どこまでも自由なオートバイでの旅、その究極のスタイルでもあるキャンプツーリング。
「いつかはやってみたい」と憧れはありつつも、「道具も知識もないし・・・」と二の足を踏んでいるライダーは多いのではないでしょうか?
ちょっとしたコツさえ掴めばキャンプツーリングは決して難しくありません!
まずは一番基本となるテント選びから解説しちゃいましょう!

キャンプツーリングはまず『出かける』ことが大事! バイクへの積み方・テントなどの道具選びは後回し

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

いよいよ夏本番を迎え、オートバイでのロングツーリングの計画に胸を弾ませているライダーも多いことかと思われます。

今年の夏はどこへ行きますか?
北海道??九州?いっそ海外??

GWと並んで長期休暇が取りやすいこの季節ですから、普段なかなか行けない土地に行くチャンスでもありますが、この機会にキャンプツーリングデビューを目論んでいる方も多いのではないでしょうか?

ただでさえ自由なイメージのオートバイツーリングに、気の向いたところにテントを張り、星を見ながら眠るキャンプというスタイルを組み合わせたら、それはもう旅の思い出が二倍にも三倍にも魅力的になることは間違いありません。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

しかし一方で、全くのキャンプ未経験者にとってみたらなかなかハードルが高いイメージがあるのも確かなところ。

何が必要で、それをどう使い、またどうやってオートバイに積むのか?

そんな「憧れは十二分にあるのに、なかなか踏み出せない」という方のために、この記事でそのハードルを下げるお手伝いができたら嬉しい限りです!

ご安心ください。キャンプツーリングはそんなに難しいものじゃありません。

道具選び一つとっても厳密なルールがある登山などと違い、オートバイでのキャンプではライダーそれぞれが自分の流儀やスタイルで楽しんでいますし、続けていくうちに自分なりのスタイルというものが必ず確立していきます。

大事なのはまず「出かけること!」
新しいことを始めるワクワク感さえあれば大抵のことは何とかなりますよ!

それではまず、私が考える、最も大事な「テントの選び方」から解説いたしましょう!

テント選びはキャンプツーリングで最重要! バイクの積載量や、快適さや軽量さのどちらをとるかで選ぶ

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

キャンプツーリングで「いの一番」に必要になってくるのがまずテントです。
稀にテント無しで寝ることをポリシーにしているライダーもいますが、あまり一般的ではありません(笑)

さて。
オートバイツーリングに使うテントですが、さすがにファミリーキャンプ用の物はあまりに収納サイズが大きくなりますので、基本的には専門的なアウトドア用か登山用の物からの流用するのが一般的です。

中には「ツーリング用」と銘打っているアイテムもあることはありますが、種類も限定されていますのでそこはあまり囚われる必要はないでしょう(これについては後述)。

大事なのは、「何を重視するのか?」ということだと思います。

一般的に、テントに関して言えば(テントに限らないのですが)、「快適性」と「軽量・コンパクトさ」というのは絶対的に相反する命題で、テント選びの悩みのポイントはほぼそこに集約されているといっても過言ではないでしょう。

簡単に言えば、広くて快適なテントは収納サイズも大きく重量も重い。

逆に小さくて軽いテントは居住スペースや前室(テントの出入り口に設けられている張り出しで、荷物や靴などを置いておけるいわば「土間」スペース)も狭く快適性は少々犠牲になります。

オートバイの場合、登山やサイクリングほどサイズや重量に対しての制限はシビアには問われませんが、荷物の積載性は車種によって大幅に異なりますし、スーパースポーツタイプのバイクなどですと極端に制約が大きくなりますね。

そんな場合はやはり極力収納性に優れた軽量テントをチョイスするのがベターな選択となってきます。

登山用テントは軽量&コンパクトでキャンプツーリングとも相性抜群! バイクに積みやすいのも嬉しい

何よりもまず「軽量・コンパクトさを重視したい」というライダーなら迷わず登山用を選ぶことをオススメいたします。

登山は言うまでもなく自分の足がエンジンですので、登山者は皆荷物の軽量化には並々ならぬ努力を払っています。
ヒマラヤ登山をする人の中には、軽量化のために服のタグすら切り取ったりする場合もあるほど彼らにとって「軽さ」というのは絶対的に譲れない部分なのです。

したがいまして、本格的な登山用テントというのは徹底して軽量・コンパクトさに拘った作り込みになっています。

現在主流の登山用テントは、一人用ならば重量がほとんど1.5Kg以下に抑えられ、収納サイズも、ちょっと大き目のレインスーツ並みにまでコンパクトになっています。

そのうえ、強風や豪雨に耐えるためのタフさも兼ね備えています。
ただしそれと引き換えに、居住スペースや前室はそれ程大きくは作られていません。

一日歩いて寝るだけのスペースと割り切ればそれで充分なのですが、長期滞在型やテントサイトでゆったり快適に過ごしたい方には少々窮屈かもしれません。

それともう一つ、アウトドア用品選びに慣れてくると感じると思われますが、全体的に「キャンプ用品は軽ければ軽いほど値段は高くなる」という法則があります。

有名登山用品メーカーの本格的登山用テントは概ね4万円以上しますので、「初めてなので今後どこまで続くか分からない」という方にはちょっと躊躇する値段ですよね。

ただしテントの耐用年数は、よほど手荒に扱わない限りかなり長いものですので、「結局は欲しくなって買い換える」ことを考えれば最初にいい物を買っておかれることを個人的にはオススメいたします。

現時点で「軽量・コンパクト」を重視するのなら、モンベルのステラリッジシリーズとアライテントのエアライズシリーズがその双璧でしょう!

モンベル ステラリッジシリーズ

アライテントエアライズ2

この二種類ならまず間違いのない性能が手に入ると思います
(登山テントの世界では歴史も実績もあるダンロップ製も大変優秀です!)

ちなみに、筆者が個人的に合いそうしているのもモンベルの「ステラリッジⅡ」です。
登山用からバイク・自転車のツーリング全てにおいて愛用中です。

画像: 筆者撮影・現在個人的に愛用しているモンベルのステラリッジ

筆者撮影・現在個人的に愛用しているモンベルのステラリッジ

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