アルコールストーブ(アルコールバーナー)は軽くて愛らしいサイズにもかかわらず、焼く・茹でる・蒸すなどの調理でも困らない火力を誇ります。いくつか持っていれば、散歩やピクニック、お花見など様々なアウトドアシーンで活躍します。今回はおすすめのアルコールストーブ10種をご紹介します。
この記事でわかること
- アルコールストーブとは何か、及びその特徴やメリットが分かる
- アルコールストーブとガスストーブの違いが分かる
- アルコールストーブのおすすめ商品が分かる
※本記事はプロモーションが含まれます。
- アルコールストーブとは?
- キャンプにおすすめ!アルコールストーブ10選
- 【おすすめアルコールストーブ①】トランギア(trangia) 防風・防寒で便利
- 【おすすめアルコールストーブ②】ソロストーブ(SOLO STOVE) 簡単消火&火力調整可能
- 【おすすめアルコールストーブ③】エバニュー(EVERNEW) 約45gと断トツの軽さ!
- 【おすすめアルコールストーブ④】エスビット(Esbit) 価格に重点を置く人向け!
- 【おすすめアルコールストーブ⑤】アウトファン(Outfun) 充実の付属品なのに超低価格!
- 【おすすめアルコールストーブ⑥】トークス(TOAKS) シンプルさにこだわりたい方に最適!
- 【おすすめアルコールストーブ⑦】NCNL(NO CAMP NO LIFE) 低価格でありながら多機能!
- 【おすすめアルコールストーブ⑧】バーゴ(VARGO) ヤカンや鍋なども使用できる!
- 【おすすめアルコールストーブ⑨】スノーピーク(snow peak) 「火焔ストーブ コーエン」
- 【おすすめアルコールストーブ⑩】ダイソー(DAISO)「アルコールストーブ 」
- アルコールストーブ使用時の注意点
- アルコールストーブの用途とおすすめの付属品
- アルコールストーブは自作もできる!アルミ缶を使った作り方を解説
- 小型で持ち運びに便利!アルコールストーブはソロキャンプやツーリングにぴったり
アルコールストーブとは?

アルコールストーブは、燃料にアルコールを使用する燃焼器具で、「アルコールバーナー」や「アルスト」などとも呼ばれています。
ここではアルコールストーブの特やメリット、ガスストーブとの違いなどを解説します。
アルコールストーブの特徴は?
アルコールストーブの特徴として、以下のような点が挙げられます。
特徴
- 比較的小型で、軽量かつコンパクトに持ち運べる
- シンプルな構造で火力調整が不要かつ、故障しにくいので初心者でも扱いやすい
- 燃料のアルコールは安価で手に入りやすく、手軽に利用できる
- 燃焼中は静かな火が出るので、炎のゆらぎを眺めながらリラックスできる
ガスストーブとの違いは?
アウトドア向け燃焼器具には、燃料にガス缶を使用するガスストーブ(ガスバーナー)もあります。
アルコールストーブと大きく違う点として「燃料の違い」が挙げられ、使用感としても以下のような差があります。
アルコールストーブとガスストーブの違い
- ガスストーブは火力調整が簡単にできるうえに、アルコールストーブよりも火力がある
- ガスストーブは製品によって「低温に強い」「風に強い」などの特徴を持つケースもある
- アルコールに比べるとガス缶は割高かつ、携帯性に劣る
手軽さではアルコールストーブに軍配が上がるものの、より高い性能を求めるのであればガスストーブがおすすめです。
▼ガスを燃料とするストーブ(バーナー)のおすすめはこちらでチェック!
キャンプにおすすめ!アルコールストーブ10選
ここではキャンプにおすすめのアルコールストーブを10点まとめて紹介します。
【おすすめアルコールストーブ①】トランギア(trangia) 防風・防寒で便利
トランギア(trangia)のアルコールストーブは、メスティンというクッカーと並ぶ、同社製の代表的なアイテムです。メスティン本体の中(弁当箱のように中が空洞)にアルコールストーブとアルコール燃料、ガスライターを収納して持ち運べば、どこでも調理やコーヒータイムを楽しむことができます。
アルコール燃料を2/3程度注入して点火すると、約25分間燃え続けます。風や低温に強いので、強い風が吹く海や山、冬場のキャンプでも使用できます。本体の他に、消化蓋と火力調整蓋が付属し、開閉することで火加減を調節できます。本体に残った燃料は蓋を閉めて持ち帰ることも可能です。

【おすすめアルコールストーブ②】ソロストーブ(SOLO STOVE) 簡単消火&火力調整可能
独自の二重構造によって燃焼効率の良いネイチャーストーブを販売する「SOLO STOVE(ソロストーブ )」。ソロストーブのアルコールストーブは、ネイチャーストーブ製品『solo stove titan(タイタン)』と『lite(ライト)』にすっぽり収まる設計になっています。
ハンドル付きの蓋で簡単に消火でき、消火蓋のレギュレーターをハンドルで操作することで火力調整も可能です。ソロストーブのアルコールバーナーは、コンパクトながら機能性を兼ね備えたアルコールストーブになっています。
ゴムパッキンがついているので中に燃料を入れたまま運搬できるというのがこのアルコールバーナーの最大の魅力です。

