夏の車中泊は暑さ対策を万全に! 涼をとるのに必須な筆者愛用のおすすめグッズ10選
夏の車中泊の大敵が「暑さ」。ここでは、夏の車中泊で暑さを乗り切るために必須のグッズを紹介していきます。
夏の車中泊の暑さ対策グッズ:扇風機やサーキュレーターで空気の循環を
まず、扇風機とサーキュレーターとの違いについてですが、扇風機は「人が涼をとるための風を起こす」ものです。
人が当たることを前提に設計された扇風機の風はやわらかく、風に直接当たることで涼しさを感じられます。
一方で、サーキュレーターは「空気を循環させる風を起こす」ものです。
サーキュレーターの風を開けた窓に向けて送ることで、室内のこもった空気を循環できます。空気の循環を目的としているので、扇風機よりも強めの風であるケースが多いです。
なお、筆者の経験上、車ほどの広さであれば、扇風機でも十分に空気の流れを作ることができます。扇風機やサーキュレーターで空気の流れを作れば、車内に暑い空気がこもらず、暑さがやわらぎます。
「暑いときは車のエアコンをつければ良いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、エアコンのつけっぱなしはNGです。
車のエアコンをつけっぱなしにしておくと、バッテリーが上がってしまい、翌朝出発しようと思ったときにエンジンがかからないなんてことも。そんな事態を避けるために、扇風機やサーキュレーターを用意して、涼をとりましょう。
また、扇風機やサーキュレーターを購入するときには「サイズ選び」が重要なポイント。
スペースが限られた車内では、大きすぎる扇風機では寝る場所を十分に確保できなかったり、天井が低い車では扇風機が入らなかったりする可能性も。そのため、愛車のサイズに合わせたサイズの扇風機やサーキュレーターを選びましょう。
おすすめグッズ①:BALMUDA(バルミューダ)『GreenFan C2』大型サーキュレーター
私が使っているサーキュレーターは、BALMUDA(バルミューダ)の『GreenFan C2』。
車内用のサーキュレーターとしてはやや大きいですが、SUVなど広めの車であれば十分に使える大きさです。
また、風量1や2の風はやわらかく、扇風機として利用することも可能。オシャレなデザインが特徴的なので、自宅と車中泊で兼用したい人には特におすすめです。
▼車中泊での換気についてはこちらの記事もチェック!
おすすめグッズ②:アイリスオーヤマ『PCF-MKM15N』小型サーキュレーター
そのほか、予算3万円で揃えたいなら、アイリスオーヤマの『PCF-MKM15N』小型サーキュレーターもおすすめです。
小型ながら、風の勢いはバッチリ。車ほどの広さであれば、十分に空気の流れを作ることができます。
また、8畳用で定価2,728円(税込)と、コスパ重視の方に特におすすめです。
▼予算3万円で揃える車中泊グッズについてはこちらの記事もチェック!
おすすめグッズ③:Smaly携帯扇風機【2020年モデル】手持ちタイプの扇風機
スタンド付きで、置き型のポータブルファンとしても使えるハンディ扇風機。
さらに、ストラップが付属するので、首からさげて使うことも可能です。
スリムなデザインかつ軽量設計であることに加えて、首部分が180°に折りたためるため、持ち運びにも便利。
おすすめグッズ④:ブルーノ『ポータブルミニファン』
キッチン家電で有名なBRUNO(ブルーノ)ですが、携帯用扇風機も発売しています。クリップタイプやスピーカー付きなど数種類発売されていますが、今回は一番シンプルなモデルをご紹介します。
何と言ってもハンディ扇風機としても卓上扇風機としても使えるのがブルーノの携帯扇風機の特徴です。充電式なのでバッテリーが切れると使用できないというデメリットはありますが、弱・中・強の3段階で風量の切り替えが可能で弱で使用した場合最大8時間使用できるので日中使う分には問題ない使用時間です。強で使用すればハンディタイプとしてはしっかりとした風量があります。
おすすめグッズ⑤:snow peak(スノーピーク) フィールドファン MKT-102 置き型扇風機
最大風速180m/分のパワフルなポータブルファン。
AC電源、または別売りの充電式バッテリーで稼働するので、利用シーンに応じて使い分けできます。そのため、インドア、アウトドアどちらでも使用が可能。
本体の重量は1.3㎏ほどと置き型扇風機にしては軽量なので、持ち運びがラクです。
夏の車中泊の暑さ対策グッズ:車用網戸で暑さ対策と虫対策を同時に
扇風機やサーキュレーターで空気を循環させると良いとお伝えしましたが、窓を開けていると、蚊などの虫が入ってきて不快な思いをしてしまいます。
車用網戸を使用すれば、虫の心配をすることなく空気の循環ができるので、快適な車内環境を作れます。
車用網戸は、ドアにかぶせるだけのタイプを選べば設営は簡単。
後部座席のドア2か所に網戸を装着し、窓に向かって扇風機やサーキュレーターの風を送ると、反対側の窓から風が入り空気が循環します。
暑さ対策と虫対策を同時に行える車用網戸は、夏の車中泊の必須アイテムと言っても良いでしょう!
