アルコールランタンは、やわらかな灯りとコンパクトさが魅力のキャンプギアです。本記事では、おすすめ商品10選と選び方、芯交換や消し方、燃料の種類まで詳しく解説します。室内利用やオイルランタンとの違いもわかりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※本記事にはプロモーションが含まれます。
- アルコールランタンの魅力と特徴
- アルコールランタンの基本的な使い方
- アルコールランタンの選び方5つのポイント
- 【2025年最新】アルコール製品おすすめ8選
- アルコールランタンの自作・カスタマイズ
- アルコールランタンに関するQ&A
- お気に入りのアルコールランタンで快適な夜を!
アルコールランタンの魅力と特徴

アルコールランタンは、燃料用アルコールを使ってやわらかな灯りを楽しめるランタンです。火力は控えめですが、コンパクトで静かに燃えるのが特徴で、持ち運びやすさからキャンプやアウトドアで人気を集めています。
ここでは、アルコールランタンの魅力や使いやすさをわかりやすく紹介します。
やわらかな灯りと静かな燃焼が魅力
アルコールランタンの魅力は、なんといっても柔らかい灯りと静かな燃焼です。強すぎない優しい明かりがサイト全体をふんわりと包み込み、夜のキャンプを心地よい雰囲気に変えてくれます。
パチパチと音を立てることもなく、自然の音や仲間との会話を邪魔しないのも嬉しいポイントです。本を読んだり、焚き火の横でくつろいだりする時間にもぴったりで、穏やかな夜を過ごしたいときに頼れる存在です。
軽量コンパクトで持ち運びやすい
アルコールランタンは軽量でコンパクトなつくりが特徴です。バックパックの隙間にも収まるサイズ感で、荷物が多くなりがちなキャンプでも持ち運びに困りません。
小型ながらも十分な明るさを確保でき、ソロキャンプやツーリングなど荷物を減らしたいシーンに適しています。さらに、燃料用アルコールも小分けで携帯できるため、長時間の使用にも対応可能です。
扱いやすさと携帯性の高さが、アウトドアでアルコールランタンが選ばれる理由のひとつです。
オイルランタンとの違いを知っておこう
アルコールランタンとオイルランタンは、同じ炎を使うギアですが燃料や用途が異なります。違いを整理すると以下の通りです。
それぞれの特性を知ることで、キャンプでの用途や雰囲気に合わせて選びやすくなります。
▼オイルランタンについては、こちらの記事で紹介しています!
アルコールランタンの基本的な使い方

アルコールランタンを安全に楽しむためには、正しい手順を知っておくことが大切です。ここでは使用前に確認すべきポイントから点火、消火までの基本的な流れを紹介します。
使用前に確認しておきたいポイント
アルコールランタンを安全に使うためには、点火前の確認が欠かせません。
まず、燃料容器に傷やひびがないかを確認します。破損があると使用中に危険を伴うためです。
次に、芯が約5mm程度出ているか、内部の芯がしっかり燃料に浸っているかを確認します。燃料の量は容器の70〜80%を目安に調整することが重要です。補充の際は必ず火を消し、周囲に可燃物がない状態で行います。
加えて、濡れた布を手元に準備しておけば、万が一のときにも素早く対応できます。
正しい点火方法と芯の調整手順
アルコールランタンを正しく扱うには、点火と芯の調整を丁寧に行うことが重要です。
まず燃料を入れたら30分ほど置き、芯全体にしっかり染み込ませます。平芯の場合は先端を台形に整えると、安定した炎になります。
点火はホヤを上げ、芯を数ミリ出してマッチやライターで火をつけます。炎が強すぎる場合は芯を下げて調整し、必要以上に高くしないことが安全のために大切です。
使用後は芯を完全に収納して消火し、冷めてから残量の確認や焦げた部分のカットを行いましょう。
アルコールランタンの選び方5つのポイント

