登山中のエネルギー補給は「行動食」という概念が一般的です。しかし、実際にどんなものを持っていけばいいのか、悩んでしまうことはありませんか? この記事では、登山歴3年のぼくが行動食を選ぶ基準と、コンビニで揃うおすすめ行動食についてご紹介します。手軽に揃えられるものを選んだので、ぜひ最後までチェックしてください。

登山におすすめの行動食とはどんなもの? 「軽い」「高カロリー」「食べやすいもの」の基準で選ぶと◎

結論から言うと、軽くて高カロリー、そして食べやすいものを選んでいます。また、疲れたときに食べて「テンションが上がるか」といった気持ちの部分も意外に大切です。

具体的には、

1. 軽くて持ち運びやすい
2. 高カロリーでエネルギー効率がいい
3. 食べやすい
4. 疲労時に食べてテンションが上がる

いつもこの4つを意識して登山中の行動食を選んでいます。それぞれ順に解説していきます!

軽くて持ち運びやすい

行動食は、軽くて持ち運びやすいものを選ぶのがおすすめです。

登山では当然、行動食のみをバッグに詰め込むことはありません。そのほか、レインウェア、コッヘルなどの料理器具、食材、カメラ、山岳用テントなどたくさんの荷物が必要です。場合によってはザックの重量が10kg~20kgになることもあります。そのため、行動食の重量は軽い方がいいですし、収納スペースを圧迫しないものがいいです。

高カロリーでエネルギー効率がいい

行動食はできるだけ高カロリーなものを選びます。

登山中の歩行は思った以上にエネルギーを消費してしまうもの。実際にぼくも、知らず知らずのうちにエネルギーを消費して、気づいたときにはバテている、なんてこともしばしば経験してきました。

そういった失敗を防ぐためにも、こまめにエネルギー補給をすることはもちろん、高カロリーかつエネルギー効率がいい食品を選びましょう。

エネルギー効率がいい食べ物は、甘い食べ物。砂糖を使用した食べ物は、体内でブドウ糖(グルコース)に変換されて、すぐにエネルギーとなります。

食べやすい

手軽に食べられるかどうかも大事にしたいポイントです。

具体的に、
・食べたときに手が汚れないか
・調理せずに食べることができるか
・口内の水分が奪われすぎないか

など。ぼくが行動食を選ぶときは「疲れているときに食べても、ストレスを感じないもの」を目安にしています。

疲労時にテンションが上がるか

登山中はとても疲れます。「もう一歩も歩けない……。だけど山頂までもうひと頑張りしたい」そんなとき。食べると自分を元気づけてくれる行動食だとうれしいはず。自分が食べて「テンションが上がるか」ということは意外に大切なポイントです。疲労時に食べることを想像して、行動食を選びましょう。

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筆者撮影

実際に近所のファミリーマートに足を運び、登山に持っていきたい行動食を選んできました。

日帰りであれば、この中から3つ、4つくらい選んで山に持っていくことが多いです。

大きく分類分けすると、

1. おせんべい系
2. スナック菓子系
3. 腹持ちがいい系
4. エナジーバー系
5. 甘い系
6. おつまみ系

このような分類に! それぞれなぜ行動食に選んだのか、解説していきます。

おせんべい系は手軽に食べられて◎

おせんべいは、手軽に食べられ、かつ食感が好きなので持ち歩いています。甘いものをチョイスしがちですが、塩っけのあるものを選ぶのもおすすめ。疲れた体には適度な塩分摂取も大切です。

ファミリーマートではこの2つをチョイス。

筆者撮影:この2種のおせんべいは僕の大好きなもの。

技のこだ割り(たまり醤油味)【52g/194kcal】は、チャックがついているのでとても便利。あえてせんべいを割ることで、醤油味が染みて味が濃いのがいいんです。

手塩屋(だし塩)【60g/257kcal】は、だしの味がしっかりと効いていて塩味も感じられるため、こちらもおすすめです。

登山に行動食を持参する際には、ジップロックなどのチャック付き袋に全部入れて持ち歩いています。パッケージから取り出してまとめることで、コンパクトになります。

画像: 筆者撮影:登山者の中には、ナルゲンボトルに入れて行動食を持ち歩く方も。

筆者撮影:登山者の中には、ナルゲンボトルに入れて行動食を持ち歩く方も。

スナック菓子系は食感が◎

筆者撮影

ポテトチップスは飽きのこないサクサクとした食感が魅力。

なかでも堅あげポテト【80g/410kcal】は、ジップロックに入れても崩れにくく重宝するので、いつも手にとってしまいがちです。

腹持ちがいい系は食べ応えが◎

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

おにぎりなどの炭水化物系もおすすめですが、おさかなソーセージ【70g×3本/1本あたり123kcal】やささみプロテインバー【65g×2本/1本あたり70kcal】のようなタンパク源も、意外に食べやすいです。特にささみプロテインバーはステックタイプで食べやすくおすすめ。味は濃いめで食べ応えは抜群です。

日帰り登山では行動食として。山でテント泊する際には夕食前につまんだり、料理に活用したりもできるため汎用性が高いです。

エナジーバー系はコスパが◎

筆者撮影:スニッカーズは中にキャラメルが入っているため、歯が弱い方は避けた方がいいかも……

エナジーバーの魅力的なポイントは、なんと言っても「持ち運びやすさ、軽さ、カロリー」のバランス。ファミリーマートではスニッカーズ【51g/248kcal】やカロリーメイト【2本40g/1本あたり200kcal】が販売されていました。

コンパクトでカロリーも高いので、コスパがいいです。ぼくにとってエナジーバーは、登山の行動食に欠かせない存在となっています。

甘い系は疲れた身体を癒す◎

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

甘いものでは、加糖れん乳【120g/100gあたり329kcal】、ミルクキャラメル【1粒あたり4.9g/21kcal】、ミニ羊羹【58g/165kcal】をチョイス。キャラメルは歩きながら。れん乳やミニ羊羹は非常食的な位置付けでザックの中に忍ばせています。

いずれも登山中疲れているときに食べると、甘さが体中に染み渡り、元気がでてくる行動食です。

おつまみ系はリーズナブルで◎

手軽にちょいとつまめるおつまみ系行動食は、ナッツやドライフルーツ、ジャーキーを持っていきます。ファミリーマートではこの2種。

筆者撮影

ビーフジャーキー【45g/127kcal】のあまりはおつまみとして再利用可能です。ファミリーマートの5種ミックスナッツ&フルーツ【55g/236kcal】はリーズナブルでとてもおすすめ。量も程よく、チャック付きなのも魅力的です。

レーズン、アーモンド、カシューナッツ、パイナップル、クランベリーの5種が入っていますので、「ナッツだけだと少し物足りない」という方にはぴったりの行動食だと言えます。

お気に入りの行動食で登山をより快適に楽しもう! 持ち運びやすさやカロリーなどの要因も考えてみては

この記事では、登山中の行動食を選ぶ基準と、ファミリーマートで揃えるおすすめ行動食についてご紹介しました。

行動食を選ぶ基準は、

1. 軽くて持ち運びやすい
2. 高カロリーでエネルギー効率がいいもの
3. 食べやすさ
4. 疲労時にテンションが上がるか

ぜひ今回の記事を参考に、あなただけのお気に入り行動食を探してみてください!

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