【おすすめアルコールストーブ③】エバニュー(EVERNEW) 約45gと断トツの軽さ!
エバニュー(EVERNEW)には真鍮製のアルコールストーブもありますが、チタン製は群を抜いた軽量さが魅力です。消化蓋や火力調整蓋が付属しないにもかかわらず、購入する人が後を絶ちません。真鍮製の総重量が約150g前後なのに対し、チタン製はわずか45g前後。燃焼時間は短いですがその分火力が強く、お湯を沸かすなどの短時間使用に向いています。
軽さ以外にもチタン製品は鉄やアルミ以上の強度があったり、さびにくいという特徴もあります。また使いこむうちに焼き色が付き、独特の風合いになるので、その変化を楽しむ人も多くいます。

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【おすすめアルコールストーブ④】エスビット(Esbit) 価格に重点を置く人向け!
エスビット(Esbit)のアルコールストーブは真鍮製で、消化蓋と火力調整蓋が付属します。エスビット製とトランギア製は共に真鍮製同士で比較されることが多いのですが、エスビット製を選ぶ人は価格に重点を置いている人が多いです。初めてアルコールストーブを購入する人や、試しに使ってみたいという人に人気です。
またエスビット製には取っ手が付いてるので、消火や火力調整がより簡単にできるという点も初心者に人気の一因でしょう。重量で比較してもトランギア製が約120g前後なのに対し、エスビット製は約92g前後と軽量です。

【おすすめアルコールストーブ⑤】アウトファン(Outfun) 充実の付属品なのに超低価格!
筆者は、このアルコールストーブを購入しようと思っています。安価な点が決め手となりました。蓋と火力調整蓋の他に、ゴトクと携帯用の袋が付属します。ゴトクを含めると若干重量は増しますが、不要な時は本体と蓋だけを袋に入れて持ち運べる点も魅力です。
これだけの付属品がありながら1,000円台の価格帯なので、初めて購入する人や、他のストーブと比べてみたい人、試しに使ってみたい人などにおすすめです。筆者は自作のアルコールストーブと比較してみたいと思います。

【おすすめアルコールストーブ⑥】トークス(TOAKS) シンプルさにこだわりたい方に最適!
トークス(TOAKS)のチタニウムアルコールストーブは、シンプルな見た目が好まれているアルコールストーブです。着火までも非常に速く、愛用者が多いのも納得の使い勝手の良さが魅力です。五徳や消火フタ、そして火力調整ないため、別途用意する必要があるものの、アイテムを少しずつ揃えてアウトドアの目的にあわせて使いたいという方には最適です。
お湯を沸かすスピードもとても早く、料理の準備を早くしたいせっかちさんにはとってもおすすめです。
本体重量がわずか20gと超軽量なので、荷物にならないところも魅力です!他のアイテムとも相性がいいシンプルデザインですので、お気に入りの組み合わせで愛用できます。

【おすすめアルコールストーブ⑦】NCNL(NO CAMP NO LIFE) 低価格でありながら多機能!
NCNLのアルコールストーブは、比較的安価で購入できるのに機能が充実している点が魅力です。
クッカーやメスティンが滑りにくい形状の五徳に加え、スライド式で簡単に火力調整ができる消化蓋が付いており、お湯を沸かすだけでなく調理にも活躍してくれます。
フタにはパッキンが付いているのでキャップをすれば燃料漏れの心配もなく、燃料が余った場合でも無駄になりません。また、持ち運びに便利な収納袋が付属している点も見逃せません。これだけの機能性を備えながら1,000円台の低価格は、驚きの高コスパと言えるでしょう。

【おすすめアルコールストーブ⑧】バーゴ(VARGO) ヤカンや鍋なども使用できる!
VARGOのチタニウムデカゴンストーブは、五徳が一体型になった安定性抜群のアルコールストーブです。五徳部分だけでなくアルコールストーブ自体の土台もとても広くなっているので、ぐらつきもなく安定させて使用することができます。また五徳不要で使用することも可能です。ヤカンや鍋などを上に乗せても安心で、料理をするにもぴったりです。
アルコール連続燃焼時間約20分で、カップ2杯の水を約5~6分で沸かすことができます。サイドバーナーなので、平型クッカーとの相性もぴったりです。
ただ火の調整にはコツが必要なため、初心者の場合は使いこなすまでに時間がかかるかもしれません。アルコールストーブに慣れた人にはとてもおすすめです。また炎がサイドから出るので、底面の直径が9cm以上ある鍋やフライパンを使いましょう。
【おすすめアルコールストーブ⑨】スノーピーク(snow peak) 「火焔ストーブ コーエン」
この「火焔ストーブ コーエン」は、赤い炎で小さい焚き火のように楽しめるのが特徴です。
専用クッカーとのコンパクトな組み合わせや、風防と五徳が安定感良く作られているところもポイントじゃないかと思います。
炎を目で見ても楽しむことができる、スノーピークのアルコールストーブ。
実用性もばっちりなので、実用性と見た目の美しさを兼ね備えたアルコールストーブが欲しい人におすすめです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

