キャンプといえばテント泊が主流でしたが、最近は「グランピング」「車中泊」などさまざまなスタイルが広がっています。なかでも「コテージ泊」は手軽にキャンプを楽しめるとして人気ですが、「コテージとはいったいどのようなものなの?」「バンガローやグランピング、ロッジも聞いたことがあるけど何が違うの?」と疑問に思っているキャンプ初心者さんも多いはず。そこで本記事では、コテージキャンプの魅力やバンガロー・グランピングなどとの違いなどを解説します。持ち物やキャンプ場選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

コテージとは貸別荘に近い宿泊施設のこと

画像1: ライター撮影 happycamper.jp

ライター撮影

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コテージとは、水回りやキッチンといった設備、テーブルや寝具などの家具が一式揃っている宿泊施設のことです。

コテージには以下の特徴があり、「貸別荘」に近い施設となっています。

  • 一戸建ての建物を借りて利用する
  • お風呂やトイレといった水回りの設備が揃っている
  • キッチンや調理器具が備えられている
  • 家具・家電・空調設備が設置されている
  • 基本的に手ぶらで楽しめる

コテージなら宿泊に必要な設備や道具がすべて揃っているため「キャンプ用品が揃っていない」「設営・撤収に不安がある」「天候が心配」といった悩みを解消しながら、手軽にキャンプを楽しめます。

コテージキャンプの魅力

実際にコテージキャンプを経験した筆者が思う、コテージキャンプの魅力をリストアップしてみます。

  • 天候に左右されないので悪天候によりキャンプ自体を諦める必要がない
  • 基本的に家具や家電が揃っているので荷物が少なくて済む
  • 建物内で寝るという安心感がある
  • 就寝時、子どもが多少泣いてたり騒いだりしても、テントほど周囲を気にしなくて良い
  • 準備が楽なので「手の込んだアウトドア料理に挑戦してみよう!」という気持ちになれる
  • 設営・撤収の時間がかからないので、めいっぱい外遊びができる
  • テント泊より荷物が少ないので、小さい車や公共交通機関でのアクセスも選択肢にできる

自分でテントなどを設営するのもキャンプの楽しみではありますが、コテージは上記のように手間をかけずにキャンプを楽しめるとして、ファミリーキャンパーやグループキャンパーに人気です。

バンガローとの違い

コテージと混同されやすい「バンガロー」ですが、コテージとバンガローには設備の部分で大きな違いがあります。

バンガローは一般的に、設備や道具のない宿泊施設のことを指し、トイレやお風呂、キッチンなどの設備は一切備わっていません。また家具や寝具もないため、宿泊に必要な「寝具」「調理器具」などは持参する必要があります。

バンガローはコテージよりも簡易的な宿泊施設である分、コテージに比べると不便さを感じるシーンが多いかもしれません。しかし、利用料金をコテージよりも安く抑えられるのはバンガローの大きな魅力です。

キャンプ場によっては、バンガローにも空調設備などを備えていたり、寝具や調理器具をレンタルできたりするところもあります。

初心者の場合は、まずはコテージキャンプから始めてみて、慣れてきたらバンガローキャンプにチャレンジしてみるのがおすすめですよ。

▼コテージキャンプ・バンガローキャンプの違いについてはこちらの記事もチェック!

【雨の日キャンプ】雨でも楽しめる! コテージ・バンガローと注意点をチェック!

ペンションとの違い

ペンションは西洋風な外観をもつ宿泊施設であり、コテージとの違いは設備やサービスの面にあります。具体的に、ペンションの特徴として以下のような点があげられます。

  • 一軒家を複数人が泊まれる宿泊施設にしている
  • 風呂・トイレは共用のケースが多い
  • 基本的には共同の食堂やリビングが設けられており、食事の提供もある
  • オーナーとのコミュニケーションがあり、アットホームなおもてなしが受けられる

ペンションはいわゆる「民宿」と呼ばれる宿泊施設で、民家を大きくしたような施設に宿泊できる仕組みとなっています。内外観に西洋の雰囲気が漂うもので、手作りの食事、他の宿泊者やオーナーとのコミュニケーションなど、温かみのあるサービスが魅力です。

風呂やトイレは他の宿泊者と共用となっていることがほとんどなので、プライベートな空間でキャンプを楽しみたい方にはあまり適していません。ただ、他の人とも交流しながら、和気あいあいとキャンプを楽しみたい人にはぴったりです。

グランピングとの違い

グランピングとは、「グラマラス(豪華な)」と「キャンプ」を掛け合わせた言葉であり、その名のとおり豪華な施設や設備を用いてキャンプを楽しむスタイルです。

コテージキャンプとはキャンプスタイル自体が大きく異なり、宿泊施設で行うグランピングもあれば、常設のテントやトレーラーで行うグランピングもあります。キャンプに必要な道具はすべて揃っているうえに、「おしゃれ」「快適」を軸にしているため、ラグジュアリーな空間で快適にキャンプを楽しめるのがグランピングの特徴です。

手ぶらでキャンプが楽しめる点ではコテージキャンプと同様ですが、より豪華で、より快適なのがグランピングという位置づけになります。その分、利用料金も割高ではありますが、特別な思い出を作りたいシーンに最適です。

▼グランピングについて詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!

