こんにちは。キャンプ系YouTuberのFUKUです。ダイソーで以前から噂になっていた焚き火台が入荷していたので、さっそく購入してきました。その名も「ファイヤースタンド」、税込み1,100円です。今回はこのファイヤースタンドをじっくりご紹介していきます!
ダイソーの焚き火台「ファイヤースタンド」税込1,100円

100円ショップで「これほど大きな箱に入った商品って他にあるのか?」というくらい大きいです。
箱のデザインも良く、子供の頃に最新のゲーム機を手に取ったときのような気分になって、テンションが上がりました。

ダイソーのキャンプ用品の中でも、相当力が入っている商品だと思います。
パッケージの写真がとてもかっこよく、見ているだけで思わず焚き火がしたくなります。
気軽に焚き火を楽しめる小型タイプなのでソロキャンプに最適。火床とフレームが別パーツなのでお手入れが簡単と書いてあります。

箱は大きいものの、小型でソロキャンプ向きの焚き火台だそうで、サイズは43.4cm×42.7cm、高さ9cmでロースタイルの焚き火台のようですね。
数字だけ見ると結構大きいですが、商品を見てみると外側にフレームがあって、中に焚き火台の火床があります。

本体と脚などのフレームは共にステンレスということで、かなり本格的な焚き火台がダイソーから、いや100円ショップから初めて発売されました。
2016〜2017年くらいにキャンプ人口が増えて、100円ショップでもさまざまなキャンプ用品が出てきましたが、それから10年も経たずに本格的な焚き火台が出てくるとは思いませんでした。
ファイヤースタンドを開封して確認
パッケージを見るからに、かなり情熱を込めて作ったんだろうなというダイソーの焚き火台。一体どんなものなのか見ていきましょう!
組み立て、使い方、片付け、どれも簡単そう!

中身は結構すっきりした感じで、ケースもありません。
フレームも折りたみ式ではないので、大きさを感じます。

火床はコールマンのファイヤーディスクのように完全なお皿型ではなく、真ん中がちょっと盛り上がっています。
真ん中に熾や灰が溜まらず、周りに溜まっていくスタイルです。

もしお皿型になると中心部が1番地面に近くなって、ただでさえ高さ9cmしかないフレームだから地面に近くなって地面が傷んでしまうということも考えたのかもしれませんね。

組み立ては火床を載せるだけなので簡単ですが、その反面、折りたたみはできないので持ち運びは少々嵩張りそうです。
使うのはとても簡単で、片付けるのも灰を捨てるだけなので、楽でしょうね。
とても低いので、この焚き火台の前に座っていれば下の方から直に温かさを感じられそうです。

こういう直火に近いスタイルの焚き火台は、使っていて楽しそうですよね。
気をつけておきたいこと

高さが低いため芝生の上で使うと容易に焦げてしまうと思います。地面が土や砂利になっている場所で焚き火シートを敷いて使った方がいいでしょう。
また、五徳がないので、火の上にクッカーやケトルを置いたり、網を置いて食材を直に焼きたいという時は何か工夫しないといけません。
外径のサイズは箱に書いてありましたが、肝心の火床の直径は32cmぐらいでした。

フレームの状態でケトルを置くとちょうど同じ高さなので、火床をはめ込むとその分差が出てしまい、置くと少し斜めになってしまいます。
そのため、滑り落ちていく可能性があるので、注意しておかないといけません。
直火感覚で楽しめそうな焚き火台
ここまで見た感じだと、ダイソーの焚き火台はソロ用の焚き火台としては十分使えるサイズの火床を備えていて、丸型で薄くて広く、高さが低いから直火に近い感覚で楽しめそうです。

そしてこのサークル上にフレームがあるので少し段差ができてしまうものの、周りに物を置くこともできて、温めたり保温することにも使えそうですね。
ただ、これ以上小さくならないので携帯性はあまり良くないと思います。
車でキャンプに行く人なら気にせず持っていけそうですが、ケースもないので携帯性にこだわるよりも焚き火のしやすさ、楽しさを意識して作った商品なのかなという感じがします。
ファイヤースタンドの使用感をチェック