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【おすすめアルコールストーブ⑩】ダイソー(DAISO)「アルコールストーブ 」


ダイソーから容量80ml・40mlと2種類のアルコールストーブが発売されています。(2023年3月時点)80mlタイプは330円、40mlタイプは220円と驚きの安さです。
いくつか料理を作りたいときや、長時間煮込みたいときは80mlタイプ、お湯を沸かすなど短時間で済むときは40mlタイプといった使い分けができそうです。
機能がシンプルなので「火力調節はできない」「風防が必要」といった気になる点はありつつも、ご自身の目的に合わせた使い方をすれば十分にキャンプを楽しめます。
コスパ重視の方はぜひ試してみてください。
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アルコールストーブ使用時の注意点

アルコールストーブは構造がシンプルで使い方も簡単ですが、使用にあたっては注意すべき点もあります。
注意点
- アルコールストーブは直火なので、やけどや火災に注意
- 燃えやすいものの近くでは使用するのはNG
- 一酸化炭素中毒の危険があるため、テント内や車内などの密閉空間での使用は避ける
- 燃料に使用するアルコールは引火性が高いので、燃焼中に燃料を継ぎ足すのは厳禁
- 燃料が少ない状態で火をつけると爆発の危険があるため、点火前に残量を確認する
- アルコール(メタノール)は毒性が強いため、調理で使用する場合は、食材を直火で炙らないようにする
思わぬ事故や健康被害を防ぐためにも、細心の注意を払って慎重に使うようにしてくださいね。
アルコールストーブの用途とおすすめの付属品

アルコールストーブは、お湯を沸かしたり、簡単なものを調理したりするときに便利なアイテムです。
軽量かつ小型で携帯性に優れているため、特に荷物を極力減らしたいソロキャンプ、登山、ツーリングなどで活躍するでしょう。
また、燃焼時の音が静かなので、炎のゆらぎを眺めながら、ゆったりくつろぎたいときにもうってつけです。
「五徳(ゴトク)」があると、安定して湯沸かしや調理ができます。別途購入も可能ですが、あらかじめセットになった商品であれば、探す手間が省けますよ。
また、アルコールストーブは風に弱いため、風防(ウインドスクリーン)も併用するなど、付属品にも目を向けてみると、より快適に使えるでしょう。
アルコールストーブは自作もできる!アルミ缶を使った作り方を解説
アルコールストーブはつくりが比較的シンプルであるため、自作もできます。身近な材料を使って簡単に作れるので、キャンプの際に現地でDIYするのもアリですよ。
作り方にはさまざまな方法がありますが、簡単なのは空き缶をカットして作る方法です。
まず、缶の上部(飲み口のある部分)を、缶切りなどを使ってくり抜き、やすりがけして切り口をなめらかにします。

次に、ハサミを使い、缶を水平方向に3つ(バーナー部・内筒・底部)に切り分けてから、それぞれ加工していきます。
バーナー部の外側には、キリやピンなどを使ってジェット孔(炎が出る穴)を開けましょう。1cm間隔を目安に、ぐるっと1周あけるのがポイントです。

内筒パーツは、縦方向に切り込みを入れ、バーナー部より径を小さくします。底部の内溝にフィットするくらいのサイズに丸めたら、ホチキスで止めましょう。
底部は、バーナー部の内側にはまるように、ペンチで側面を少し絞っておけばOKです。

最後に、底部分に内筒を入れ、バーナー部をかぶせたら完成です。

▼アルミ缶を使ったアルコールストーブの自作方法はこちら!
小型で持ち運びに便利!アルコールストーブはソロキャンプやツーリングにぴったり

軽量でコンパクトに設計されているアルコールストーブは、持ち運びに非常に便利なアイテム。特に、携帯する荷物を極力減らしたいソロキャンプ、登山、ツーリングのお供にぴったりです。
構造がシンプルで、初心者でも簡単に使えるほか、燃料のアルコールは、使用にあたっていくつか注意点はあるものの、比較的安価で入手しやすいのもうれしいポイント。
静かで美しい炎のゆらぎを眺めながら、キャンプの夜をゆったり過ごしたい人にもおすすめです。
今回の記事を参考に、ぜひアルコールストーブをキャンプに取り入れてみてくださいね。