【テント選びのポイント】って? ビギナーなら価格・機能性・ビジュアルを基準に考慮したい!
キャンプ初心者がテントを選ぶ際のポイントは、大きく分けて次の3つ。
【テント選びのポイント①】価格
試しにキャンプでもしてみようかな?と、軽い気持ちで、今後続けるかどうかわからないという人は一番安いテントを購入して気軽に始めることをオススメします。
しかし、手ぶらキャンプなど…レンタルグッズで一度キャンプしてみたら、その魅力にハマッてしまったため、これからはどんどん行きたい!などというならば、値段が多少高くても耐久性に優れ長く使用できるテントを選ぶことが懸命です。
【テント選びのポイント②】機能性
晴れの日しかキャンプをしないからと言っても、自然が多いキャンプ地では、急な天候の移り変わりも多く、雨がつきものと考えても大げさではありません。そこで、仮にドシャ降りに遭遇しなくともある程度の耐水性・防水性は必要です。
また、雨や風を防ぐだけでなく通気性や居住性といった快適さを追求し、超ハイスペックなものもあります。上を見ると正直言ってキリがないところもあります。自分の理想のキャンプに必要な機能性を備えたテントを選びましょう。
【テント選びのポイント③】ビジュアル
コラボ商品や限定プリントなど、時期やタイミングによって様々なテントが発売されます。
ビジュアル重視の人は公式HPをマメにチェックするなどして、いくつか候補を選び、その中で機能性や値段を検討するという方法でも良さそうです。
【テント比較ポイント①】価格 「スノーピーク」と「コールマン」 どっちがお得?
2つのブランドの公式サイトの値段を参考に、初心者向けのお手頃価格で4人用以上のキャンプ用テントを比較してみます。
【スノーピーク(snow peak)】の「ヴォールト」&「アメニティドームM」は人気商品★
エントリーモデルとして価格の安さ、設営のしやすさで人気なのが「スノーピークのヴォールト」。カマボコ型でシンプルなデザインとUVカットや雨をはじくテフロン撥水加工など必要な機能や耐久性を満たし、比較的手の届きやすい価格設定です。Amazon価格では32,000円前後。
アウトフレーム構造で、インナーテントは吊り下げ式のため自由に取り外しでき、2ルームテントとしてもシェルターとしても利用可能で快適な広さが保てます。
収納サイズ:[テント]キャリーバッグサイズ/60×23×23(h)cm、[フロアマット]キャリーバッグサイズ/72×12×52(h)cm、[フロアシート]収納ケースサイズ/25×37cm
初心者でも建てやすいフレーム構造。
シェルターとしても使用可能。
家族4人がゆったりと過ごせるサイズ。
スノーピーク(snow peak))のヴォールトと共に人気を分けるのが「アメニティドームM」。5人用で39,000円前後。
雨に強いなど、生地の耐久性だけでなくUVカットやテフロンなどの加工、その他耐水性にも特化した高い機能性が人気の秘密。インナーテントとフライシートの接合部分が色で見分けられるよう、それぞれに別の色のテープが付けられていて設営が簡単という利点もあります。
また別売のアメニティドーム専用のアップライトポールセットを使う事によって、テントの前室となる部分にリビングのようなスペースを作り出すことができるなど、細かい部分にも配慮した入門用テントのベストセラー商品です。
【コールマン(Coleman)】の入門用テントは? 「BCクロスドーム/270」&「タフドーム/3025」が人気!
コールマンで最初にオススメするテントは、BCと呼ばれベーシックキャンプシリーズとして分類される「BCクロスドーム/270」です。4~5人用で17,000円~22,000円前後とお手頃価格で、キャンプ入門用に最適。
フレームワークがシンプルで設営しやすいドーム型のテント。大きさは約270×270×高さ175cmで、居住空間にゆとりがあります。
さらに耐水圧加工もされ、十分に雨がしのげる数値もクリア。付属のポールを使えば、入口部分をキャノピーにすることも可能です。その他、基本的な機能がありながら価格も抑えられているため、コスパに優れたテントとして大人気です。
次にご紹介する「タフドーム/3025」は4~5人用テントですが、アシストクリップ付きで1人で簡単に設営できるところが売りです。Amazon価格は30,000円前後。
一見すると「BCクロスドーム/270」と良く似ていますが、サイズも約300×250×高さ175cmと少し大きくなり、さらに、違う点はテント周りが窓のようになっており、室内の空気循環をたくさんおこなえるようにサークルベンチレーションシステムを採用しています。
強い風でも安心できるアルミ合金製メインポールなど「BCクロスドーム/270」をアップグレードしたような商品。
重量:約10kg
材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール)、インナー/68Dポリエステルタフタ(撥水加工)、フロア/210Dポリエステルタフタ(PU防水、シームシール)、メインポール/アルミ合金、フロントポール、リアバイザー/FRP合金
耐水圧:約2000mm
仕様:前・後室、キャノピー、ベンチレーション、メッシュポケット、コード引き出し口、ランタンハンガー
付属品:ペグ、ハンマー、ロープ、収納ケース
【テント比較ポイント②】機能性 「スノーピーク」と「コールマン」 どちらが機能的?
初心者向けということで、4万~5万円台のテントを例に比較してみます。
【テント①】スノーピークの「アメニティドームM」! 風を軽減し、耐久性に優れる!
snow peakの「アメニティドームM」のテント高は、一番高い出入り口でも150cm。一般的な成人男性がテント内で立って作業するにはちょっと低いのですが、これは、丸みのあるシルエットと合わせて、風のダメージを軽減しテントの破損をさけるよう設計されています。フレームも高級素材のジェラルミンを一部使用するなど、軽量でありながら高い耐久性を誇ります。
テントの生地の上にはテフロン撥水加工とUVカット加工を施し、生地の下にはPU加工(ポリウレタン加工)を施しています。これにより生地の耐水圧は、テントの全ての部分で1,800mmミニマムです。耐水圧の数値の目安として、1,000mmで普通の雨、1,500mmで強い雨といわれています。snow peakの表記は特殊で、一般的なメーカー表記だと3,000mmに相当するので、この数値はかなり安心感があります。
また、風雨がフロントから吹き付ける場合は、サイドからの出入りもできます。インナーシートとフライシートの接合部分だけでなく、フレームのエンドパーツも色分けしてあり、設営の際に迷わずにすみます。
【テント②】コールマンの「タフドーム/3025」! 通気性に優れ、1人でも簡単に設営できる!
「タフドーム/3025」などタフシリーズのテント高は、175cm~185cmです。圧迫感が少なく、テント内をストレスなく動き回れます。快適さを求めるならこれはポイントのひとつです。テント内にはランタンハンガーやメッシュポケットなど、こまやかな工夫で快適性を上げています。2017年からの新機能としてアシストクリップが付属し、一人でも簡単に設営ができるようになりました。
また、コールマンのテントの特徴であるサークルベンチレーションシステムで、空気がよく循環します。メインポールは、強風にも耐えるアルミ合金製です。ただし、テント高が高いため、風が上を通り抜けるアメニティドームMに比べると、風の影響は受けやすいでしょう。
耐水圧は、フライ、テント共に約2,000mmもあり、アメニティドームM同様に相当の強い雨でも安心です。