こんにちは、夫婦ユニット『野あそび夫婦』夫のアオです。「アウトドア好きの店主なら、きっとお店の食材を使った美味しいキャンプ飯を教えてくれるはず!」というアオの勝手な思い込みから、野あそび夫婦の日本巡業シリーズ企画第一弾として、アウトドア好きな店主に絶品のキャンプ飯を聞いてみました! 記念すべき第一弾である今回は、群馬県桐生(きりゅう)市にある『桐生きのこ園』の店主にお話を伺います。

キャンプの楽しみは食材の買い出しから! 地元の専門店に行ってみよう

こんにちは。野あそび夫婦のアオです。みなさんはキャンプの食材をどこで買いますか?

僕は最近、キャンプ場近くにある地元の専門店に足を運ぶようにしています。

ある日、アウトドア好きなハムとソーセージ専門店の店主に「ここのお店の食材を使った、何かオススメのキャンプ飯はありますか?」と聞いてみました。すると、美味しいうえにアウトドアでも調理しやすい見事なレシピを教えてくれたのです。やはりアウトドア好きの店主が教えてくれるキャンプ飯は一味違うなぁ〜と深く感心。

そして同時にこうも思ったのです。

画像1: 野あそび夫婦・アオ

野あそび夫婦・アオ

もしかしたら、日本全国にいるアウトドア好き店主は、それぞれ自分の絶品キャンプ飯を持っているのではないか!?

と……。

それ以来、「ここの店主、もしかしてアウトドア好きなのでは?」と思いながら、地元の専門店に足を運ぶようにしています。

絶品きのこキャンプ飯を求めて『桐生きのこ園』へ

今回、絶品キャンプ飯を求めて訪れたのは、群馬県桐生(きりゅう)市。

かつて絹織物産業が盛んだったこの町には「ノコギリ屋根工場」と呼ばれる特徴的な屋根の形をした建物が町のいたるところにあって、歩くだけでちょっとした観光気分が味わえます。

一見すると古そうな工場も、中がオシャレにリノベーションされていたりして、その組み合わせがおもしろいです。

そんな街並みを眺めつつ、JR両毛線の桐生駅から車で7分ほどのところに、今回の絶品キャンプ飯を教えてくれる店主がいる『桐生きのこ園』さんはあります。

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

趣味の山歩きがお店の原点に

『桐生きのこ園』店主の中島崇さんは、もともと山歩きが趣味で、周囲の山々を歩いてキノコ狩りをしてきた自身の経験から、14年前にキノコの生産をはじめました。

今でも地元や群馬の山を中心に山へ登るそうで「今年はヤマビルが多いから注意してね」とアドバイスしてくれました。

画像: 筆者撮影 店主の中島さん(右)

筆者撮影 店主の中島さん(右)

こだわりが詰まったキノコ作り

そんな中島さんに生産のこだわりを聞いてみました。

画像2: 野あそび夫婦・アオ

野あそび夫婦・アオ

中島さんがきのこを生産する上で、こだわっていることを教えてください。

画像1: 中島さん

中島さん

きのこの土台となる菌床には、カブトムシが寄ってくるような樹液たっぷりの広葉樹のチップを使用しています。そうすることで、きのこの渋みが軽減され、甘みが引き立つんです。

画像3: 野あそび夫婦・アオ

野あそび夫婦・アオ

なるほど、そうなんですね!

画像2: 中島さん

中島さん

はい。そしてその菌床は数回使ったら新鮮なものに取り替えています。

画像4: 野あそび夫婦・アオ

野あそび夫婦・アオ

何度も使い回す生産者も多いとお聞きしていましたが、菌床にすごくこだわっていらっしゃるんですね。

ここまで菌床にこだわる生産者はあまりいないそうです!

画像3: 中島さん

中島さん

栽培に使う水は、地元『桐生川』の伏流水を汲み上げた井戸水なんですよ! これを霧状に散布して山深い森林環境をハウス内で再現することで、力強い味のきのこが育ちます。

画像5: 野あそび夫婦・アオ

野あそび夫婦・アオ

ハウス栽培だからといってその土地の自然環境と切り離されているわけではなく、むしろ密接な関係にあるんですね……!

