「子どもがいると部屋が片付かない」が口癖の、子育てマーケター森田亜矢子です。私のように、「自宅もキャンプのリビングもオシャレにしたいけどセンスがないから無理。どうしたら良いのか全く分からない…」と思う人に、絶対に読んで欲しい本が『インテリアスタイリストのネタ帖』。今回は、その著者インテリアスタイリスト・遠藤慎也さんに特別インタビュー!キャンプをオシャレに楽しむためのコツを聞きました〜!

プロのテクニックが学べるスタイリングの教科書『インテリアスタイリストのネタ帖』

画像1: 編集部撮影

編集部撮影

インテリアスタイリスト・遠藤慎也さんは、雑誌・カタログ・広告・WEBメディア・CMの撮影現場でのインテリアスタイリングや、住宅展示場や商業施設のディスプレイ、VMD、レストランの内装のインテリアコーディネートも手がけるなど、表現媒体のジャンルを問わない幅広い活動をされています。

2021年3月に、遠藤さんが実際に仕事でも使っているインテリアスタイリストとしての『ネタ』=テクニックを、1冊にギュギュっと凝縮させたスタイリングの教科書『インテリアスタイリストのネタ帖 -センスより大切な部屋づくりのアイデア-』(株式会社三才ブックス)を出版されました!

画像1: キャンプをオシャレにしたい人の必読書『インテリアスタイリストのネタ帖』の著者・遠藤慎也さん特別インタビュー
『インテリアスタイリストのネタ帖』
遠藤慎也
¥1,540
2021-05-11 13:35

今回は、ハピキャン編集部の特別取材として、遠藤慎也さんに直接お話を聞きました〜!!

インテリアスタイリストに聞く【1】インテリアテーマを決定づけるアイテムとは?

画像2: 編集部撮影

編集部撮影

画像1: ライター森田

ライター森田

我が家の「なんの統一感もなく買い集めたキャンプギアの雑然とした雰囲気」を打開したいのですが、何から手をつけて良いのか全くわかりません!

そこで、まず最初に遠藤さんにお伺いしたのは、 Q.キャンプギアの中で、全体のインテリアテーマを決定づけるアイテムってあるの?ということ。

『面で見えるもの』→面積の大きなアイテムが全体のイメージを決める

画像1: 遠藤慎也さん

遠藤慎也さん

インテリアの話にも繋がるんですが、サイトをパッと見た時に1番目に入りやすいのは、『面で見えるもの』、つまり、面積の大きなアイテムです。

その『面で見えるもの』が全体のイメージを強く印象づけるんです。

『面で見えるもの』は、キャンプシーン言うと「テント」や「タープ」家のインテリアで言うと「ラグ」とか「カーテン」だと言います。

その『面で見えるもの』を、自分の好みのイメージでセレクトしていくことがポイントで、生地の質感が「キャンバス」なのか「ポリエステル」なのか、テーブルの天板の素材や色などのチョイスにつながっていくんだとか。

(好みのイメージ) × (アイテムの質感)の事例を挙げると・・・

遠藤さんが挙げてくださった事例はこんな感じです。

【自然に馴染むナチュラルな雰囲気】
→ アースカラー、ウッド系、生成りなど

【ミリタリーな雰囲気】
→ カーキ色、鉄っぽい素材、アルミ系素材など

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画像2: ライター森田

ライター森田

なるほど〜。一番面積の大きな「テント」や「タープ」が重要なんですね!

「テント」「タープ」の購入検討では、「キャンプインテリア全体のイメージ」を考えて、素材や質感をチョイスするということが、重要なポイントなんですね!

画像2: 遠藤慎也さん

遠藤慎也さん

小物も重要ではあるんですが、それは後からでもできるので、まずは一番大きな面で見えるアイテムを考えていくと良いと思います!

