家計にやさしく、便利な野菜「もやし」 種類ごとに使い分けると料理がもっとおいしくなる!

(筆者撮影)左から、緑豆もやし、大豆もやし、黒豆もやし
もやしに種類があるのをご存知ですか? それぞれの特徴を知るとレシピを考えるのがグンと楽しくなります。ここではスーパーなどで手に入りやすい3種類をご紹介します。
【緑豆もやし】
文字通り、緑豆から発芽したもやしで、スーパーやコンビニなどに通常おいてある一般的なものがこれです。国内流通の90%を占めています。少し太めでシャキシャキとした食感があり、クセが少ないので、サラダや炒め物など、幅広い料理に合います。
【大豆もやし】
大豆から発芽したもやしで、豆がついたまま料理に使います。やや細めで、煮崩れしづらく、歯応えと旨味が強いことが特徴です。ヒゲ根がついているので、下処理で取り除いておくと食べやすくなります。ナムルやチゲなど韓国料理によく合います。
【黒豆もやし】
一般的な黒豆よりも小粒な「ブラックマッペ」という黒緑豆から発芽したもやしで、やや細めで甘味があり、青臭さが少ないことが特徴です。西日本での流通量が多く、ラーメンや焼きそば、お好み焼きなどによく使われます。
【もやしレシピ1】大豆もやしと豆苗のナムル キャンプごはんにも、おうちの常備菜にも◎

(筆者撮影)
大豆もやしと豆苗、どちらも豆からの発芽野菜、スプラウトを使ったナムルです。リーズナブルで食べ応えがあり、サッとできるので、キャンプごはんができるまでの前菜としても便利です。
〈材料〉(3~4人分)
- 大豆もやし…200g(1袋)
- 豆苗…1パック
- 白いりごま…適量
〈A〉
- ごま油…大さじ1
- 塩…小さじ1/4
- 胡椒…適量
- だし醤油…少々
- すりおろしニンニク…小さじ1/2
〈作り方〉
1.豆もやしのひげ根を取って下処理をし、沸騰したお湯に入れてサッと茹でます。

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2.豆苗は根元で切り落とし、半分にカットします。

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3.ボウルに〈A〉を作り、1と2を入れてよく混ぜ合わせます。

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4.器に盛り、白ごまをかけたら完成です。
【もやしレシピ2】緑豆もやしときゅうり、ささみのサラダ ラー油入りで暑い夏でも食欲増進

(筆者撮影)
ごま油の風味とラー油のピリ辛が食欲をそそるサラダです。きゅうりと鶏ささみで棒棒鶏のような感覚で楽しめます。お好みで花椒をかけると本格中華に変身します!
〈材料〉(3~4人分)
- 緑豆もやし…200g(1袋)
- きゅうり…1本
- 鶏ささみ…100~150g(2~3本)
〈A〉
- 水…500cc
- 酒…大さじ1
- 塩…小さじ1/2
〈B〉
- ごま油…小さじ2
- 醤油…大さじ2
- 酢…大さじ1
- 鶏がらスープの素…小さじ2
- ラー油…小さじ1/2
- 水…大さじ1
- 花椒…小さじ1/2(お好みで)
〈作り方〉
1.沸騰したお湯にもやしを入れてサッと茹でます。
2.〈A〉の水が沸騰したらささみを入れ、再び沸騰したらすぐ火を止めて蓋をして10分蒸らします。

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3.きゅうりを千切りにし、2を手でほぐします。

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4.〈B〉でドレッシングを作り、1と3を混ぜたらできあがりです。お好みでラー油をかけてもOKです。