近年ではアウトドアブームもあってか、登山を始める人も多いと感じます。登山をするなら、山の知識はもちろん、緊急時に必要な登山道具をそろえることが重要です。今回は、登山道具のひとつ「ツェルト」にフォーカスを当てて、ツェルトの基本知識から使い方、筆者愛用のツェルトを含めたオススメの商品7選をご紹介します!

ツェルト=登山用の小型簡易テント! 緊急時にビバーク(山中での野宿)に使用

ツェルトとは、登山用の小型簡易テントのことを指します。宿泊用の登山テントとは異なり、ツェルトは登山中のケガや病気、遭難などの緊急性を要する場合のビバーク(山の中で野宿すること)に用いるのが基本的な用途です。一般的なテントに比べると、居住性が悪く快適とは言えませんが、コンパクトで軽量なので持ち運ぶのが楽というメリットがあります。

ツェルトを使う場面とは?

【雨風、雪に晒されたとき】

山の天気は変わりやすく、急に激しい雨が降ったり、強風に晒されたりするのはよくあることです。雨風を受けて体温が奪われてしまわないように、一時的な避難場所としてツェルトを使います。

【道に迷い、日が暮れてしまったとき】

道に迷ったあげく、日が暮れてしまう場合もあります。そんなときは焦るのではなく、ビバークで一晩過ごし、明るくなってから行動を再開するのが得策です。

【怪我や病気で動けなくなってしまったとき】

足を挫いて動けなくなってしまった、持病が発症してまって動けない、こんなときにもツェルトは大活躍します。怪我や病気で動けなくなったら救助を呼ぶのが基本ですが、場所によっては救助隊がすぐに来られない場合もあります。そんなときにツェルトがあれば、安心して救助を待つことができます。

ツェルトは宿泊用のテント代わりにもなる

「小型簡易テント」として使われるツェルトですが、緊急時のビバーク用としてではなく、通常時の宿泊用テント代わりとして使う方も少なくありません。筆者もそのひとりです。ツェルトは本当にコンパクトで軽いので、ザックの中に入れてもスペースを取りません。登山時は何時間も背負って歩くわけですから、荷物はできるだけ少ない方がいいですよね。

「ツェルトを張るの大変じゃないの? 」と聞かれることがありますが、慣れれば楽チンです。最初の頃は、シワが寄ったり歪んだりしていましたが、今ではピーンと張ることができます。既にツェルトを持っているがテントとしては使っていなかった人、これからツェルトを購入しようと考えている人は、テントよりは不便ではありますが、ツェルト泊も試してみてください!

画像: www.amazon.co.jp
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【おすすめツェルト①】筆者愛用! ファイントラック(finetrack)ツェルト2ロング

画像1: 【愛用者が解説】ツェルトの基礎知識や使い方 筆者おすすめ商品7つご紹介!
ファイントラック(finetrack) FAG0123 ツエルト2ロング MO(モス)
カラー:MO(モス)
重量:340g
サイズ:奥行220(天頂部170cm)×間口100×高さ95cm
収納時:10×5×19cm
素材:15dリップストップナイロン100%(ポリウレタン防水透湿コーティング)
¥24,200
2021-02-16 16:18

私が愛用しているツェルトでもある「ファイントラック ツェルト2 ロング」です。大きさは100×220×95cmと広く、大人2人がゆったり横になって寝ることができます。体育座りなら大人4〜5人が収容でき、万が一のビバークでも大活躍します。重さはわずか340gという軽さ。ファイントラック独自のテンションスリングを採用していますので、引っ張りに対する強度もあり、しっかりとテンションをかけてツェルト内に広い空間を作り出せます。

【おすすめツェルト②】ファイントラック(finetrack)ツェルト1

画像2: 【愛用者が解説】ツェルトの基礎知識や使い方 筆者おすすめ商品7つご紹介!
ファイントラック(finetrack) FAG0122 ツエルト1 OG
ツエルト
緊急用
ファイントラック
シェルター
¥16,700
2021-02-16 16:20

こちらもファイントラックのツェルト。先ほど紹介したものより一回り小さいサイズです。大きさは90×200×80cmで、大人2人が横になって寝ることができる最小限のスペースを確保。重さは230gで、ツェルト2ロングより100gも軽いです。ただし、大人2人でツェルト2ロングを使い一晩過ごしたことがありますが、まあまあ狭かったので、それを踏まえると、一回り小さいツェルト1で大人2人が横になるのはかなり狭くなると思います。ソロで使う場合や、軽量化をしたい、最小限のスペースがあれば問題ないという方にオススメです。

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