キャンプで身につけたスキルこそ、実は災害時に「命綱」になる最強の防災術です。火を起こす、水を確保する、雨風をしのぐシェルターを作る。これらのアウトドアの知恵は、非常時を生き抜く力そのものとなります。富士五湖・西湖の畔にあるPICA富士西湖で、遊びながら防災知識を学べる体験イベント「防災キャンプ~そなえあそび~」が開催されます。
楽しみながら、いざという時の知恵を身につける二日間

11月22日(土)から23日(日)にかけて実施される本イベントは、「やってみて、協力して、ちょっと楽しい」がテーマ。堅苦しいマニュアル学習とは異なり、広大なフィールドでの体験を通じて、知らず知らずのうちに防災のヒントを習得できるのが魅力です。
予約不要で参加できる体験ブースは、誰でも気軽にサバイバルの基礎技術に触れられるコーナーです。
まずは火の確保。メタルマッチを使って炎を生み出す「火熾しチャレンジ」に挑戦します。これは、焚き火の楽しさだけでなく、電気やガスが止まった際に暖を取り、調理するための重要なスキルです。

また、知っておくと一生役立つ「ロープワーク体験」や、泥水から飲める水に近い状態を作り出す「ペットボトル浄水器づくり」など、水と火という生命維持に欠かせない技術を遊び感覚で学ぶ機会があります。進化を続ける「防災ごはん」の試食もあり、非常食のおいしさに驚くかもしれません。
体験ブースは、22日(土)の午後と23日(日)の午前に開催しています。
仲間と挑む90分の「脱出キャンプ」

メインプログラムは、PICAの防災マスターがナビゲートする「もしもに備える脱出キャンプ」です。
ライフラインがすべて途絶し、通信も不通となった極限状態を設定。参加者はチームに分かれ、この困難を乗り越えるミッションに取り組みます。迅速なシェルター構築、火や水の確保、そしてケガをした際の応急処置など、すべてがゲーム形式で進みます。
知恵とチームワークが試されるこの90分間は、まさしく「生き抜く力」を試す実践的な体験となります。非常時にも冷静に行動するための判断力を身につける最高の機会です。本プログラムは23日(日)の15時からスタートし、定員30名の事前予約制です。参加希望の場合は、PICA富士西湖まで早めに予約を入れましょう。
アウトドアで得た経験が「備え」となる

キャンプ場で過ごす穏やかな時間が、実は非常時にも役立つ強さになっているのです。
富士山の麓で、西湖の自然を感じながら、アウトドアライフが持つ奥深い防災力を、ぜひ体感してください。
■「防災キャンプ~そなえあそび~」概要
・開催日:11月22日(土)-23日(日)
・場所:PICA富士西湖(山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068-1)
※脱出キャンプに関して参加ご希望の方は、21日(金)17:00までにPICA富士西湖へご連絡ください。(TEL:0555-20-4555)
出展元:株式会社ピカ




