夏は、涼しいキャンプ場を選ぼう! テントとタープは日陰に設置
涼しいキャンプ場を選ぶ
夏のキャンプ計画では位置情報もしっかりチェックしましょう。海面からの高さを指す「標高」が高い場所ほど気温が低く、標高が100m高くなれば、気温は0.6℃下がります。標高1,000mに位置するキャンプ場は、海辺よりも6℃も涼しいという計算に。
比較的低い標高のキャンプ場を選ぶ際は、水遊びができる川など、涼めるポイントがあるかチェックすると良いでしょう。

水辺で遊ぶ子供たちのイメージ写真
日陰にテントを設営するか、タープを設置する
日陰と日向では体感温度がかなり違います。熱中症や日射病を予防するためにも、テントは日陰に設営しましょう。木陰でもいいのですが、時間が経つにつれて太陽の位置が変わることで影が動き、日向になってしまうこともあります。
その際はタープを設置し人工的に日陰を作るのもおすすめです。タープであれば風を通したまま、直射日光を防げるので、涼しさを感じることができます。また、タープはポリエステル素材より遮光性が高いポリコットン素材のものを選ぶと一層快適です。

タープ設営 イメージ写真
テント(寝室)の設営はできれば夕方に行おう
目的地についたらまずはテントを立てるという人も多いかもしれませんが、夏ではテントの設営はできるだけ遅い時間がおすすめです。早々とテントを設営してしまうとテントが日中の熱気をため込んでしまい、夜になっても熱がこもったままになってしまう場合があります。
できれば日没の2時間くらい前(17時頃)に設営をしましょう。作業の関係で早い時間からテントを立てる場合は、できる限りメッシュにして、風通りの良い状態を保ちましょう。
ここからは、夏の暑さ対策にオススメのキャンプグッズを紹介していきます。

コット(簡易ベッド)で快適睡眠! 風の通り道を作って熱を逃がそう
1. KingCamp(キングキャンプ) 航空アルミ キャンプコット
地面は日中の熱をため込んでいるため、夜になっても熱を帯びていて、テントの床に直接身を横たえると寝苦しくなることも。また、その状態のまま寝ると自分自身の体熱も籠ってしまいますが、キャンプコットを利用すると、背中と地面の間に風の通り道ができ、熱を逃がしながら快適に寝ることが可能になります。
心地よい寝心地とは正反対に、コンパクトに収納でき、重さも約2kgなので持ち運びも負担になりません。コットを利用の際は、身体のすき間に保冷剤をタオルなどに包んで置くなど工夫すれば、冷気が程よく体に伝わるのでおすすめです。

キャンプ コット&タープ&テント イメージ写真
水の力でひんやりとした寝心地のウォーターパッド 小さく折りたためて、持ち運びにも便利
2. Boma(ボーマ)冷却快眠 クールウォーターパッド ハーフサイズ
睡眠時に背中に敷いて使うウォーターパッドです。水を入れると、幅約92㎝×長さ約38㎝×厚み約3㎝、重さは5kgになります。水を抜いてしまえば小さく折りたためる上に重さは約300gととてもコンパクトなので持ち運びがとても楽です。
寝返りをするたびにパッドの中の水が移動するため、体温で水温が上がらず、朝までひんやりとした寝心地を楽しむことが可能です。さらに快適さを求めるなら、四隅に凍らせたペットボトルや保冷剤などを置くのがおすすめです。
水の出し入れは専用のじょうごを使えば簡単にできます。1枚に必要な水は2~4リットルほどです。使用後の水は、翌朝、掃除などの生活用水などとして使えるのでエコですね。
最大2日間連続使用が可能! クリップ式でいろんな場所に設置できるUSB扇風機
3. KEYNICE(キーナイス)USB扇風機
クリップ式で設置箇所の自由度が高く、首も360度角度調整なので、どんな角度からも涼しい風を感じることができます。超静音設計で睡眠中も快適です。
充電方法は多彩で、電池、USB電源、モバイルバッテリーと使用シーンに合わせて変えられます。付属のリチウムイオン電池ならフル充電後、最小モードであれば2日間の連続使用も可能。
なんと扇風機自体を5000mAhのモバイルバッテリーとして使うこともできるので、とっさのときの給電にも便利です。
このミニ扇風機の背面にはスポンジボックスがあり、ここに水を含ませたスポンジをセットすることでさらに涼しい風を出すことができます。さらに、アロマを垂らせば香りも楽しめるうえ、ハッカ水などを使えばさわやかな香りと共に虫よけ効果までつけられます。
タープやコット、ミニ扇風機で寝苦しさ解消! 夏キャンプは涼しく過ごそう

夏のキャンプは意外と夜になっても暑いことが多いものです。そんなときでも快適に過ごせるグッズを用意しておけば寝苦しさに悩まされることはありません。今回紹介したコットやウォーターパッド、ミニ扇風機などは心強い味方となってくれるでしょう。
そのほか、テント自体を日陰に設営する、テントの設営は夕方に行うといった知識も頭に入れておけば、夏のキャンプをより楽しめること間違いなしです!