火吹き棒は「ファイヤーブラスター」とも呼ばれており、効率の良い火おこしをサポートしてくれるギアです。火種に直接空気を送れるので、火力を上げるときにも便利。今回は、焚き火キャンプのマストアイテムといっても過言ではない火吹き棒について、おすすめの製品をまとめて紹介します。使用するメリットや使い方も詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
※本記事にはプロモーションが含まれます。
- 火吹き棒を使用するメリットとは
- 火吹き棒の素材
- 火吹き棒の使い方
- 火吹き棒を使用するの際の注意点
- 火吹き棒の選び方のポイント
- 火吹き棒のおすすめ商品10選!100均の商品もご紹介
- 【1位】snow peak(スノーピーク)「火吹き棒」
- 【2位】ZEN Camps(ゼンキャンプス)「伸縮式 火吹き棒」
- 【3位】LOGOS(ロゴス)「火吹き棒」
- 【4位】Montagna(モンターナ)「伸縮自在ファイヤーブラスター」
- 【5位】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「火吹き竹」
- 【6位】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「ポケット 火吹き棒」
- 【7位】田中金属製作所「火樂~KAGURA(かぐら)~」
- 【8位】muraco(ムラコ)「FIRE BLASTER(ファイヤーブラスター)」
- 【9位】キャンドゥ「伸縮式火吹き棒」
- 【10位】ワークマン「ファイヤースターター&火吹き棒セット」
- 火吹き棒を活用して安全&効率良く火おこしをしよう
火吹き棒を使用するメリットとは

火吹き棒を使用するメリットはたくさんありますが、最大のメリットは火おこしや火力アップが効率的にできる点です。
狙った場所に集中的に空気を送れるので、スマートな火おこしや、火力アップを可能にしてくれます。
また、火種から適度な距離を保って送風できるのも利点です。やけどのリスクを軽減できたり、送風範囲が狭いので灰が舞い上がるのを抑えることができたりするでしょう。
加えて、形状がスリムでコンパクトに収納できるものも多く、持ち運びしやすいのもうれしいポイントです。
▼ベテランキャンパーが愛用する火吹き棒について知りたい人はこちら!
火吹き棒の素材

ここでは火吹き棒に使われる主な素材を紹介します。
それぞれ特徴が異なるので、使用シーンや用途に適したものを選びましょう。
【素材1】機能性で選ぶなら「金属製」

アルミ、ステンレス、真鍮(しんちゅう)など、金属製の火吹き棒は機能性と耐久性に優れているのが特徴です。
市販の火吹き棒の多くは金属製のため、初心者の人は特に、金属製を選ぶと失敗が少ないでしょう。
同じ「金属製」でも、以下のように素材によって強みが異なるため、好みや使用シーンに合わせて選んでくださいね。
素材ごとの強み
- アルミ
軽量で持ち運びやすいメリットがあり、携帯性を重視する人やソロキャンパーなどにおすすめ。 - ステンレス
水濡れやサビに強く、耐久性も高いため、長く愛用したい人にうってつけ。お手入れも簡単なのが美点。 - 真鍮
銅と亜鉛の合金で、見た目が美しい上、サビや腐食に強い素材。使い込むほどに味わいが出てくるので、経年変化を楽しみながら使いたい人に適している。
【素材2】ナチュラル派には「竹製」がおすすめ

火吹き棒の中には、竹が使われているものもあります。風合いがナチュラルなので、アウトドアの景観によくマッチします。
金属製に比べて破損・劣化しやすいデメリットはありますが、軽量で取り扱いしやすいのが利点です。
さらに、金属製の火吹き棒よりも価格が安いので、購入しやすいのもうれしいポイント。コストを抑えたい人や、お試しで火吹き棒を使ってみたい人にもおすすめです。
火吹き棒の使い方

