関東で真夏でも涼しいキャンプ場は限られていますが、今回は標高1269m、真夏でも30度を上回ることはまずない涼しさ、奥日光は中禅寺湖にある「菖蒲ヶ浜(しょうぶがはま)キャンプ村」をご紹介します。筆者がおすすめする理由は涼しいだけではなく、自然豊かで、関東屈指の美しい景色が楽しめる点があり、このあたりも記事で詳しくお伝えします!

真夏でも最高気温は約25度の涼しさ!「菖蒲ヶ浜キャンプ村」とは

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

「菖蒲ヶ浜キャンプ村」は栃木県のいろは坂を登った奥日光の中禅寺湖湖畔に位置するキャンプ場です。このキャンプ場は日光国立公園内にあり、中禅寺湖で唯一キャンプが可能となっています。

標高は1269m。「100m標高が上がれば気温は1度下がる」という通説がありますが、実際これだけ標高が上がると、真夏でも最高気温は25度ぐらい、夜間は少し肌寒いぐらいになります。

気温が低くても、高所は太陽に近くなる分、直射日光は厳しくなります。その点も「菖蒲ヶ浜キャンプ村」は安心。サイトはほぼ全域、林間フリーサイトだからです。

木陰であれば、直射日光が遮られ、タープがなくても十分に涼しさを堪能できるのです。まさに夏場是非行きたいキャンプ場ですね。

画像2: 筆者撮影

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しかも水が綺麗ですから、7月を過ぎるとたくさんのトンボが飛びかい、おかげで蚊やブヨがほとんどいません(トンボのいない6月は蚊なども多数います)。この点も夏場はありがたいですね。

中禅寺湖は美しい湖ですが、ノスタルジックな風景が素晴らしく、幾ら眺めていても飽きません。

画像3: 筆者撮影

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特に夕映え、朝焼け、そして星空の美しさは思わず息をのむほどです。

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個人的には「菖蒲ヶ浜キャンプ村」は夏場に行く最高のキャンプ場の選択肢のひとつだと思っています。東京からは自動車で2時間程度、さらに公共交通機関だけでも行きやすい、素晴らしい夏の楽園です。

「菖蒲ヶ浜キャンプ村」は予約不要で楽しめる!

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「菖蒲ヶ浜キャンプ村」は創業当初より予約制を導入しておりません。 スペースさえあれば利用可能!

ですがその特性上、大型連休や夏休み期間中の週末、紅葉のピーク時等は大変混み合い、早い時間(午前中のうち)での満場(受付終了)もございます。 ※満場時はTwitterにて告知があるので必ずチェックしましょう!

「菖蒲ヶ浜キャンプ村」のtwitterはこちらから↓

また、バンガロー・キャビンのご利用は、予約制になります。(電話予約のみ)

「菖蒲ヶ浜キャンプ村」の施設の特徴

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「菖蒲ヶ浜キャンプ村」は国立公園の中にあるキャンプ場ですから、個人が経営しているキャンプ場とは端々の趣が大分異なります。

「自然をみんなで守る」ことに主眼を置いている感じで、このためホスピタリティという点だけを見ていくと、やや不便さはどうしても感じます。

こうした点は、是非十分に理解をして行きましょう。キャンプ場内の施設について、紹介して行きます。

全てがフリーサイトで車の横付けはNG

まず、「菖蒲ヶ浜キャンプ村」のテントサイトはすべてフリーサイトであり、しかも自動車やオートバイの横づけはできません。

自動車は入口から3分程度離れた駐車場から先に入ることはできず、荷物はすべてそこから備え付けのリヤカーで運び込むことになります。

荷物の多いファミリーキャンプだとなかなか大変だと思います。

また、価格設定に関しても、ソロならわずか1,500円で済みますが、人数1名あたりに対してお金がかかり、さらに大型テントは別料金のため、家族連れだとかなり高額な印象を受けると思います。

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ですので、ある程度人数が多い場合は、バンガローやログキャビンの使用がおすすめです。

炊事場・トイレ

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設備に関して言うと、炊事場はかなり大きく、使いやすいです。

また、トイレも洗浄機はついていませんが、清潔で数も十分にあるという印象です。

お風呂

お風呂もキャンプ場内にあります。

特別なものではないのですが、大きめサイズの浴槽で気持ちが良いです。

リヤカー運搬はどうしても大汗をかきますし、コインシャワーなどはないので、入浴できるのは大変助かりますね。

お風呂は売店の奥で一日2時間程度夕方に入れます。時間が短いので、売店で確認をしておきましょう。

ごみ回収

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ごみは自然保護の観点からなのか、細かい分別はあるものの、生ごみから乾電池、使用済みガス缶まですべて捨てられます。

これは大変ありがたいですね。

キャンプ場を綺麗にするためにも、ごみは絶対にその辺に捨てたりせず、是非ごみ捨て場を利用させてもらいましょう。

売店

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売店の品揃えは最低限、という感じです。食品はカップ麺ぐらい。

あとは基本的な調味料やガス缶などの消耗品です。

ちなみに、氷などもなく、自販機に炭酸水もないので、ハイボール党の私は、使う分を全部持ち込む必要がありました。

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薪はこんな感じ。おそらく杉の材木の一部だと思います。

割らなくても非常によく燃えますが、長持ちはしないタイプです。

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