冷しゃぶラー油肉そばのポイントは「冷しゃぶ」 美味しく作るコツは片栗粉と粗熱の取り方

※イメージ画像
今回つくる冷しゃぶラー油肉そばは、歯応えのあるもりそばに、たっぷりの冷しゃぶをトッピングしたメニュー。
これをラー油ととろろの利いたつけ汁でズルリと頂く、ボリューミーでパンチのきいたガツン系蕎麦です。
非常に簡単に誰でも美味しく作ることができますが、そのためにポイントとなるのが、蕎麦の上に乗っかっている「冷しゃぶ」です。
冷しゃぶを柔らかく仕上げると、蕎麦との一体感が増してぐっと美味しくなるからです。
この冷しゃぶの作り方は冷しゃぶ単独で食べる際にも役立つので、覚えておいて損はないですよ。
冷しゃぶラー油肉そばの食材と作り方
冷しゃぶラー油肉そばの食材(3人前)

筆者撮影
・蕎麦(乾麺) …300g
・豚ロース肉かバラ肉(冷しゃぶ用) …150g
・麺つゆ(3倍濃縮タイプ) …150cc
・食べるラー油 …大さじ3
・とろろ(パックのもの) …1個
・きざみのり …30g
・白ごま …大さじ3
・長ねぎ …1本
・一味 …お好みで
・生卵 …お好みで(1人1つ程度)
・揚げ玉 …お好みで
・片栗粉 …大さじ1
・日本酒 …大さじ1
蕎麦はなんでも平気ですが、なるべく太く、コシの強いものがおすすめです。
今回使用したのは岩手県の「土川蕎麦物語」という商品です。
通販でも買えますが、かなりコシがあり、ラー油に負けない存在感があります。
とろろはすり下ろすのが手間なので、パックのものを使いましょう。
冷凍のものも売っています。
麺つゆは濃いめにしたいので、なるべく濃縮タイプを使いましょう。
冷しゃぶラー油肉そばの調理に必要な道具
・ざる
・鍋
明確に必要なものはないですが、蕎麦を茹でて冷水で冷やすので、鍋とざるはいりますね。
別段キャンプ用の道具ではありません。
もちろんバーナーも忘れずに。
それと、ゆでた蕎麦を締めるのに冷水を使います。
一般的なキャンプ場なら水道が来ているとは思いますので、それを使えば問題ありません。
キンキンに冷やすのであれば、グロウラーに氷を入れて持参するとかでしょうか。
片栗粉を肉にまぶしてから茹でる! 冷しゃぶラー油肉そばの作り方
1)
まずは冷しゃぶの作り方です。
豚肉は日本酒を振ってから、片栗粉をまんべんなくまぶします。
この片栗粉によるコーティングで、肉のうまみを閉じ込めるのです。

筆者撮影
2)
お湯を鍋で沸かしてから、片栗粉をまぶした豚肉をバラバラと投入します。
これで茹でるだけ。

筆者撮影
3)
豚肉は生では寄生虫のリスクがありますので、完全に熱が通ってからざるに引き上げます。
肉は冷水で締めず、そのまま空気に晒して自然に粗熱を取ると、柔らかいまま食べることができます。
ある程度冷めたらクーラーボックスに入れてもいいですし、数時間なら保存も利くので、ここまで家で調理しておいてもいいでしょう。

筆者撮影
4)
肉が冷めるまでにざっと鍋を洗ってから再度お湯を沸かし、蕎麦を茹でます。こちらは指定時間通りに普通に茹でてから、よく冷水で締めましょう。蕎麦湯を食後に飲みたい場合は、少し蕎麦湯を鍋に残しましょう(あらかた捨ててもOKです)。

筆者撮影
5)
麺つゆは濃縮されているものを使い、濃いめに割ります。今回は3倍濃縮のものを2倍に希釈しています。
一人分ずつ器に入れて、とろろと食べるラー油、さらに一味を入れておきます。

筆者撮影
6)
蕎麦に肉、刻んだネギ、ゴマ、海苔をたっぷり乗せれば完成です。

筆者撮影
冷しゃぶラー油肉そばちょい味変は生卵と揚げ玉で! 蕎麦湯割りも美味しい!

筆者撮影
冷しゃぶのコツはあるにしても、基本的にトッピングだけで出来上がるメニューなのでとても簡単ですよね。
しかし、味の病みつき具合はなかなかのものです。
「簡単だけど面白いメニューを」
と考えている人にはオススメです。
味変をしたい場合、食べる途中で、麺つゆに生卵や揚げ玉を入れてみてください。
一段と味に深みが増します。
私はこのメニューが好きで、蕎麦200gぐらいは一人で食べてしまいます。
蕎麦を食べ終わったら熱く熱した蕎麦湯を少々入れ、飲める程度に薄めてから飲むとまた違った味わいが楽しめますよ。