火吹き棒は、コツさえつかめば誰でも簡単に使用できます。ここでは火吹き棒の基本的な使い方を解説します。
火吹き棒の使い方
- 火吹き棒の長さを調整する(組立式、伸縮式の場合)
- 火種から適度な距離をキープして、火吹き棒の先端(細いほう)を近づける
- 息を吸い、火吹き棒の太い吹き口からゆっくりと空気を送り込む
- 火の勢いを観察しながら、火力が安定するまで空気を送る
火吹き棒の先端は細いので、炭や薪の間からピンポイントで火種に空気を送り込めます。
なお、送り込む空気の勢いが良すぎると火が消えてしまうことがあるので注意しましょう。
火種を消してしまわないように、火の勢いを見ながら、ゆっくりと息を吹き込むのがポイントです。
火吹き棒を使用するの際の注意点

火吹き棒は使用するメリットも多く、便利なギアではありますが、使い方をまちがえると非常に危険です。
安全に使用するためには、以下の注意点を守るようにしましょう。
注意点
- 火種と適切な距離を取る
- 火吹き棒の先端を火種に近づけすぎない
- 火の勢いを見て吹き込む強さを調節する
- 誤って息を吸い込まないようにする
火吹き棒の先端を火種に近づけすぎると、火吹き棒自体が熱で変形する恐れがあります。
また、火の粉が散るとやけどしたり、周囲の可燃物に引火したりなどの危険があるので、息を強く吹き込みすぎないようにするのもポイントです。
最も注意すべきは、火吹き棒から誤って息を吸い込むことです。人体に有害な煙や灰が逆流し、吸い込んでしまう危険があるため、必ず息を吹くだけにしましょう。
火吹き棒の選び方のポイント

ここでは火吹き棒の選び方のポイントを紹介します。商品選びに迷ったときは、ぜひ参考にしてください。
機能性
耐久性の高さ、耐食性の有無などに加えて、使い勝手の良さや、プラスαの機能を確認するのもポイントです。
商品によっては、トング一体型のタイプや、火ばさみ・灰かきなどとしても使える多機能タイプもあります。
そのほか、ファイヤースターター機能付きのもの、持ち運びに便利な収納ケースが付属するもの、フックが付いたものなどもあるので、キャンプスタイルや用途に応じて適したものをセレクトしましょう。
長さ
火吹き棒の長さは商品によってさまざまです。使用時の長さが「60cm」ほどのものが主流ですが、キャンプスタイルや用途に適した長さを選ぶことが大切です。
座ったまま使用する場合は、使用時の長さが80cmほどある、長めの火吹き棒が便利です。
火種から距離を取って空気を送り込めるので、姿勢を大きく変えずに火起こしができるでしょう。
持ち運びやすさを重視するなら、使用時の長さが60cmよりも短い火吹き棒を選ぶのがおすすめです。
火種との距離が取りづらいのは弱点ですが、コンパクトで手軽に使いやすいですよ。
なお、火吹き棒には伸縮式、組立式などの種類があります。いずれのタイプでも「使用時の長さがどれくらいになるか」を忘れずにチェックしましょう。
太さ
太さも商品によって異なるため、自分が使いやすい太さのものを選びましょう。
火吹き棒は基本的に、火種に近づける先端が細く、吹き口側が太い構造になっています。
持ち手部分は太さがあるほどホールドしやすく、先端は細いほどピンポイントに空気を送り込めます。
ただし、火力を高めるために空気を強めに送り込みたい場合には、先端が太く設計されている火吹き棒が適しています。
状況に応じて使い分けられるように、太さの異なるものを用意しておくと便利です。
収納方式
火吹き棒は大きく分けて、ワンピース(非分割式)タイプ、伸縮式、組立式(分割式)の3種類があります。
それぞれ以下のような特徴があるため、自分の好みやスタイルにマッチするものを選びましょう。
火吹き棒のタイプ
- ワンピースタイプ
一本の筒として作られているタイプ。分解や伸縮はできないものの、強度に優れているほか、凝ったデザインのものが多い。 - 伸縮式
複数のパーツが連結されており、任意の長さに細かく調節して使用できるタイプ。縮めると手のひらほどの大きさになるものもあるので、持ち運びやすい。 - 組み立て式
複数のパーツを組み立てて使用するタイプ。比較的コンパクトに持ち運べるほか、デザイン性の高いものも多い。
デザイン
火吹き棒は使われている素材、形状、色合いなどによって雰囲気が変わるので、直感的に気に入ったものをチョイスするのもおすすめです。
機能性の高い商品も魅力的ですが、デザイン性の高いものを使用すれば、気分が上がること間違いなし。
また、愛用しているアウトドアブランドに火吹き棒のラインナップがある場合、同じメーカーの商品を使うことで、キャンプギア全体に統一感が生まれます。ブランドをしぼることで、商品が選びやすくなるメリットもありますよ。
火吹き棒のおすすめ商品10選!100均の商品もご紹介

