アメリカ在住のキャンプライター舟津です。コロナで明るいニュースが少なかった昨年。そんなときに追い打ちをかけ我が家のキャンピングトレラーが丸ごとごっそり盗難に!アメリカのスケールの大きさを感じましたが、そんな体験のもと、改めてトレーラーの防犯、保険の必要性を感じました。今回は、私の盗難体験談と、防犯テクニック&キャンピングカー保険についてご紹介します!

考えていなかった!トレーラーの丸ごと盗難

画像: 筆者撮影:愛用していたキーストーンのスプリングデール

筆者撮影:愛用していたキーストーンのスプリングデール

我が家が愛用していたキャンピングカーは、車と連結して使うキーストーンのトラベルトレーラー。キャブコンやバスコンなどと比べるとエンジンが無く、その分価格が抑えられることや、キャンプ場に到着してから連結を取れば、車だけでいろいろ周れることを考え、このタイプのキャンピングカーを選択。2016年より約4年愛用し、故障やパンクはあったものの、愛着も沸いていたのですが・・・。

ほんの10分ほどで盗難

トレーラーは知り合いのバス会社の駐車場に停めていたのですが、駐車場にはセキュリティーカメラがあり、今まで車上荒らしにあうことなく、駐車できていたので安心していたのですが・・・。

トレーラーが盗まれる様子はセキュリティーカメラに写っており、その時間はわすか10分ほど。盗難される様子は写っているモノの、カメラの画質があまりよくなく顔や車のナンバープレートまでは見えていませんでした。

画像: セキュリティーカメラに映った盗難されている様子

セキュリティーカメラに映った盗難されている様子

よくよく考えてみると、キャンピングトレーラーは簡単に丸ごと盗難できるんです。日本人の私は丸ごと盗難されることを考えておらず、車上荒らし防止のため、入り口のドアの施錠は頑丈にしていたものの、タイヤ止めやヒッチ止めはつけていませんでした。ですが、トレーラーはけん引できる車で引っ張れば、簡単に丸ごと盗難可能なのです。

警察にレポートしても探す気はなし!

これは日本では当てはまりませんが、アメリカでは車の盗難は日常茶飯事にあるため、ビデオで車の車種や人が写っていても、そこから探すことはしてくれません。ただ、保険用にレポートを書くだけです。

一応、盗まれた場所のシティーにも報告しましたが、「それは残念でした」という感じで、まったく探す気は0。改めて自己防衛の大切を感じました。

トレーラーの防犯防止方法

盗難された私が言うのもなんですが、今後日本でもキャンピングカーの盗難は増えてくる恐れがあるため、盗難防止策は絶対必要です。下記、いつくか代表的なトレーラーの防犯方法です。

1.タイヤロック

トレーラーのタイヤをロックするシンプルな方法。使い方も簡単です。トレーラータイプだけでなく、キャブコンやバンコン、通常の車にも使用可能。ただし、自分が運転するときにタイヤロックの外し忘れには注意が必要です。

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2.ヒッチポールロック

これはトレーラータイプ用になりますが、けん引するとき車とトレーラーをドッキングするヒッチボールをカバーして、けん引できないようにする方法。これも取り付けは簡単です。値段も5000円前後で購入することが可能ですので、トレーラーの購入とともに一緒に購入することをおすすめします。

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3.セキュリティーカメラ

カメラがあることで抑止力になります。いざという時はその映像も証拠になるので、わかりやすい場所に防犯カメラを設置。ダミーをいくつか設置しておくのもひとつの手です。

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これらをしても盗まれることはあります。ただし、「防犯をしている車」と「防犯をしていない車」ですと、狙われるのはやはり防犯無しのトレーラーです。盗難されるリスクを下げるためにも、必ず防犯対策を行いましょう。

やはり頼れる保険

画像: やはり頼れる保険

警察が探すことをしないアメリカで頼りになるのは保険です。日本とアメリカでは保険のシステムが異なるため、あまり参考にならないかもしれませんが、アメリカではトレーラーにはトレーラー用の保険が必要です。ただし、エンジンがないトレーラーの保険はさほど高くなく、ベーシックなものは年間$200ほど(カバーされる料金によって変動します)。

我が家もベーシックのモノに加入していましたが、保険会社に盗難された状況、ポリスレポート、何がトレーラーに入っていたのか携行品の情報(買った時のレシートがあるものは添付)、盗難されている動画があったためそれも合わせて提出しました。

トレーラーは4年ほど使用していたため、時価額はだいぶん下がっていたのですが、何気に助かったのが携行品の保険です。

我が家はトレーラーの中に、テレビ、ジェネレーター、自転車、テントなどのキャンプ用品や服が入っていたのですが、それらも保険対象になりました。今思えば、トレーラーの中に物を入れすぎていたことを後悔していますが、それでも保険対象になったのは助かりました。

保険の手続きは時間がかかるものの、資料の再提出や質疑応答はなし。盗難手続きになれているのか確認項目も少なくスムーズ。

アメリカではキャンピングカー(台所、トイレ付きのモノ)は家とみなされるため、10年や20年のローンを組むことができ、我が家のトレーラーもあと5年ほどローンが残っていましたが、その残りのローンは保険でカバー。あと多少お金が戻ってきました。

今思えば、「保険料の詳細をきちんと見て、多少上げてでも補償料金をもう少し充実させておけばよかった」と思いましたが、「トレーラーが盗難された状態で、ローンだけ払い続ける」という悲しい状態を避けることができ、改めて保険のありがたみを感じました。

それでも、やはり愛用していたキャンプ用品やお気に入りの服などすべてなくなってしまいましたし、トレーラーがごっそりなくなったのはやはりショック。しかし、コレも勉強と思い、防犯の大切さを身をもって体験。今後に生かしていきたいと思います。

「防犯にやりすぎはない!」キャンピングカーも丸ごと盗まれることがあることを頭に入れて置くこと

画像: 筆者撮影

筆者撮影

日本人の私にとって「トレーラーが丸ごと盗まれる!」ということは想像していなかったのですが、アメリカ人の友達からは「それは防犯していないのが悪い」とお叱りを受けました。

今後、日本でも増えるであろう「トレーラー丸ごと盗難」。車上荒らしだけでなく、丸ごと盗まれることも考え、末永く愛車とキャンプが楽しめるように防犯を徹底。使用していないときはキャンピングカーの中にできるだけモノを入れないように心がけること、留め置きする場合は、見通しがよい場所や、セキリティーがちゃんとしている場所に停めるようにしましょう。

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