【関東】カップル必見グランピング施設7選!〜新しいデートのカタチ〜

ロッジとの違い

ロッジとは、いわゆる「山小屋」のことで、自然の中で最低限快適に過ごせる宿泊施設を指します。コテージよりも簡易的な宿泊施設ではあるものの、独立したトイレやキッチンが備わっており、グレード的にはバンガロー以上コテージ未満、という位置づけになります。

最低限ながらも設備は一通り揃っているほか、レンタル品を提供しているロッジが多いので、手ぶらで快適にキャンプを楽しめます。

テージに比べて少人数での宿泊にも適しているため「夫婦で、手軽にキャンプをしたい」といったデュオキャンパーや、「小さい子どもがいるので、手間をある程度減らしたい」といったファミリーキャンパーにおすすめです。

▼キャンプに慣れてきた人には「ロッジ型テント」でのテント泊もおすすめ!

【ロッジ型テントおすすめ9選】ソロ・ファミリー別にDODやカーカムスなどの人気製品を紹介

コテージキャンプがおすすめなのはこんな人

画像1: 編集部撮影

編集部撮影

コテージ以外にもバンガロー・ペンション・グランピング・ロッジといった選択肢がありますが、以下に当てはまる人にはコテージキャンプがおすすめです。

トイレやシャワーは共同じゃないほうがいい!

コテージには、建物それぞれにトイレやシャワーが設置されています。一方、バンガローやペンションは、トイレやシャワーが共用であることがほとんどです。

衛生面が気になる方や、プライベートな空間がほしい方にはコテージのほうが快適にキャンプを楽しめるでしょう。

キッチンを利用して料理を楽しみたい!

コテージには、まるで自宅のような充実したキッチンスペースや調理器具が揃っているため、料理を楽しみたい方にうってつけです。

焚き火や共同の炊事場で調理したほうが「キャンプをしている感」は味わえますが、その分、必要な道具が増えてしまったり、作業の難易度が上がったりしてしまいます。

またロッジもキッチンが備わっているケースが多いですが、コテージに比べると簡易的であることから、本格的な調理を楽しむのであればコテージが最適ですよ。

家族や友達などと大人数で利用したい!

コテージは大人数での利用に適しており、家族やグループでキャンプを楽しみたい方にぴったりです。

グランピングやロッジは少人数での利用に向いている施設が多いです。また、ペンションのように共用スペースが多い場合、他の宿泊者の存在が気になってしまいがちなので、身内や仲間内で気兼ねなくキャンプを楽しみたいシーンにはコテージのほうが適しているでしょう。

初心者必見!コテージキャンプの持ち物やキャンプ場選びのポイント

画像2: 編集部撮影

編集部撮影

トイレやシャワー、キッチンなどが揃っているコテージでは、快適にアウトドアが楽しめます。

では、コテージキャンプには何を持って行けばよいのでしょうか?

コテージキャンプに必要な持ち物

コテージ泊に必要なアイテムをピックアップしてみます。(ただし、施設により設備に差がありますので必ず事前確認しましょう)

  • 着替え
  • 歯磨き、化粧品などの洗面用品
  • タオル
  • 調味料含む食料品
  • シャンプーやボディーソープなどのバス用品 など

持ち込みの必要ないモノの代表が、寝具・照明器具・調理関係アイテムです。

中には、食器やキッチンを拭く「布巾(ふきん)」まで備え付けられている施設もあります!

布巾は「あると嬉しいアイテム」なので、キャンパーとしては至れり尽くせりと感じます。

また、バスルームがある施設では、足ふきマットや簡易物干し、ハンガーなどがあるところも!使った後のタオルやマットを干して置けて、、とっても快適なのです!

キャンプ場選びのポイント

キャンプ場を選ぶのに便利になる、キャンプ場選びのポイントをご紹介します。

選び方のポイント備考
コテージが付いているキャンプ場か
  • コテージ有無はキャンプ場選び基本ですが、コテージが付いていないキャンプ場もあるので、 事前に公式サイトでチェック!
  • また、公式サイト以外の情報が古くて「現在はコテージは使用不可」などのケースもあるため、 事前に電話やメールで問い合わせたほうが安心です。
コテージ内の設備やレンタル品は充実しているか
  • 持ち物を準備するのに重要なのが設備やレンタル品。
  • エアコン、キッチン、お風呂設備の有無はマストで確認。
  • シャンプーやサランラップなど細かい持ち物の準備のためにも、こういった備品も事前に確認しましょう。
コテージ以外の設備も充実しているか
  • キャンプ場内にアスレチックや釣り堀りなどのアクティビティー施設や温泉がついている所もあります。
  • キャンプ場でどのように過ごすかにも関わるので、キャンプ場の設備も要チェックです。
周辺にスーパーやコンビニがあるか
  • 食材の調達をどこでするかの計画に役立ちます。

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