ここでは火吹き棒のおすすめ商品10選をランキング形式で紹介します。
100均で購入できる人気商品なども紹介しますので、参考にしてくださいね。
【1位】snow peak(スノーピーク)「火吹き棒」

snow peak(スノーピーク)「火吹き棒」は、デザイン性と機能性を兼ね備えた秀逸なギア。
逆止弁が付いており、煙や炎の逆流を防いで、安全に火をコントロールできるのが特徴です。
長さは最長87.5cmで、座ったまま使うことも可能。パーツを分解できるほか、ブランドロゴ入りの収納ケース付きでコンパクトに持ち運べます。
スペック
- 種類:組立式
- サイズ:使用時/3.0×5.8×長さ87.5cm、収納時/3.0×6.2×長さ4.5cm
- 重量:本体/310g、収納ケース/65g
- 素材:ステンレス、竹集成材、耐熱シリコンゴム、ポリプロピレン樹脂、ニトリルゴム
【2位】ZEN Camps(ゼンキャンプス)「伸縮式 火吹き棒」

ZEN Camps(ゼンキャンプス)「伸縮式 火吹き棒」は、素材にステンレスと真鍮が使われているスタイリッシュな火吹き棒です。
使用時の長さは最大で62cm。収納時は長さ16cmほどとコンパクトになる上、重量が約40gと軽量で、持ち運びしやすいのもうれしいポイントです。
スペック
- 種類:伸縮式
- サイズ:使用時/長さ62cm、収納時/長さ16cm
- 重量:(約)41g
- 素材:ステンレス、真鍮
【3位】LOGOS(ロゴス)「火吹き棒」

LOGOS(ロゴス)「火吹き棒」は、27.5~70cmの範囲で自在に長さを調節できる伸縮式タイプの製品です。
棒をスライドするだけで、無段階で好みの長さに設定できるので、そのときのスタイルにあわせて使える利便性が魅力。
また、吊り下げ収納に便利な革製の紐が付属しているのも本製品の特徴です。別売りのカラビナを紐に取り付ければ、バッグの持ち手やベルトループなどに引っ掛けて携帯できますよ。
スペック
- 種類:伸縮式
- サイズ:使用時/(約)径3.5×長さ27.5~70.0cm、収納時/(約)径3.5×長さ27.5cm
- 重量:(約)75g
- 素材:ステンレス、木材、合成皮革
【4位】Montagna(モンターナ)「伸縮自在ファイヤーブラスター」

Montagna(モンターナ)「伸縮自在ファイヤーブラスター」は、木製の取っ手がおしゃれな、伸縮式の火吹き棒です。
最大の長さは53cmですが、収納すると20cmほどとコンパクトになります。バッグの持ち手などに引っ掛けられるループが装備されているほか、専用ケースも付属しており、携帯性もバッチリです。
スペック
- 種類:伸縮式・サイズ:使用時/(約)径2.0×長さ19.5~53.0cm、収納時/(約)5.0×2.0×長さ23.5cm
- 重量:本体/(約)40g
- 素材:本体/銅・木・ステンレス、専用ケース/ナイロン
【5位】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「火吹き竹」

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「火吹き竹」は自然な風合いが魅力の竹製の火吹き棒です。
ワンピースタイプなので、組み立てたり分解したりする手間がなく、手軽にサッと使えます。
ナチュラル素材が好きな人や、個性的なギアを使いたい人におすすめです。金属製の火吹き棒が主流の中、キャンプ場でも目を引くアイテムとなること間違いなしですよ。
スペック
- 種類:ワンピース
- サイズ:(約)外径3.0×長さ40.0cm
- 重量:-・素材:天然竹
【6位】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「ポケット 火吹き棒」

