海外でキャンプするのにおすすめの国
最後に、筆者のこれまでの経験から海外キャンプにおすすめの国を4カ国ご紹介します。
今回は、ロッジやグランピング施設があるような設備の整ったキャンプ場ではなく、テントを持ち込んで合法的に野営キャンプを味わえる国に限定してご紹介します。
1. フィリピン
リーズナブルにコスパ良くキャンプを楽しみたいならフィリピンがおすすめです。
フィリピンといえば青く輝くビーチですね。良い意味で土地が発展していないので自然が豊かで整備されていないワイルドなキャンプを楽しむことができます。
物価も安いため、キャンプ場も安く使用できます。そして、テントなどもレンタルしてくれるところが多いため、持っていなくても野営キャンプを味わえます。
マニラからわずか5時間でいける「ハンドレッド・アイランズ国立公園」は満潮時には123の島からなるパンガシナン保護地区にあります。
これらのうちガバナーズ島、ケソン島、マルコス島、チルドレンズ島のみ観光用に開発されており、キャンプができます。
まだまだ外国人観光客も少ない穴場のスポット。テントの貸し出しも行っています。
島内でできるアクティビティは以下の通り。
- アイランドホッピング
- 海水浴
- シュノーケリング
- カヤック
- ジェットスキー
- バナナボート
- ジップライン
- ハイキング
- ヘルメットダイビング
- クリフジャンプ
- パラセーリング
2. コスタリカ
ジャングルの中でザ・ワイルドなキャンプをしたいならコスタリカがおすすめです。
コスタリカといえば、記憶に新しい2022年のワールドカップで日本と対戦した中南米に位置する国です。
「豊かな海岸」という意味を持つコスタリカはエコツーリストに人気のスポットで、多様な動植物が生息している熱帯雨林です。
美しいビーチからジャングルまで楽しめるのが一番の魅力です。
コスタリカはキャンプのインフラが未発達のため管理されたキャンプ場というよりも、野営が基本です。
上級者向けではありますが、ワイルドキャンプ(野営)をしたければ候補に入れてみても良いでしょう。
3. アメリカ
壮大な自然の中で整備の整ったキャンプをしたいならアメリカがおすすめです。
アウトドア大国というだけあって、国立公園や州立公園など国や州が保護している場所でもキャンプができるようになっているアメリカ。
日本の国土25倍の大きさを誇るアメリカは手付かずの自然がかなり残っていて、ダイナミックな景色を堪能することができます。
今まで見たこともない壮大な景色の中でキャンプができるなんて絶対に経験して損はないです。
ここではカリフォルニア州にあるユネスコ世界遺産に認定されている「ヨセミテ国立公園」でのキャンプサイトを紹介します。
あの有名なアウトドアブランド「THE NORTH FACE」のロゴのモチーフになった岩山、「ハーフドーム」が見れます。
キャンプサイトの近くで体験できるアクティビティをご紹介します。
- サイクリング
- 釣り
- ハイキング
- 乗馬
- パドリング
- クライミング
- 水泳
- スノースポーツ
- 野生動物ウォッチング
アウトドア人口も多く、どこのキャンプ場も設備がしっかりしているところが多いのでトイレやシャワーの綺麗さをはじめ、クオリティーが高く整備されたキャンプができるでしょう。
4. エチオピア
トレッキングと一緒にキャンプを楽しみたい上級者の方はエチオピアもおすすめです。
アフリカと聞いて思いつくのはサバンナや野生動物、砂漠ではないでしょうか?
どれも非日常を味わえるのはもちろん、母なる大地を感じられるアフリカは死ぬまでに一度は経験しておきたいですね。
東アフリカに位置するエチオピアは火山山脈や森林が茂ったサバンナがあり、驚くべき自然の美しさと多様性の国です。
エチオピア北部の「シミエン国立公園」には3つの主要なキャンプ場があります。
「シミエン国立公園」は世界遺産にも登録されており、その高さと広い面積から「アフリカの屋根」と呼ばれています。
ここではゲラダヒヒ、ワリアアイベックスやエチオピアオオカミ、ハゲワシなどのここでしか見られない珍しい野生動物に会えます。
山岳地帯を日帰りで気軽にハイキングから一週間のロングトレッキングまで幅広く楽しむことができます。
海外キャンプをして現地の生活をリアルに感じよう!
海外でのキャンプ体験談から、注意点、メリット・デメリットをまとめました。
海外キャンプに適した国も紹介したので、2023年は海外キャンプデビューを狙っている!というキャンパーの皆さんの参考になれば幸いです。
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