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「ポータブル冷蔵庫って、実際に使えるの?」そんな疑問に応えるべく、新たに導入した18Lのポータブル冷蔵庫を、真夏の猛暑の中で徹底検証。キャンプ歴45年の筆者が、冷蔵・冷凍の能力や消費電力、バッテリーの持ち時間などをリアルな使用環境でテストしました。果たして、週末キャンプや長期旅行で本当に使えるのか?その結果を詳しくレポートします。

真夏に冷えないビルトイン冷蔵庫に不満…再びポータブル冷蔵庫を購入!
ポータブル冷蔵庫って、最近はよく見かけるようになりましたが、実は昔からあったんです。
今から20年ほど前、僕が車中泊旅を楽しむために購入したのが、ENGRLのポータブル冷蔵庫。
ただ、当時のポータブル冷蔵庫は本体が大きい割に庫内が狭く、消費電力も多め。旅が長引くとバッテリー切れになり、後半は常温の保管庫と化していました。

その後、キャンピングカーに乗り換えたのを機にビルトイン冷蔵庫を使っていましたが、真夏の炎天下では冷えが悪く感じていました。
そこで、改めてポータブル冷蔵庫を導入。今回は、その性能を確認してみることにしました。
EENOURの18Lポータブル冷蔵庫「D18」を選んだ理由

今回購入したのは「EENOUR(イーノウ)」の18Lポータブル冷蔵庫。我が家のポータブル電源「モンスターX(左)」と比べると、コンパクトさがよくわかります。

決め手は以下のポイントです。
- コンパクトで軽く、取っ手付きで持ち運びやすい
- 消費電力が少なく、取り外し可能なバッテリーを搭載
- 充電方法が豊富(コンセント、シガーソケット、ソーラーパネル、USB-C)
- 容量が十分にあり、見た目もアウトドアにマッチ
- -20℃~10℃対応で22,800円とコスパ◎
見た目や質感は普通のクーラーボックスに近く、蓋の上にドリンクホルダーも装備。サイドテーブル代わりに使えるデザインも気に入っています。

車載冷蔵庫D18 PRO|18L
- 容量:18L
- 冷却温度範囲:‐20℃~10℃
- 入力電源:AC100V~240V、DC12/24V、バッテリー
- 冷却方式:コンプレッサー式
- 設定温度:-20℃~10℃(±5℃)
- 消費電力:約28W
- 騒音値:43dB
- 断熱材:高密度発泡ウレタン
- 充電器:バッテリーのtype-c充電器です。 充電器なくても、アダプターや電源コードで充電できます。
- 本体寸法:約41x31x44cm
- 重量:約9.23kg
- 価格(税込):22,000円
▼ポータブル電源「モンスターX」についてもレビューしています!
容量をチェック

実際に飲み物を入れてみると、2Lペットボトル3本、500mlペットボトル3本が入りました。
庫内には深いエリアと浅いエリアがあります。冷却配管が回っているのは深い部分のみなので、冷凍したい物は深い方、冷蔵したい物は浅い方に入れるのがポイント。
僕が実際に使うときは、各地の美味しい要冷蔵食品――チーズ、ウインナー、魚介類などの細かな物を入れる予定なので、十分な収納力だと感じます。
【実測テスト】猛暑下での冷却能力をチェック
それでは、冷凍・冷蔵の2パターンで実力チェックをしていきます!
※この手の冷蔵庫は、家に届いてすぐに電源をオンにしないのがポイントです。製造から手元に届くまでに、横にされていたり、激しく動かされていたり、どんな状態で運ばれたか解らないので、半日程水平な場所に置いて中のガスが落ち着いてから電源を入てください。
【冷凍テスト】猛暑の中、どこまで冷やせる?
今回は、直射日光を避けた風通しの悪い日陰(気温36℃)で、-15℃に設定してテスト開始。
庫内温度の変化

初期庫内温度は35℃でしたが、30分後には設定温度の-15℃まで到達。氷を入れてそのまま放置します。
稼働時間とバッテリー残量


- 6時間後:バッテリー残量10.3V、庫内-14℃。氷は未解凍。
- 8時間後:バッテリー残量10.1Vでエラー「E1」表示。停止しましたが、庫内の氷は問題なし。
約40℃の過酷な環境でも、バッテリーのみで8時間稼働し、冷凍温度をキープすることができました。これなら、夏場に冷凍庫として使っても十分に実用的です。
【充電テスト】冷凍運転しながら、どれくらいで充電できる?

-15℃設定のまま、ポータブル電源から内蔵バッテリーを充電してみました。

- 初期消費電力は145W
- 30分後に-15℃へ到達、その後は49Wで安定
- 満充電までの時間:約6時間
使用したポータブルバッテリー「モンスターX(1700Wh)」の残量は84%。これで約4回分の充電が可能です。
つまり、
(8時間バッテリー稼働+6時間充電)× 4回 + 最後の8時間 = 合計64時間(2日と16時間)冷凍維持が可能。
【冷蔵テスト】0℃設定ではどれくらい持つ?

今度は冷蔵運転(設定温度:0℃)で、ベーコンやチーズ、魚介類の保存を想定してテストしました。
気温36℃の室内で、冷蔵庫としての性能をチェックします。
結果は、
- 庫内温度0℃のまま、24時間連続稼働
冷凍モードに比べて、なんと約3倍の駆動時間となりました!
冷蔵中の充電時間

- 初期消費電力:約148W
- 設定温度到達後は48Wで安定
- 満充電までの時間は、冷凍時と同じく約6時間
ポータブルバッテリー残量85%で、6.5回分の充電が可能です。
計算すると:
(24時間稼働+6時間充電)× 6.5回 + 最後の24時間
= 合計219時間(9日と3時間)冷蔵維持が可能。
0℃設定の冷蔵庫として、約9日間連続使用できるという結果に。これならGWやお盆などの長期休みにも安心して使えます。
バッテリーのみの充電時間は?

冷蔵庫を稼働させず、バッテリー単体のみを充電した場合のテストも実施。
- 所要時間:6時間
- 消費電力:10%
意外なことに、-15℃、0℃で稼働させながらの充電時間と同様、6時間という結果になりました。稼働しながらでも、充電スピードが落ちないということがわかりました!
【結論】1泊2日〜長期連休でも安心して使える!
今回のテスト結果をまとめると、このような結果になりました。
モード | バッテリー単体 | バッテリー+ポータブルバッテリー併用 |
---|---|---|
冷凍 | 約8時間 | 約2日と16時間 |
冷蔵 | 約24時間 | 約9日と3時間 |
つまり、
ポータブル冷蔵庫+ポータブルバッテリーがあれば、1泊2日の冷凍運用も可能。GW・お盆でも冷蔵庫としてしっかり使えます。
さらに、旅先の電源サイトやキャンピングカーのサブバッテリーなどを活用すれば、さらに長く使用できるのも嬉しいポイントです。
新しいギアを手に入れたら、「どのように、どこまで使えるのか?」をテストしてみるのはとても大切なこと。
せっかく手に入れた道具ですから、その実力をしっかり引き出して、アウトドアライフを豊かにしていきましょう!
今年の夏は、11回目の北海道旅に行ってきます。このポータブル冷蔵庫を連れて、チーズにハム、カニに芋もち…買いまくって、食べまくるぞ〜!

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