桐生の水を使い、森林環境を再現し栽培されたきのこ。こだわりいっぱいのきのこを使った料理は、きっと絶品に違いありません!

キャンプで食べる絶品きのこ料理レシピ3品を紹介

さてここからが本番。中島さんから教えてもらったキャンプ飯を作るために『桐生きのこ園』で買った食材はこちら。

画像1: 筆写撮影

筆写撮影

早速、これらの食材を使って作る絶品きのこキャンプ飯のレシピをご紹介していきます!

レシピ1:『生きくらげのサラダ』

<材料(4人分)>
◆生きくらげ・・・100g
◆レタス・・・1/4個
◆キュウリ・・・1本
◆ミニトマト・・・8個  
◆オリーブオイル・・・大さじ1
◆塩・・・少々
◆コショウ・・・少々
※野菜の種類はお好みで!

<作り方>

1:生きくらげを30秒ほど湯通しし、1口サイズにカットする。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

2:野菜を適当な大きさに切ったら、1をのせて、オリーブオリーブ、塩、コショウをかける。

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

生きくらげならではの、プリプリとした食感が楽しめるシンプルな一品。さっぱりとしているので、お肉料理のお供にオススメです。

◆店主からの一言アドバイス◆

画像4: 中島さん

中島さん

1口サイズに切るときは、手でちぎった方が美味しく食べられるのでおすすめですよ! もし包丁で切るならステンレスの包丁で。鉄の包丁で切ると、切り口が酸化し風味が損なわれてしまいます。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

レシピ2:『生きくらげ / まいたけのバター醤油炒め』

<材料(4人分)>
◆生きくらげ / まいたけ・・・100g
◆バター・・・8g
◆醤油・・・大さじ1

<作り方>

1:温めたフライパンにバターをのせ、食べやすい大きさにカットした生きくらげ / まいたけを炒める。

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

2:ある程度火が通ったところで、醤油をまわしかれば完成(以下写真はまいたけの場合)。

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

定番のバター醤油炒めですが、普段食べているキノコとの味の違いが実感できるレシピ。旨味が強い『桐生きのこ園』さんのきのこは味の濃いバターとの相性抜群なので、ぜひ試してみてください。

◆店主からの一言アドバイス◆

画像5: 中島さん

中島さん

生きくらげを扱う際は、加熱してから調理すること! 今回は炒めたので、湯通しの必要はありません。

ちなみに、まいたけは炭火で香ばしく焼いてから醤油につけて食べても美味しいですよ。

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

レシピ3:『しいたけピザ』

<材料(4人分)>
◆しいたけ・・・4本
◆ブロックベーコン・・・50g
◆シュレッドチーズ・・・20g

<作り方>

1:しいたけの石づきを取る(ちなみに『桐生きのこ園』さんのしいたけは最初から石づきが取ってあるので、キャンプでも使いやすい)。

2:しいたけの軸とベーコンを小さくさいの目切りにする。軸にも旨味があるので捨てずに使う。

画像: レシピ3:『しいたけピザ』

3:裏返したしいたけに、切った軸とベーコン、シュレッドチーズをのせて、弱火でじっくり焼く。表面のチーズが溶けてきたら完成。

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

画像10: 筆者撮影

筆者撮影

◆店主からの一言アドバイス◆

画像6: 中島さん

中島さん

きのこの旨味は表面にある胞子にも含まれているので、美味しく食べようと思ったら洗わないことが鉄則。ただ例外は、山に生えている天然のきのこや原木栽培のきのこ。これらは汚れがついている場合があるので、水でサッと洗ってから調理した方がいいでしょう。

ちなみに、野あそび夫婦がオススメするしいたけの焼き方は、かさの裏に塩を振り、炭火でじっくり弱火〜中火で焼く。塩が水滴になったら食べ頃です。

溜まった汁を溢さないよう裏返さずに食べる。口の中に旨味がジュワ〜っと広がります。

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

おまけ:桐生きのこ園オリジナルの『キクラゲピクルス』がおすすめ!

レシピではありませんが、最後に『桐生きのこ園』さんオリジナルのキクラゲピクルスをご紹介。ほどよい酸味とコリコリとした食感が特徴のこちらは、ぜひ白ワインと一緒に。

画像2: 筆写撮影

筆写撮影

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