「いつか一度は登ってみたい」そう思う人が最も多い山が富士山ではないでしょうか。しかし、登山経験がない人にはイメージもつかないですし、何を持っていくのかさっぱりわからないという人も多いはず。そこで、今回は富士登山で最低限知っておきたい基礎知識と持ち物リストをご紹介します。〝いつかは行ってみたい〟という方の背中を押せるような記事になれば幸いです。

登山する上で最低限抑えておきたいマナーと心構え!

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

まずは富士山に限らず、どの山を登山するときも守るべきマナーと心構えがあります。

安全第一! 登山計画と装備は整える

山は自然が相手のスポーツとも呼ばれ、天候の変化など予期せぬ事態に備えなければなりません。自分の身を守るために、事前に登山計画書の提出、保険の加入などを済ませ、登る際にはしっかりと装備を整えて行きましょう。

登山の基本ルールは登り優先! しかし…大切なのは譲り合いの精神

山では細い道もあり、登りと下りの人がすれ違うときに道を譲るシーンがあります。その時には基本、登りを優先しましょう。つまり、下りの人が立ち止まって道を譲ることになります。もちろん、状況次第ですので登りの人が譲っても問題ありません。大切なのは余裕をもった譲り合いの精神です。

ゴミは持ち帰る!

これは当たり前ですが、まれにゴミが落ちている光景を見ると悲しくなります。必ずゴミは持ち帰る! それが出来ないなら登らないという心構えを持ちましょう。

登山道から外れない!

登山道は安全に通れる道として整備されています。つまり、その道から外れたら何があるかわからないということです。

自分の安全はもちろんですが、踏んだ石が落石となり下で歩いていた人へ当たって怪我をさせることにもなりかねません。また、落石は登山道でも常に「落とさないように&落ちてこないか」を注意しましょう。

他にもたくさんありますが、最低限抑えておきたい登山のマナーになります。

富士登山で知っておきたいこと/登山シーズン・ルート・トイレ事情・病気など

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

では富士登山特有の知っておきたいことをまとめました。こちらも非常に重要ですので、しっかり確認しましょう。

登山シーズンは7月から9月がベスト!

富士登山には大体7月から9月上旬の登山シーズンがあります。毎年若干、日にちが変動しコースによってもかわるため、HP等でチェックしましょう。このシーズン内は山小屋やトイレも稼働しています。

シーズンオフは登山が出来ない訳ではありませんが、行政のガイドラインにて、十分な技術・経験・知識があり、しっかりとした装備・計画を持ったもの以外は禁止とされています。特に冬は過酷な寒さ・風の強さ・雪崩などにより毎年死者を出すほどの恐ろしい山に変貌します。冬の富士山の難易度はエベレスト級とも呼ばれるくらいです。

もちろん、初心者が登る山ではありませんので、安易に正月の初日の出を山頂で拝もうなどと考えないで下さいね。シーズンオフの間は、装備を揃えたり、軽めの登山で練習しながら準備を整えておきましょう。

トイレはチップ制・山小屋の売店も現金必要!

富士山のトイレは管理保全のためチップ制です。山小屋などの売店も現金が必要になりますので、キャッシュレスの時代ですが、現金(小銭も)を十分に持って登りましょう。

高山病に注意!

富士山以外の山でも高山病になることはありますが、日本一の高さ故に、富士登山では高山病に注意しましょう。誰でもかかる可能性があり、発症するとめまい・吐き気・頭痛などが襲ってきます。

直すには標高を低くする、つまり下山するのが一番です。少し休憩しても治らない場合は下山も検討しましょう。予防するには寝不足で登らない、ゆっくりと時間をかけて登る、水分を多めにとるなどが挙げられます。

日帰り登山は避けよう!

富士登山は吉田ルート、須走ルート、富士宮ルート、御殿場ルートという4つのコースがあります。ロングコースの御殿場コースを除くと、5合目から頂上までの往復で12~13時間かかります。そのため、朝4時くらいから登れば日帰りで行けなくはありませんが、初心者には中々ハードな行程です。

朝早くからの登山で寝不足、かつ一気に5合目から頂上まで上がるため、前述したように高山病かかりやすくなります。なるべく8合目あたりで山小屋に宿泊し、時間的にも体力的にも余裕を持って登りましょう。ちなみに山小屋は混雑することが多いため、必ず事前に予約しておきましょう。

自分だけの持ち物リストを作ってみよう!

必須アイテム解説
ザック(リュック)容量は30L
登山靴スニーカー厳禁。必ず登山靴で。
シャツ長袖で速乾性の良いもの
トレッキングパンツ速乾性の良いもの。
タイツの場合、砂利が靴の中に入るため、
砂除けのスパッツがあると良い
防寒着段階的に重ね着できるように複数枚がおすすめ
夏でも早朝の頂上は0~5℃で真冬並みの寒さ
帽子紫外線対策に。
ご来光待ちで寒い時にはニット帽もあると良い。
雨具雨天時の備え。上下セパレート式が便利。
ヘッドライト頭に付けるため、両手が空く便利アイテム。
予備電池も持参。
財布、ケータイなどいつも持ち歩く貴重品。小銭も入れておく。
ゴミ袋ゴミは持ち帰ること
飲料水1~2L程度。足りない分は山小屋で購入する。
行動食登山中に食べる軽食。
高カロリーなチョコやビスケットなどがおすすめ。
タオル汗拭きなど。
歯ブラシ寝る前や食後に。
保険証念のため持参。
登山計画書・ルートマップマップ・計画書の行程を確認して登山すること。
あると便利なアイテム解説
ストックいわゆる杖。あると足の負担が軽減。
手袋怪我防止と防寒用に。
耳栓山小屋で寝るときに周りが騒がしい時のために。
ウエットティッシュ水道がないためあると便利。
常備薬、絆創膏体調不良や怪我の時に。
日焼け止め山では紫外線が強い。
サングラス天気が良いと眩しい。
カイロ頂上でご来光を待つ時など
着替え山小屋泊には基本的に不要。必要に応じて。
マスク砂ぼこり対策に。
カメラ思い出の写真のため。
小型バーナー&燃料お湯を沸かしたり、調理が可能。
山頂でのカップ麺は格別。

上記の表はあくまで一例ですので、ご自身の必要なアイテムを足して持ち物リストを完成させましょう。

富士山は標高が上がるにつれて気温が下がります。そのため、防寒具も山頂用のダウンジャケット1枚だけでなく、薄手の上着など段階的に重ね着できる上着が便利です。

また、計画時には平均時間よりも長めに余裕を持ったプランニングにしておくと、不測のタイムロスにも柔軟に対応できます。計画よりも遅れた行程になっていると、なんとなく気持ちが焦ってしまい、高山病や思わぬ怪我を引き起こす可能性もあります。

余裕を持ったプランを立てて、持ち物リストで忘れ物がないかしっかりと確認して富士登山に臨みましょう。

万全な準備と装備で富士登山にチャレンジしてみよう!

画像: 万全な準備と装備で富士登山にチャレンジしてみよう!

夏のシーズン中の富士山は多くの人が訪れるため、一種の観光地のような感覚があるかもしれませんが、しっかりとした準備と装備で臨むべき「登山」であることを念頭に置きましょう。とはいえ、富士山頂上からの景色と達成感は実際に登った人しか味わえない格別なものです。これを機に「いつか一度は登ってみたい」と思っていた富士山にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ハピキャン LINE 友だち登録

This article is a sponsored article by
''.