コンパクトながら12の機能を搭載し、キャンプはもちろん、日常や防災時にも活躍するビクトリノックスのマルチツール『ツーリスト』。今回はキャンプインストラクターで防災士の筆者が、「キャンプ×くらし×非常時に使えるギア」の視点で『ツーリスト』をレビューします!
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キャンプでも日常でも、防災にも。頼れる万能ツール

アウトドアやキャンプ、ちょっとしたDIY、さらには非常時の備えとしても、1つ持っておくと役立つのが「マルチツール」 。
「十徳ナイフ」と呼ばれることもありますが、その代表格と言えば、やはりビクトリノックス(Victorinox)。
スイス発、130年以上の歴史を誇る老舗ブランドで、マルチツールをはじめ、腕時計やバッグなど幅広いアイテムを手がけ、赤いボディに白い十字のロゴマークは、アウトドア好きなら一度は目にしたことがあるはず。
今回は、そんなビクトリノックスのマルチツールの中でも、手頃な価格で、初心者にも手に取りやすい定番モデル『ツーリスト』をご紹介。キャンプはもちろん、日常や防災グッズとしても活躍してくれるその魅力をお伝えします!
ビクトリノックス『ツーリスト』のスペック

ビクトリノックス『ツーリスト』
- 原産国:スイス
- 機能数:12
- サイズ:高さ14mm×長さ84mm×幅26mm
- 重量:51g
- 材質: ABS樹脂/セリドール樹脂
- 価格:2,640円(税込)
搭載機能(12種類)

手のひらに収まるこの小さなボディの中には、12の機能が隠れています。
- ラージブレード(大刃)
- スモールブレード(小刃)
- マイナスドライバー 3mm
- マイナスドライバー 6mm
- ピンセット
- リーマー(穴あけ)、千枚通し
- キーリング
- カン切り
- コルクせん抜き
- つまようじ
- せん抜き
- ワイヤーストリッパー
シーン別!マルチツールの活用法
実際の活用シーンを「キャンプ・日常・非常時」で見ていきましょう!
キャンプでの活用シーン

・調理で活躍:大刃で食材をカット、缶切りで缶詰を開ける
・修理にも対応:ドライバーでネジの緩みを調整
・乾杯の瞬間にも:コルクせん抜きでワインを開ける
日常生活での活用シーン

・ペーパーナイフ代わりに:郵便物や梱包をスマートに開封
・ミニマリストに最適:複数のアイテムを1つに集約
・外出先や旅先でのトラブル対応:トゲ抜き、買ったばかりの洋服タグをカット、ご当地サイダーの瓶を開ける
緊急時の活用シーン

・停電時の備えに:缶切りで備蓄缶詰めを開封
・避難生活で役立つ:千枚通しでブルーシートを加工、ダンボールやテープのカット
・応急処置にも:ピンセットでトゲ抜き、簡単な修理
【フェーズフリーギア評価】ビクトリノックス『ツーリスト』
【ハピキャン防災ラボ】では、『キャンプ×くらし×非常時に使えるギア』をご紹介。このコンセプトは、日常生活と非常時の境界線をなくし、それぞれのシーンで使えるアイテムを提供する「フェーズフリー」の考え方に基づいています。
そこで、5つの指標をもとに、フェーズフリーギア評価として、採点してみました!
多機能性:5/5
- 12の機能を1本に凝縮
- キャンプ、日常、防災のすべてで活躍

手のひらに収まるコンパクトサイズで12の機能はスゴイ!
ワインのコルクせん抜きやせん抜きはキャンプで忘れがちなので、重宝しますよ。
日常活用のしやすさ:5/5
- ポケットに入るコンパクトさ
- 郵便物開封、ペーパーナイフ代わりなど日常に寄り添う
- ミニマリストに最適

キャンパーだけでなく、「家のモノを減らしたい」「ミニマリストに憧れている」なんて人にもピッタリ!
耐久・信頼性:4/5
- ステンレスブレード
- セリドール樹脂のタフな本体
- スイス品質の信頼性

とにかく丈夫!刃もしっかり厚みがあり、ステンレスなのでそう簡単にはサビません。
一生使える相棒になりますよ。
コストパフォーマンス:4/5
- 12の機能を1本で代替
- 2,640円で多機能性を実現

100均でもマルチツールは購入できますが、切れ味や耐久性はビクトリノックスにかないません。
2,640円で一生使えるならお得ですよね!
緊急時への転用力:5/5
- ブルーシートやロープをカット
- フェザースティックを削る
- 梱包材の開封
- 缶詰開封
- 調理
- 簡易修理
- トゲ抜き

12の機能が大活躍!修理から調理まで幅広く使えます。
【キャンプインストラクター防災士の本音!】フェーズフリーギア評価:22/25
総合フェーズフリー指数: 23/25
正直、この小さなボディで何ができるの?と思われるかもしれませんが、このマルチツール、冗談抜きで“サバイバルの切り札”になり得ます。大げさに聞こえるかもしれませんが、それくらい実用性に優れているんです。
大きなことはできませんが、日常生活はもちろん、キャンプの山奥から旅先、万が一の災害時まで、ちょっとした困ったシーンに幅広く活躍してくれます。
木を削って天然の着火剤を作ることもできますし、洋服タグを切りたいときはナイフを使い、トゲが刺さったらトゲ抜きを使い、ワインが飲みたいときにはコルクせん抜きを使うなど、さまざまなシーンに対応できるのは心強いです!
ちょっとした欠点も?爪が弱い人は開きにくい

23/25点と高評価の『ツーリスト』ですが、唯一気になるのが、ツールの取り出しにくさです。
各ツールを引き出す際には爪を使う必要があり、爪が薄かったり弱かったりする方にとっては、少し扱いづらいかもしれません。
ただし、それぞれのツールはしっかりと固定されていて、不意に飛び出すことがないという安心感もあります。安全性の高さゆえの仕様とも言えますが、人によってはデメリットに感じるかもしれません。
【注意】軽犯罪法違反の可能性も?

マルチツールに限らず、ナイフ類を携帯するときには法律について押さえておく必要があります。
刃渡り6cm以上の刃物を持ち歩くと「銃刀法違反」になりますが、『ツーリスト』は刃渡り6cm未満のため対象外です。
ただし、たとえ刃渡りが短くても、正当な理由がないまま持ち歩くと、軽犯罪法違反と見なされる場合があります。そのため、使用する場面や目的を明確にし、「必要なとき、必要な場所」で安全に使用することが大切です。
また、携帯する場合は、むき出しのままではなくすぐに取り出せない状態(例:ファスナー付きのポーチなど)で保管することをおすすめします。
ビクトリノックスのマルチツール『ツーリスト』は持っていて損ナシ!
コンパクトなのに頼れる『ツーリスト』。アウトドア好きはもちろん、防災意識を高めたい人や、ちょっとしたトラブルに備えたい人にもピッタリの一品です。
「1本持っててよかった」と思えるシーンはきっとありますよ。あなたも“使える備え”、始めてみませんか?
今回は入門編として『ツーリスト』をご紹介しましたが、ビクトリノックスにはさらに多機能なモデルもたくさん!マルチツールに興味を持った方は、他のラインナップもぜひチェックしてみてくださいね。

▼ツーリストと同じく12機能を備えた『スパルタン』のハピキャンロゴ入りバージョンも発売中。ハピキャンストアでチェックしましょう!


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