アルコールランタンを快適に使うには、自分のスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。ここでは購入前に押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
燃焼方式は非加圧式がおすすめ
アルコールランタンを選ぶ際は、燃焼方式の違いを知っておくことが大切です。
大きく分けると「非加圧式」と「加圧式」の2種類があり、それぞれ構造や扱いやすさに特徴があります。
| 種類 | 構造・仕組み | メリット | デメリット | 向いている用途 |
| 非加圧式 | 芯にアルコールを染み込ませて燃焼 | ・点火や燃料補充が簡単 ・構造がシンプル ・メンテナンスが容易 | ・明るさは控えめ | ・初心者キャンパー ・扱いやすさを重視する人 |
| 加圧式 | ポンプで圧力をかけ燃料を霧状にし点火 | ・高温で燃焼 ・非加圧式より強い光を得られる | ・予熱やポンピングが必要 ・操作に慣れが必要 | ・明るさを重視する人 ・中上級者のキャンパー |
初心者や気軽に使いたい人には非加圧式が向いており、明るさを重視する場合は加圧式を検討するとよいでしょう。
非加圧式の中にも種類があり、利用シーンによって選び分けるのがポイントです。特にキャンプでは、風に強く耐久性の高いハリケーンランタンが人気です。
非加圧式には、以下の2タイプがあります。
| タイプ | 特徴 | おすすめの使用シーン |
| ハリケーンランタン | ・ホヤで燃焼部を密閉し、風に強い構造 ・金属フレームと厚いガラスで耐久性も高い | キャンプや屋外利用に最適 |
| テーブルランタン | ・上部が開いていて風の影響を受けやすい ・小型でアンティーク調のデザインが多い | 室内やベランダ、インテリアとしておすすめ |
非加圧式と加圧式、それぞれの特徴を理解しておくことで、キャンプのスタイルや設置場所に合ったランタンを選びやすくなります。
燃料タンク容量と燃焼時間をチェック
アルコールランタンを選ぶ際は、燃料タンク容量と燃焼時間を確認することが重要です。
例えば、一泊のキャンプなら100mL程度で6〜8時間、200mLなら約15時間の使用が可能です。ただし、芯が太いタイプや寒い季節は燃料消費が増え、点灯時間が短くなる点に注意が必要です。
連泊や長時間の利用を想定するなら300mL以上のモデルを選ぶと安心です。本体が大きくなるのを避けたい場合は、燃料ボトルを別に持参すると無理なく対応できます。
室内利用に対応したモデルかどうか
アルコールランタンを選ぶ際は、室内で使えるかどうかも確認が必要です。
屋外用モデルの多くは通気性を前提に設計されており、室内で使うと換気不足によるリスクがあります。室内対応モデルは燃焼効率が高く、煙や臭いを抑える構造を採用しているのが特徴です。
例えば、テーブルランタンタイプは小型で炎も安定しやすく、インテリア性にも優れています。ベランダやリビングで雰囲気を楽しみたい場合には、必ず室内利用に対応した製品を選びましょう。
【2025年最新】アルコール製品おすすめ8選
1.スノーピーク|火焔ストーブ コーエン
赤い炎を楽しみながら調理ができるアルコールストーブです。焚火のような雰囲気を演出しつつ、最大Φ23cmの鍋にも対応できる安定感のあるゴトクを備えています。
収納性に優れた風防も付属し、持ち運びやすさも魅力。専用燃料「BS-001バイオエタノールフューエル1L」を使用することで、安全に長く愛用できます。
2.コールマン|コンパクトアルコールバーナー&クッカーセット
軽量で持ち運びやすく、ソロキャンプやピクニックに最適な調理ギアです。バーナー・五徳・クッカー・燃料ボトル・キャリーケースがセットになっており、必要な道具をまとめて持ち運べます。
火力調整や消火ができる専用の蓋にはハンドルが付いており、安全面にも配慮されています。シンプルながら実用性が高く、初めてのアルコールバーナーとしても安心して選べるセットです。
3.HARIO|ミニフォンアルコールランプ
一人用サイフォン「ミニフォン」に対応した専用ランプです。ソーダガラス製の本体に綿芯を組み合わせ、ステンレス製のホルダーとフタを採用することで、耐久性と使いやすさを両立しています。
ガラスの透明感が美しく、コーヒータイムをより上質なひとときに演出してくれるアイテムです。
4.EVERNEW|Ti アルコールストーブ
お湯を素早く沸かすことに特化した軽量ストーブです。純チタン製でわずか34gと非常に軽く、ソロキャンプや登山での携行性に優れています。
上段と下段の両方から炎が出る構造を採用し、効率よく加熱できるのも特徴です。30mlの燃料で約400mlの水を5分ほどで沸かせるため、コーヒーや調理に便利です。
5.Trangia|アルコールバーナー
半世紀以上愛され続けるロングセラーモデルです。真鍮製の本体は使い込むほどに味わいが増し、安定した熱伝導で調理を快適にします。
重量はわずか110g、収納サイズも直径7.5cmとコンパクトで持ち運びやすく、ソロキャンプや登山にも適しています。静かな燃焼音で自然の音を妨げないのも魅力です。シンプルな構造で扱いやすく、初めてのアルコールストーブにもおすすめです。
6.SOLO STOVE|ALCOHOL BURNER
わずか99gの軽量設計で登山やソロキャンプに最適なアルコールバーナーです。真鍮製の本体は耐久性が高く、消火蓋にはハンドルが付いているため、安全に火力調整や消火ができます。
直径約7.4cmとコンパクトなサイズで持ち運びやすく、ソロストーブとの組み合わせで風にも強く安定して使えるのが特徴です。登山や防災用の熱源としても頼れる一台です。
7.TITAN MANIA|アルコールストーブver2
超軽量40gのチタン製で携帯性に優れたモデルです。手のひらサイズながら約80mlの燃料容量を持ち、20分ほどの連続燃焼が可能。二重構造による高い燃焼効率で安定した炎を生み出し、湯沸かしや簡単な調理に最適です。
専用の消火蓋にはハンドルが付いており、安全に火を消せる点も魅力。ULキャンプやツーリングなど荷物を減らしたいアウトドアにぴったりです。
8.ダイソー|アルコールストーブ(40ml)
手軽にアウトドア調理を楽しめるコンパクトサイズのストーブです。直径6cm・高さ2.9cmの小型設計で持ち運びがしやすく、バックパックやポーチにも収まります。
アルミニウム製の本体にシリコーン製のパッキンを採用し、耐熱性にも配慮されています。コストを抑えつつ、ソロキャンプやピクニックで気軽に利用できるのが魅力です。
アルコールランタンの自作・カスタマイズ

