりすぎていないか確認しましょう。心配な場合は固形燃料がおすすめです。
具材を切って入れたら煮込むだけで完成! あらかじめ具材を切って持っていくと手間をさらに減らせる
【レシピ3】心も体も温まる! 入れるだけ「ポトフ」
キャンプの夜は、夏でも冷え込むことがありますね。そんなときは、温かな焚き火にあたりながら野菜たっぷりの具沢山スープを食べると、幸せなひと時が過ごせますよ。メスティンならあっという間で 旨味も凝縮! 具を入れるだけで、美味しく栄養たっぷりのポトフができます
材料(一人分)
- ジャガイモ:1個
- 人参:1/8本
- 玉ねぎ:1/4個
- キャベツ:1枚
- ソーセージ:3本
- コンソメ:1個
- 塩:適量
- 水:200CC
作り方
- 野菜を切って水とコンソメを入れたら火にかけます
- 野菜が柔らかくなったら塩で味を整えます
これで完成! !
ポイント
旨味が出るものであれば、ソーセージの他にベビー帆立や、鶏肉もおいしいですよ。ミルクを入れたらミルクスープとしても味わえます。さらに体があたたまりますよ。
メスティンがあればキャンプ飯の幅が広がる! 燻製や蒸し料理にも挑戦してみよう
メスティンはコンパクトで軽いので持ち運びがしやすく、またアルミ製なので熱伝導率も高く、短時間でおいしい「キャンプ飯」ができます。まさにソロキャンプにぴったり。これを使って、ご飯やスープだけではなく燻製や蒸し料理などにも挑戦してください。万能ギアのメスティン。ぜひともキャンプグッズのひとつに検討してみませんか。きっとキャンプの楽しさが広がるはずですよ。