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「ポケット 火吹き棒」は、その名のとおり、収納時は片手におさまるほどコンパクトなアイテムです。
軽量な上、専用の収納バッグも付属し、携帯性が抜群。
さらに、クリップが装備されており「ポケットに入れるつもりが、うっかり落としてしまった」「ポケットに入れていたらいつのまにか失くしてしまった」なんて事態を防げるのも便利なポイントです。
スペック
- 種類:伸縮式
- サイズ:(約)1.6×2.0×長さ11.0~48.0cm
- 重量:40g
- 素材:本体/アルミニウム合金(表面加工=アルマイト)、スライド部/ステンレス鋼、収納バッグ/ポリエステル
【7位】田中金属製作所「火樂~KAGURA(かぐら)~」

田中金属製作所「火樂~KAGURA(かぐら)~」は、分割式の真鍮製火吹き棒です。8ピースのパーツを組み立てて使用する設計となっています。
最大の長さは54cmですが、ねじ連結式のため、適宜長さを変えることも可能です。
煙や炎の逆流を防ぐ構造になっており、安全性が高いのも見逃せないポイントですよ。
スペック
- 種類:組立式
- サイズ:長さ54.0cm、外形3.15cm、内径1.4cm
- 重量:363g
- 素材:真鍮
▼田中金属製作所「火樂~KAGURA~」について、こちらの記事でも紹介しています。
【8位】muraco(ムラコ)「FIRE BLASTER(ファイヤーブラスター)」

muraco(ムラコ)「FIRE BLASTER(ファイヤーブラスター)」は最大61.5cmまで伸ばせる伸縮式の火吹き棒です。
重量は80gと軽量で、持ち運びに便利。また、ロープが付属しており、首から下げて携帯できます。
ムラコらしい、スタイリッシュなデザインも魅力です。
スペック
- 種類:伸縮式
- サイズ:径1.6×長さ20.5~61.5cm
- 重量:80g
- 素材:アルミニウム合金、ステンレススチール
▼muraco(ムラコ)「FIRE BLASTER(ファイヤーブラスター)」について、こちらの記事でも紹介しています。
【9位】キャンドゥ「伸縮式火吹き棒」
キャンドゥ「伸縮式火吹き棒」は、税込110円で購入できる圧倒的なコスパを誇る製品です。
最小12.7cmから、最大42cmまで、4段階に長さ調節できます。伸ばしたときの最大の長さが短めなので、卓上コンロや小さめの焚き火台の火おこしにぴったり。
収納時はコンパクトになるので、携帯性を重視する人にもおすすめです。
スペック
- 種類:伸縮式
- サイズ:長さ(約)12.7~42cm
- 重量:-
- 素材:本体/ステンレススチール、吹き口/シリコーンゴム
【10位】ワークマン「ファイヤースターター&火吹き棒セット」
ワークマンの実店舗では、お得な「ファイヤースターター&火吹き棒セット」が販売されています。
その名の通りファイヤースターターと火吹き棒がセットになった製品で、伸縮式のステンレス製火吹き棒が付属しています。
15~60cmの範囲で長さを調節可能で、利便性もバッチリ。首から下げることもできる、革製の専用収納ケースが付属しているので、持ち運びもしやすいです。
スペック(火吹き棒のみ)
- 種類:伸縮式
- サイズ:長さ15~60cm
- 重量:-
- 素材:ステンレス鋼
火吹き棒を活用して安全&効率良く火おこしをしよう

火吹き棒は、火起こしや火力調整を楽にしてくれる便利なアイテム。
火種にピンポイントで空気を送れるので、効率良く火おこしできる上、灰が舞い上がりにくく、比較的安全に使えるのも美点です。
火吹き棒とひとくちに言っても、メーカー、サイズ、使われている素材、収納方式、デザインなどの違いにより、さまざまな種類があります。
商品選びに迷っている人は本記事の内容を参考に、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。