こんにちは!冬キャンプといえば幕内引き籠り派のくにぱぐです。冬キャンプにあると最高に面白いのが「薪ストーブ」です。揺らぐ炎を眺めながら暖を取れる薪ストーブは、焚火とは一味違う味わい深さがあります。ただ、薪ストーブは価格的にもなかなかハードルの高いアイテムだけに二の足を踏んでいる方も多いのでは? そこで、今回はこの薪ストーブについて、コストパフォーマンスや機能の面から選び方を考えてみました。

【薪ストーブの基本情報】憧れの薪ストーブは石油ストーブや電気ストーブよりはるかに暖かい暖房器具

冬キャンプは防寒対策の暖房器具が欠かせませんよね。一概に暖房器具といっても、焚き火や石油ストーブ、薪ストーブなど種類は色々です。

たくさんある中でも、憧れを抱いている人が多いのが「薪ストーブ」。名前の通り薪を燃料とした暖房器具で、石油ストーブや電気ストーブなどに比べて火力が強い特長があり多くのアウトドアファンから人気を集めています。

【薪ストーブの選び方①:大きさ】積載だけで考えてはよくない! できればなるべく大きいものが◎

画像: 【薪ストーブの選び方①:大きさ】積載だけで考えてはよくない! できればなるべく大きいものが◎

薪ストーブを選ぶ一番のポイントと言えるのが「大きさ」です。

薪ストーブは折り畳んでバイクでも運べるような小さなサイズのものから、かなり大きなものまでさまざまですが、積載のできる限り大きなものを選ぶことが大切です。

大きい薪ストーブを使うメリットは2点あります。

  • 手間の面のメリット。長さのある薪を切ったりせず、そのまま使うことができる。
  • 暖かさの面のメリット。たくさんの薪を一度に入れられるので温度が上昇しやすい。

前者については、あまり小型の薪ストーブを選ぶと、投入する都度ノコギリなどで薪を切ってやる必要があり、かなりの労力になります。

一般的に売られている薪は概ね35~40センチ。

ですので、多少斜めにして入れるとしても薪ストーブの奥行が38センチ程度はないと面倒に感じることになるかもしれません。

また、後者については、2~3本ずつの薪を燃やす焚火と、10本の薪を燃やす焚火、どちらが暖かいかで考えて頂けるとわかりやすいかと思います。

当然、10本の薪を燃やすほうがはるかに暖かいのですが、薪ストーブも同じことが言えます。

ですので、大きい薪ストーブを使うに越したことはありません。

当然、運ぶのに差し障りのあるようなサイズだと宝の持ち腐れですので、最低限、自分の交通手段で積載ができる必要はありますが、その中で最大のものを選ぶのがよいと思います。

【薪ストーブの選び方②:材質】主に「鉄・ステンレス・チタン」の3種類 目的に合わせて選ぼう

画像: 【薪ストーブの選び方②:材質】主に「鉄・ステンレス・チタン」の3種類 目的に合わせて選ぼう

薪ストーブの材質は概ね以下の3種類です。

  • ステンレス
  • チタン

お値段的には鉄が最も安く、ステンレスはそれよりも高いという感じです。

なお、チタンは少し別格の高級商品で、種類も多く出回っていないものです。

チタン製の薪ストーブはバイク積載など小型軽量に特化したものであり、初心者がいきなり選ぶということはあまりないと思いますので、一旦ここではこれ以上触れずにおきます。

基本的には薪ストーブの購入は鉄とステンレスの二択となるわけですが、簡単に書くとそれぞれの特性は以下のような感じです。

  • =安価。錆びやすい。暖まりやすい。
  • ステンレス=やや高価。錆びにくい。暖まりにくい。

店頭で比較するとよくわかりますが、鉄製薪ストーブの安さは魅力的です。

しかし、薪ストーブぐらいの高熱で熱した鉄は極端に錆びやすくなり、気をつけて使用しても3〜4シーズンぐらいでボロボロになってしまうことが多いようです。

一方でステンレスの薪ストーブは高額なものの、鉄よりは明らかに錆びにくいです。

このため結果的に鉄製品より長く使えることになりますから、一概にどちらがコストパフォーマンスがよいとは言えないのです。

その時の経済状況などと相談して購入するのがよいと思います。

もう一つ、鉄とステンレスでは鉄の方が熱伝導が優れているため、同じ大きさの薪ストーブであれば、鉄製品の方が暖かくなります。

そして、ほとんどの場合、鉄製薪ストーブの方が大きいサイズでもあるため、温度の差はかなり明確にでます。

「薪ストーブ=暖かい」

というイメージをお持ちの方は多いと思いますが、ステンレス製薪ストーブの場合、思ったほどは暖まらないことを覚えておきましょう。

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