アルコールランタンは市販品だけでなく、自作やカスタマイズで楽しむこともできます。身近な材料を活用して作ればコストを抑えられ、オリジナルの雰囲気を演出することも可能です。
ここでは作り方や安全に工夫するポイントを紹介します。
必要な材料
- 300mlの炭酸飲料缶 ×1
- 370mlのコーヒー缶 ×1
- 綿の紐(芯として使用)
- カッター、ハサミ、ラジオペンチ
作り方の手順
- 缶のカット
- 300ml缶は下から70mm、370ml缶は下から27mmの位置で切る。
- カッターで大まかに切り、ハサミで整えるときれいに仕上がる。
- 缶の組み合わせ
- 300ml缶を広げて、370ml缶の底にはめ込む。
- 強く押し込みすぎると缶が潰れるため注意する。
- 芯の加工
- 300ml缶の蓋に十字の切り込みを入れる。
- 切り込み部分を持ち上げ、中心の穴に綿の紐を通して固定する。
- 紐の長さはラジオペンチで引き出して調整する。
- 消火用カバーの作成
- 残った370ml缶の上部を10mmほど残して切り取る。
- これを被せれば、炎の消火やアルコール蒸発防止に使える。
切断面での怪我や火気の扱いには十分注意してください。
アルコールランタンに関するQ&A
最後に、アルコールランタンに関するよくある質問を紹介します。
灯油ランタンにアルコールは使える?
灯油ランタンにアルコールを使用することはできません。燃料の性質が異なり、想定外の燃焼を起こす恐れがあるためです。灯油ランタンは灯油やパラフィンオイルを前提に設計されており、芯や燃焼部もその特性に合わせて作られています。
アルコールは揮発性が高く、発火点も異なるため、安全性を大きく損ないます。必ず製品ごとに指定された燃料を使用しましょう。
室内で使っても大丈夫?
アルコールランタンは基本的に屋外使用が推奨されます。燃焼時に二酸化炭素や一酸化炭素が発生するため、換気の悪い室内で使うと危険が伴います。
室内で利用したい場合は、メーカーが「室内対応」と明記したモデルを選ぶことが必要です。小型のテーブルランタンなどは煙や臭いを抑える構造を採用しており、換気を徹底すればインテリア照明として楽しめます。
必ず取扱説明書を確認し、安全に配慮して使用してください。
冬でも使えるの?燃焼の注意点は?
アルコールランタンは冬でも使用可能ですが、燃焼にはいくつか注意が必要です。気温が下がると燃料の気化が遅くなり、火力が安定しにくくなります。
そのため、着火前に燃料を手で温めたり、容器を人肌程度に温めると点火しやすくなります。また、芯の先端を整えておくことで炎が安定します。
風が強い環境では火が消えやすいため、風防を活用することも効果的です。冬場こそ正しい準備と工夫で安全に活用してください。
お気に入りのアルコールランタンで快適な夜を!

アルコールランタンは、やさしい光でキャンプの夜を包み込み、落ち着いた時間を演出してくれるアイテムです。軽くて扱いやすく、燃料も手に入りやすいので、初心者の方にも安心して使えます。
お気に入りのランタンに火を灯せば、食事の時間や仲間との語らいが一段と特別なひとときになります。キャンプの夜を彩る相棒として、ぜひ取り入れてみてください。

























