熱が均一に行き渡り料理が美味しくなる ダッチオーブンはサイズも材質も豊富
ダッチオーブンは熱が均一に行き渡り、料理を美味しくしてくれる便利な道具です。カレーやシチューなどはもちろん、パエリアやピラフなどご飯物も調理できます。
サイズも材質も豊富にあるので自分に合った製品を選んでください。何種類か揃えておくのもおすすめです。キャンプに参加する人数に応じて使うダッチオーブンを変えることができます。
容量は500mlペットボトルと同じ コンパクトなので、ソロキャンプで持ち運びやすい
スノーピーク(snow peak) コロダッチ カプセル CS-502
筆者が今狙っているのが、コロダッチと呼ばれるコンパクトサイズのダッチオーブンです。W282mm×D90mm×H74mmでおよそ500mlのペットボトル1本分くらいの容量。ソロキャンプでも比較的持ち運びが容易で、場所も取りません。
ファミリーキャンプでも色々な料理を楽しむ中に、ダッチオーブン料理を加えることができるので、このサイズはコンロの上でもあまり場所を取らないので使い勝手が良いと考えています。丸い形状の物が多い中、この細長い形状も可愛いと思うんです。価格は7,500円〜9,000円前後です。
【石焼き芋】ダッチオーブンを遠火にかけてじっくり焼こう サツマイモの種類によって違う仕上がりに
難易度★☆☆
焼き芋は遠赤効果を利用して、ゆっくりと火を通すことでより美味しい焼き芋が完成します。ダッチオーブンを遠火にかけ、じっくりと焼く工程を楽しんでください。使うサツマイモの種類によって仕上がりも異なります。お好みで選んでくださいね。筆者は春に紅はるかの苗を購入し、袋栽培で育てて秋に収穫した物をキャンプに持って行きます。
【ねっとり系】
- 紅はるか(筆者おすすめ)
- 安納芋
【ホクホク系】
- 紅あずま
- 鳴門金時
<材料>
- 小石(拾い集めても、市販の物でもOK)
- サツマイモ
<作り方>
- 小石を拾い、洗って水気を拭き取ります。
- ダッチオーブンの中に小石を敷き、その上にサツマイモを乗せます。
- 蓋をして弱火〜中火でじっくりと焼いて完成です。
【ローストビーフ】焼く前に常温に戻すと美味しくなる 焦げ目がついたら弱火で適度に焼こう
難易度★★☆
ダッチオーブンの魅力は蓄熱性と食材に熱が均一に伝わること。この特徴を活かして美味しいローストビーフを作りましょう。ポイントは使用する肉を常温に戻しておくことです。鶏肉を使えばローストチキンになります。
<材料>
- 牛ブロック肉(おすすめはモモやリブ)1〜2kg
- 塩コショウ
- オリーブオイル
- ニンニク(スライスでもつぶしてもOK)
- ジャガイモや玉ネギ(お好みで)
- ローズマリーなどの香草(お好みで)
- ローストビーフソース
<作り方>
- 常温に戻した牛ブロック肉に塩コショウで下味を付けます。
- ダッチオーブンを火にかけて熱し、オリーブオイルとニンニクを入れます。
- 牛ブロック肉を入れ、焦げ目が付くまで焼き、ひっくり返します。(野菜はこのタイミングで投入)
- 4面を転がして焼き目を付け、弱火でじっくりと火を通します(通し過ぎるとパサつくので注意)
- 好みの焼き加減になったら取り出して、切って器に盛りつけます。
- お好みでビーフソースをかけて完成です。
【手作りちぎりパン】初心者におすすめ! 生地が膨らんだら蓋をして下は弱火、上は炭火を置いて焼こう
難易度★★★
ダッチオーブンを使えば、キャンプ中でも焼き立ての手作りパンが味わえます。ビギナーの方は、ちぎりパンから始めてみましょう。
<材料(4人分)>
- 強力粉:300g
- 砂糖:大さじ2
- 塩:4g
- 牛乳:210g
- ドライイースト:5g
- マーガリン:30g
- チョコレートやあんこ(お好みで)
<作り方>
- マーガリン以外の材料をボウルなどに入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
- 生地がまとまってきたらマーガリンを加え、さらに混ぜます。
- 生地をボウルの中でまとめて、ラップの上に置き、包んで5分くらい置いておきます。
- 生地を取り出し、手で捏ねます。(十分に捏ねてください)
- 生地を丸めてボウルに戻し、ラップをして30〜40分くらい1次発酵させます。
- 生地を等分し、手で丸めて10分程休めます。(ベンチタイム)
- ダッチオーブンに網とクッキングシートを敷いて、生地を並べ入れて30〜40分置いて2次発酵させます。
- 生地が膨らんだら蓋をして下は弱火、蓋の上に炭火を置いて上下から焼きます。
- 焼き色が付き、中まで火が通ったら完成です。
- バターやジャム、チョコレートなどお好みでトッピングしてください。
※このレシピは以下のレシピを参考にさせていただきました。
楽しいキッチン
手間をかける分だけ美味しくなる ダッチオーブンにはシーズニングや手入れが必要
ダッチオーブンなど鋳鉄を使った道具はシーズニング(下準備)や使用後の手入れなどに若干の手間がかかります。その代わり、手間をかけたり、育てたりした分だけ料理を美味しくしてくれます。また、ダッチオーブンを使うたびにだんだんと難易度の高い料理に挑戦する楽しみも出てきて、キャンプでの思い出もより深まります。是非キャンプの相棒に加えて、美味しい料理を作ってみてくださいね。