年間50泊以上は車中泊しているコスケです。快適な車中泊ができる車といえば、車内が広いハイエースや本格的なキャンピングカーを想像するかもしれません。しかし、実は普通のミニバンでも快適な車中泊は可能です。
車&ドライブ好きな私は、走っていてそこそこ楽しく、燃費も悪くない車中泊向きの車はないかと、いろいろな車で車中泊にチャレンジしています。その中でも快適に車中泊できた車の一つがHondaの新型『ステップワゴン』です。今回は新型ステップワゴンが車中泊に向いているポイントや車中泊時に気になるポイント、快適に車中泊するためのマストアイテムを紹介していきます。

新型ステップワゴンは車中泊にもおすすめ!車内が広いから車中泊旅に向いている

画像: 筆者撮影:オートキャンプ場で車中泊してるステップワゴン

筆者撮影:オートキャンプ場で車中泊してるステップワゴン

まずは、新型ステップワゴンはどんな点から車中泊に向いているのかを紹介していきます。

車中泊用の車に必要な条件は人それぞれ違うと思いますが、私が実際に新型ステップワゴンに乗って、北海道一周車中泊旅などをしてみた経験を踏まえて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

ミドルクラスのミニバンで車内が広くて快適に過ごせる

やはり「車内の広さ」は、快適に車中泊するうえで最も重要なポイントです。

十分なスペースがないと、車内でゆっくり食事をしたり眠ったりするのが難しく、快適に車中泊をすることはできません。

その点、新型ステップワゴンはミドルクラスのミニバンで広い車内を持つため、快適に過ごせます。ハイエースほど広くはありませんが、二人でも十分に寝られるスペースを確保できるため、一人旅ならかなり余裕のある空間です。

実際に助手席を一番前にスライドさせた状態で荷室長を測ってみたところ、約2,400mmありました。

画像: 筆者撮影:ステップワゴン助手席後ろからの長さ

筆者撮影:ステップワゴン助手席後ろからの長さ

背の高い人も寝られるくらいのスペースがあり、就寝時に窮屈な思いをする心配は少ないでしょう。

画像: 筆者撮影:ステップワゴン車中泊で気になるフラットなスペースの長さ

筆者撮影:ステップワゴン車中泊で気になるフラットなスペースの長さ

横幅は一番狭い部分(狭いタイヤハウスの上あたり)で大体1,230mm、シートの上から天井までの高さは950〜1,080mmほどでした。

画像: 筆者撮影:新型ステップワゴン車内の寸法

筆者撮影:新型ステップワゴン車内の寸法

また、3列目のシートを収納すると背の高い広大な空間ができ、荷物を積んだりテーブルを置いて食事スペースを確保したりできます。

画像: 筆者撮影:ステップワゴンの車内で食事

筆者撮影:ステップワゴンの車内で食事

このように新型ステップワゴンは、就寝時はもちろん、食事や休憩の際にもゆったり過ごせる広さがあるため、快適に車中泊ができるのです。

最新のミニバンなのでドライブも疲れず楽しい

画像: 筆者撮影:運転中のステップワゴン

筆者撮影:運転中のステップワゴン

快適に車中泊を楽しむためには、「運転していて疲れないか」「運転を楽しめるか」という部分も大切な要素です。

私はドライブが好きで、遠くまでのドライブや旅を楽しむ手段として車中泊をしています。そのため、運転していて疲れる車や長時間のドライブを楽しめない車だとストレスを感じてしまいます。

新型ステップワゴンは最新のミニバンでボディもしっかりしていて、直進安定性も高いためドライブも楽しめるのが魅力です。

背の高いミニバンの割に山道も楽しく走ることができ、高速を含めてどこに乗っていっても運転のストレスが少ないので車中泊に向いていると感じます。

燃費に優れているのでコストを抑えられる

車中泊をするとき「燃料代」は大きくコストがかかるものの一つです。

重たいキャンピングカーだと、燃費が10km/Lを下回る場合も多く、移動にはとてもコストがかかります。

新型ステップワゴンには「ハイブリッドモデル」と「1.5Lガソリンターボモデル」がありますが、ハイブリッドモデルは長距離ドライブでは20km/Lで走れることも多く、燃料代を抑えられます。

私が乗っているのは1.5L ガソリンターボモデルですが、こちらも燃費が優れています。十分な加速性能を持ち、北海道一周車中泊旅したときは満タン法(燃料を満タンにした状態から、次に満タンにするまでに走った距離を測る方法)の平均が15km/L以上という、素晴らしい燃費で旅をすることができました。

画像: 筆者撮影:新型ステップワゴンの燃費

筆者撮影:新型ステップワゴンの燃費

アップダウンの少ない燃費の良い区間であれば、1.5L ガソリンターボの4WDモデルでも燃費は18km/Lを超えました。

新型ステップワゴンは燃費が良くキビキビ走れる車なので、コストを抑えつつ快適に車中泊が可能です。

最新の安全装備・安全性能で安心してドライブできる

車中泊では長時間・長距離の運転をするケースが多いため、ちょっとした買い物やお出かけで車に乗るときよりも事故に遭うリスクが高くなります。

実は私は過去に2回、追突されてしまった経験があり、安全性能の高さはかなり重視しています。

世代が少し前の車だと、衝突安全性能が最新の車ほど高くはなかったり、緊急自動ブレーキなどの先進安全装備がついてなかったりして、事故の発生率や重大事故につながる可能性が高いです。

しかし、最新のステップワゴンは衝突安全性能は最新の技術で最高水準、先進安全装備も最新のものが積まれていて、事故のリスクを低減できますよ。

新型ステップワゴンで車中泊する場合の気になるポイントをチェック

新型ステップワゴンは荷室の広さや走行性能など、快適に車中泊がしやすいポイントがたくさんあります。

しかし、実は標準装備のままの状態では「車中泊がしやすい」とはいえないのは気になるポイント。

そこでここからは、新型ステップワゴンを車中泊用の車として使う場合の気になる点を解説していきます。

そのままだと完全なフラットにならずぐっすり眠れない

車中泊のときには「スペースが広いか」だけでなく、「そのスペースがフラットになるか」も大切です。

ステップワゴンを含むミニバンはシートを倒しただけの状態では結構デコボコしていて、リラックスできません

画像: 筆者撮影:フラットにしてもデコボコしたシート

筆者撮影:フラットにしてもデコボコしたシート

何度かシートを倒しただけの状態で車中泊してみましたが、ぐっすり眠れず翌日は寝不足状態。

寝不足では運転も危険ですし、何より車中泊を楽しめません。

ベットキットを使用するなど何らかの方法で完全なフラットにしなければ、車中泊用の車として利用するのは難しいと思います。

▼車中泊用の車の選び方についてはこちらの記事もチェック!

電化製品が使える「AC100V/1500Wコンセント」がない

「AC100V/1500Wコンセント」が装備されていると電化製品が使えるので、車中泊やキャンプ、災害時に便利です。

しかし、新型ステップワゴンにはAC100V/1500Wコンセントがついていません

このクラスのハイブリッド車ではAC100V/1500Wコンセントが装備されていることが多いため、非常に残念なポイントです。

快適に車中泊をするのであれば、ポータブル電源も持っていくといった工夫が必要になります。

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