椅子も背もたれとか座面などが『面で見える』ものなので、椅子のセレクトも全体テーマを意識すると良いでしょう。

画像3: ライター森田

ライター森田

私は「どのブランドがいいかな〜」とブランドありきで、色も基本的にはそのブランドのフラッグシップカラーを、無意識に選択しちゃってました(苦笑)。

テントは容易に買い替えられないので、現在持っているテントのカラー&素材をベースとして、考えていけば良いんですね。

インテリアスタイリストに聞く【2】インテリアに「まとまり」「統一感」を生むテクニック

画像3: 編集部撮影

編集部撮影

『面で見えるもの』=テント・タープなどの大物ギアが決まったとして、それ以外のアイテムはどんな風に選んでいけば良いのでしょうか?

画像4: ライター森田

ライター森田

ハイブランドのギアでガツンと揃えているキャンパーさんを、いつも羨ましく眺めております…。

私はそんなに予算がないので、庶民にも真似できる「ハイブランドで揃える」以外のテクニックを教えて欲しいです!

素材やカラーで「リンク」させるとインテリアに統一感が生まれる

画像3: 遠藤慎也さん

遠藤慎也さん

同じブランドで揃えなくても、何かしら「リンク」する要素があると、一体感が生まれやすいです。

「カラーで統一させる」というのは代表的なテクニックですが、「ファブリックの素材を合わせる」・「テーブルの脚、チェアの脚の材質を合わせる」など、部分的に材料や素材をリンクさせるというテクニックもあるんだそうです。

カラフルにすればいいだけじゃない!?「賑やか」でも「まとまり」を演出する

家族とのファミリーキャンプでは、「賑やか・わいわい」の雰囲気を作りたい方も多いんじゃないでしょうか。

パパとママで、色の好みが違うケースや、椅子の形状の好みが違うケースもあるでしょう。

そんな方には、例えば、全体は「カーミットチェア」で揃えてファブリックは家族それぞれが好きな色にするや、ファブリックの素材感だけを合わせて家族それぞれが好きなメーカーの椅子をチョイスするという方法もあると、遠藤さんは教えてくれました。

「ギアの配置」も全体の雰囲気作りに効く

雑然とした雰囲気を生みやすい小物系を、ラックやコンテナにしまったり、テントの中に入れて隠すと言う方法は有名ですが、それ以外にも、キャンプギアの配置によって印象はかなり変わるそうです。

例えば、「シンプル・スッキリ」の雰囲気を作りたければ、キャンプギアの配置の「水平」・「垂直」を合わせるだけで、雑然とした雰囲気を抜け出してスッキリした印象が生まれるそうです。

逆に、「賑やか・わいわい」の雰囲気を作りたければ、椅子や円形のテーブルを使って囲むような形にするだけで随分変わるんだとか。

画像5: ライター森田

ライター森田

なるほど〜!!

確かに、先日のキャンプで、なんとなくコンテナやラックを1列に並べたら、なんか急にスッキリしたような感じがしたんですよ!そういうことだったんですね。

画像4: 遠藤慎也さん

遠藤慎也さん

僕は友達とのグルキャンが多いんですが、友達のギアも勝手に配置を変えますからね(笑)。

で、僕が動かしたやつを、別の友達がまた別の場所へ移動させたりするんですが、そんな感じでみんなでキャンプインテリアを作っていくのも楽しいです。

画像6: ライター森田

ライター森田

勝手に動かすのウケますね(笑)!
仲がよいということかと思います。

でも、グルキャンだとみんなの荷物が溢れかえることがあります…。

画像5: 遠藤慎也さん

遠藤慎也さん

そうですよね。

グルキャンの場合、各自が持っていったギアを全部使う必要はなくて、誰かのでことが足りれば出さなくていいと思います。

「思い入れのあるギアで出したいアイテム」を持っている人に譲って、僕は今回はテーブルは出さないなんてこともありますよ。

画像7: ライター森田

ライター森田

みんなのアイテムを見て、あえて出さないという選択も有りなんですね!

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