夏レシピを作るなら知っておきたい! ピーマンの種類とおいしいピーマンの選び方

まずはピーマンの種類とおいしいピーマンの選び方から解説していきます!
一般的に『ピーマン』として知られているものは、『緑ピーマン』と呼ばれています。緑ピーマン以外にも、ピーマンには以下のような種類が存在します。
・赤ピーマン
緑ピーマンを完熟させたもので、ピーマン特有の青臭さがないのが特徴。サラダなどにも使いやすい。
・パプリカ
ジャンボピーマンとも呼ばれるもので、緑ピーマン・赤ピーマンよりも甘みが強く、肉厚であるのが特徴。
・ししとう
辛味のない唐辛子のことで、実はピーマンの仲間。天ぷらや煮浸し、焼き物など緑ピーマンと同じように使える。
ピーマンは唐辛子の仲間なので、ししとうの他にも『伏見唐辛子』や『万願寺唐辛子』といった辛くない品種の唐辛子はピーマンとよく似た味わいです。
また、ピーマンはタネの部分から痛み始めるので、見た目は新鮮そうでも、実は鮮度が落ちているケースがよくあります。
おいしいピーマンを選ぶためには、表面にハリやツヤがあるかを見るだけではなく、ヘタの切り口にも注目してみてください。切り口が黒く変色しておらず、みずみずしいものは新鮮なピーマンです!

ピーマンの簡単夏レシピ【1】これだけで白いご飯がモリモリ進む! 白だしで作る無限ピーマン

筆者撮影
CMで話題になった『無限ピーマン』。おいしそうに白米と無限ピーマンを食べる姿を見て、真似して作ってみたという方も多いのではないでしょうか。
一般的な無限ピーマンは鶏ガラを活用して作りますが、今回ご紹介するのは『白だし』を使って作る無限ピーマンです。
白だしを使うことで、鶏ガラよりもさっぱりとした味わいになり、夏にぴったりのレシピになりますよ!
【材料(2〜3人前)】
◆ツナ缶・・・1缶
◆白だし・・・大さじ1半
◆ごま油・・・大さじ1/2
◆にんにくチューブ・・・1cm程度
◆ブラックペッパー・・・適量
【作り方】
1.1cm幅の細切りにしたピーマンを耐熱ボウルに入れ、ラップをかけて600Wのレンジで2分半加熱する
2.レンジから出したら、1分〜2分放置して余熱で蒸す
3.油を切ったツナ缶・白だし・ごま油・にんにくチューブ・ブラックペッパーを入れてよく混ぜたら完成
調理は電子レンジだけで完結するため、忙しい日や料理を作る気力がない日はもちろんのこと、「あと1品だけ足りない……!」なんて日にも大活躍のレシピです。
ピーマンの簡単夏レシピ【2】種までおいしく食べられる! 丸ごとピーマンのおひたし

筆者撮影
ピーマンを調理するときには、ヘタを落としてタネを取り除くのが一般的ですよね。
しかし、最近多くの料理研究家や料理好き芸能人が推しているのが、ヘタもタネもそのままに調理をする『丸ごとピーマン』です。
丸ごとピーマンは、ピーマンの甘みや旨味がギュッと閉じ込められるため、「ヘタやタネを取り除いたときよりも断然おいしい!」と人気を集めています。
今回は、生姜の風味が食欲をそそる、丸ごとピーマンのおひたしをご紹介します。
【材料(2〜3人前)】
◆ピーマン・・・4個
◆生姜・・・1片
◆しょうゆ・・・大さじ2
◆酒・・・大さじ2
◆みりん・・・大さじ2
◆水・・・50cc
【作り方】
1.ピーマンはよく洗い、切らずにそのまま。生姜は千切りにする
2.鍋に生姜・しょうゆ・酒・みりん・水を入れて一煮立ちさせる
3.手順2の鍋にピーマンを入れ、蓋をして弱火にかける
4.途中でピーマンを裏返しつつ、10分程度煮詰め、ピーマンが柔らかくなれば完成
ほぼほったらかしで完成するレシピなので、他のおかずと並行して作れるのも、このレシピの簡単ポイントです。
煮詰めることによってヘタもタネもかなり柔らかくなります。正直、私も食べる前までは「ヘタもタネも食べたことないし、食べるのはちょっと抵抗あるかも……」なんて心配していたのですが、実際食べてみたら、まったく抵抗なくペロッと丸ごと食べられました!(笑)