それでは実際に使ってみましょう。
直火感覚で使える低い焚き火台

真ん中がせり上がっている焚火台なので、着火剤が隅に寄ります。
また、地面に置いてみると改めて「かなり低い焚き火台だな」というのが分かります。
直火に近い感じなので、下が焦げるような場所では使わないように気をつけないといけませんね。
その分、座って焚き火すると温かさがよく感じられるでしょう。
ピコグリルやファイヤーディスクに比べると、ファイヤースタンドの方が圧倒的に低いですね。

普段はお皿型の焚き火台を使っているので、薪をくべる時に少々変な感じがしますが、人によっては気にならないかもしれません。
灰は真ん中よりも溝になっているところに寄ってきます。

30cmぐらいの薪を試しに置いてみるとちょっと大きすぎるように感じるので、やはり小さめな薪が使いやすいのではないでしょうか。

見た目はすごくいいですね。焚き火台が低いので上から全体が眺められる感じです。
ファイヤースタンドで料理をしてみよう

水を入れたケトルを脇に置いてみましょう。沸かす時はもっと中に入れてもいいし、薪をケトルの方に寄せれば早く沸きそうです。
また、ケトルを脇に置いておくと冷めずに保温できそうですね。

五徳が欲しい時は、焚き火台の上に置くような脚が付いたものがいいと思います。ダイソーのお手軽グッズなら「脚付き網」がおすすめです。

100円で脚が付いているので、予想よりいい感じに収まりました。
焚き火台の上に置いて五徳にすることもできますし、網の上で何か焼いて食べることもできそうですね。
それではダイソーの脚付き網を五徳にして料理をしてみます。

ダイソーのマルチグリドルを使います。小さい方が700円というのはとても安いですね。
表面の質感を見るに普通な感じですが、直火のみの対応になっています。
キャンプ専用品として、1個持っていてもいいんじゃないでしょうか。

出来上がったら、五徳ごと焚き火台から降ろしてテーブルとして使えますね。
さすがマルチグリドル、焦げついたりはしていません。これもお手軽でいいなと思いました。

また、先ほどから薪を燃やしているだけですが、隅に置いたケトルから湯気が出てお湯が沸きました。

コーヒーなども、火から離れた位置に滑らないように気をつけて置いておくと、寒い季節は冷めないように保温してくれる効果もありますね。
やはり高さが同じならよかったのにと思いますが、そういう使い方は想定されていないのかもしれません。

それにしてもこの焚き火台は楽しいですね。火を扱う楽しさを味わえます。

遠火でソーセージを焼きながら、薪で作った串にアスパラを刺して立てかけてみます。
熾火タイムに色々なところから串を立てかけて焼いて楽しむというのも、いいんじゃないかなと思います。

真ん中が盛り上がっている形状は、あえてクッカーやケトルを真ん中に置いて焚き火することもできるかもしれないと思いました。

灰の片付けは火床がかなり熱くなっているので、手袋をしていても火傷するかもしれません。
やけどには十分注意していただきたいですが、意外と軽いので簡単に持てて、灰を捨てるのも簡単でした。
100円ショップ初の本格焚き火台は、直火感覚で楽しめる!

いかがだったでしょうか。
たくさんの薪を燃やせるので、暖を取るならとてもいいものだと思います。
1回使用して焼き色が付きましたが、キャンプ道具は不思議なもので、焼いて色がついたり煤がついたりボロボロになるとちょっと高級感が出てきますよね。
地面に置いて実際に火を起こしてみると、「ダイソーの人たちはこういう焚き火台を作りたかったんだな」というのが伝わってきました。
その反面、携帯性は良くないので、バイクや自転車、徒歩、電車等でキャンプに行く人、コンパクトな装備にこだわっている人は、サイズ感を見てから検討された方がいいと思います。
ダイソーで焚き火台が出るならピコグリルのようなものかなと想像したことはありましたが、こういうタイプが出てくるとは思わなかったので意外性がありました。
また、低い焚き火台の楽しさも味わえて面白かったですね。
焚き火台を持っている人でも、直火に近い感覚で火を楽しむのに興味があるという人は、焚き火台の中ではかなり安いので、検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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