おすすめグッズ⑥:サンシェード 車窓用
おすすめグッズ⑦:ハッカスプレー
イチオシの虫よけスプレーはハッカスプレーです。
虫の嫌いなハーブ系の香りで虫除けになるというものです。
ハッカは、幅広い虫に効果があると言われていて、清涼感のある香りは暑い夏にもぴったりです。
香りで虫を忌避するため、肌以外にも、服やテントに振りかけても効果があるのも特徴です。
おすすめグッズ⑧:防虫線香「パワー森林香」
虫除けスプレーと併用するのがおすすめなのが、一般的な蚊取り線香よりも厚い真っ赤な防虫線香、「パワー森林香」です。
その特徴的な厚い線香からは、たくさんの煙が出て虫を寄せ付けません。
野外用と謳われるほどの煙の量なので、キャンプでも活躍が期待できます。
専用ケースはこんな風に服に引っ掛けることができて便利なので、初めての購入時はケースとセットのものがおすすめです!
夏の車中泊の暑さ対策グッズ:サンシェードで日差しによる気温上昇を防ぐ
車内の温度上昇の一番の原因は、日中や明け方の日差し。車の日差し対策として、サンシェードはぜひ持っておきたいグッズです。
JAFの検証によると、真夏の晴天時の車内の平均温度は51℃、ダッシュボードの最高温度は79℃にまで達したそう。
これに対し、サンシェードを使用した場合、車内の平均温度は45℃、ダッシュボードの最高温度は52℃だったとのことです。
キャンプや車中泊で寝ている間は日差しがないので、上記の検証の温度に到達することはさすがに考えにくいです。
しかし、朝日が出てからは徐々に気温が上昇するため、サンシェードを使用することで、朝の気温上昇がゆるやかに抑えられそうですね。
また、暑さ対策ではありませんが、サンシェードは目隠しにもなり、プライバシー対策としても有効。
車内で寝ている時に誰か視線を感じる…なんて想像すると怖いですよね。サンシェードはトラブル回避のためにも必須と言えるでしょう。
おすすめグッズ⑨:車用カーテン サンシェード
▼サンシェードについてはこちらの記事もチェック!
夏の車中泊の暑さ対策グッズ:冷却シートで寝入りをスムーズに
おすすめグッズ⑩:熱さまシート
ここまでお伝えした対策を行っても、暑苦しくてなかなか眠りにつけないときもあります。そんなときに冷却シートがあれば、涼しさを感じながらスムーズに寝付けることが多いです。
冷却シートは、夜眠るときだけでなく、日中キャンプをしたあとにも役立ちます。
炎天下の中キャンプをしたあとは、体がほてっていることが多いですよね。これから晩御飯を作ろうと思っても、体がだるくて動けないなんてケースも。
そんなときに冷却シートがあれば、ほてった体を休ませることができます。
冷却シートは夏のキャンプに必須のアイテムともいえるかもしれませんね。
夏の車中泊は場所選びも重要! 標高が高い場所や日陰を選んで暑さをやわらげよう
夏の暑さ対策は、グッズだけでなく車中泊をする「場所」も重要。
夏の車中泊の場所選びについて、2つのポイントをお伝えします。
夏の車中泊の場所選び【1】なるべく標高が高い場所を選ぶ
夏の車中泊の場所選びで重要なポイントの1つ目は、標高が高い場所を選ぶことです。
標高が100m高くなると気温が0.6℃下がると言われています。そのため、海岸近くの場所と標高500mのキャンプ場を比べると、約3.0℃も気温の差があるということです。
キャンプ場は比較的標高が高い場所が多いですよね。実際、夏場でもキャンプ場の夜は涼しいなと感じたことがある人は少なくないはず。
普段行くキャンプ場の標高を調べてみたり、近隣の標高が高いキャンプ場を調べてみたりするのも、夏キャンプの楽しみの1つになりますよ。
夏の車中泊の場所選び【2】できるだけ日影を選ぶ
夏の車中泊では、できるだけ日影を選ぶことも暑さをしのぐポイントです。
すでにお伝えしましたが、車内の温度上昇の一番の原因は、日中や明け方の日差しです。
いくらサンシェードをしたからといって、太陽が昇り始めたら、車内の温度上昇は避けられません。
日陰で車中泊をすることによって、車への直射日光を避け、日が出始めてからの温度上昇をゆるやかにできます。
筆者は真夏に道の駅で車中泊をした際に、駐車場のど真ん中に駐車していました。そのため、日差しを思いっきり受けてしまい、暑さで目が覚めるといった苦い経験をしたことも。
夏の車中泊では、可能な限り日影を選ぶようにしましょう。