キャンプといえば“夏”のイメージが強いですが、澄んだ空気や雪遊びなどが楽しめる冬キャンプもおすすめです。今回は、冬キャンパーで賑わう通年営業のキャンプ場から10件を厳選してご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

通年営業のキャンプ場で楽しむ冬キャンプの魅力は、安価で利用者が少ないこと 天体観測も楽しみの一つ

冬キャンプのお楽しみのひとつは天体観測です。もちろん夏場でもできますが、湿度の高い季節は空気中の水分量が多いため、視界が細かい霧で遮られているような状態になる場合があります。対して、冬場は乾燥する季節。「乾燥している=視界を遮る空気中の水分量が少ない」状態なので、夏場に比べてくっきり・はっきりと夜空を観察することができます。きれいに見えるのは夜空だけではなく、朝焼けや夕焼け、遠くにそびえる山々の稜線なども絶景です。

また夏場に比べて安価な価格で利用できる場合が多く、利用者も少なめなので、のんびりとキャンプを楽しむことができます。

画像: 通年営業のキャンプ場で楽しむ冬キャンプの魅力は、安価で利用者が少ないこと 天体観測も楽しみの一つ

冬キャンプの装備のポイントは、防寒性に優れるテントとマミー型シュラフ

キャンプを通年楽しみたい場合には、季節に合った装備を準備することが大切です。特に冬キャンプを快適に過ごすためには、寒さ対策を重視した装備選びが重要といえます。

まずテント泊を行う場合は、極寒にも耐えることができるタイプのテントを選びましょう。2ルームタイプのテントであればフルクローズできるため、テント内への冷気の侵入防止に効果的です。またコットン幕のテントはポリエステルと比べて熱の伝導率が低いため、テント内の熱を外に逃がしにくく、結露もしにくいというメリットがあり冬キャンプにおすすめです。

次にシュラフに関しては封筒型に比べ、保温性の高いマミー型(人型)が良いでしょう。マミー型はシュラフが体に密着するうえ、頭まで覆うことができるため、冬場でも暖かく安心して眠ることができます。

その他にも、カイロやストーブなどを上手に活用してキャンプ場での寒さをしのぎましょう。

北海道で数少ない通年営業、キャンプ用品のレンタルも充実

1. アサヒの丘キャンプ場(北海道)

冬の寒さが厳しい北海道で、通年営業をしている数少ないキャンプ場のひとつです。施設内にキャンプ用品ショップがあり、ライターや炭などの調理関連のグッズや調味料の販売からテントやシュラフなどのレンタルまで行われています。冬キャンプを試してみたい人は、キャンプ用品をレンタルしてお手軽にチャレンジしてみてはいかがですか。

  • キャンプ場名:アサヒの丘キャンプ場
  • 住所:北海道上川郡東川町東9北3
  • 電話:080-8297-9393
  • 営業時期:通年
  • 電源サイト:あり
  • コテージやバンガロー:なし
  • オーナー公式ブログ:http://kamuy2.blog.fc2.com

美しい松林に囲まれ、海も山も楽しめる好立地 場内の設備が充実 徒歩5分で日帰り温泉も

2. 西浜コテージ村・キャンプ場(山形県)

東北地方のおすすめは日本海に隣接し、美しい松林に囲まれたこちらのキャンプ場。近くには鳥海山(ちょうかいさん)もあり、海と山のどちらも楽しめる好立地が魅力です。場内は設備面も充実しており、水洗トイレはもちろん、温水シャワーやコインランドリーも完備されています。

またキャンプ場は鳥海山温泉郷に位置しており、日帰り温泉「あぽん西浜」までわずか徒歩5分。夜10時まで営業しており、冬キャンプで冷えた体を温泉でゆっくり温めることもできます。

  • キャンプ場名:西浜コテージ村・キャンプ場
  • 住所:山形県飽海郡遊佐町吹浦字西浜2-62
  • 電話:0234-77-3600
  • 営業時期:通年
  • 電源サイト:なし
  • コテージやバンガロー:あり
  • 公式サイト:https://nishihama-cottage.com

屋内温泉プールやAC電源など、オールシーズン嬉しい施設・設備が充実

3. 大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ(茨城県)

アスレチックなどの屋外アクティビティはもちろん、通年利用可能な屋内温泉プール施設「フォレスパ大子」が人気の大規模キャンプ場です。プールの温水には大子温泉が使われているほか、裸で入れる内風呂も用意されており、寒い冬キャンプでも身体の芯から温まることができます。

また個別サイトには電源(20A)コンセントが2口ついているため、電気ストーブなどで暖を取りながら冬キャンプが楽しめます。

  • キャンプ場名:大子(だいご)広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ
  • 住所:茨城県久慈郡大子町矢田15-1
  • 電話:0295-79-0031
  • 営業期間:通年
  • 電源サイト:あり
  • コテージやバンガロー:あり
  • 公式サイト:http://www.greenvila.jp

人気キャンプ用品メーカーが本社敷地内で運営するキャンプ場

4. Snow Peak HEADQUARTERS Campfield(新潟県)

人気キャンプ用品メーカー「スノーピーク」の本社敷地内にある、同社直営のキャンプ場です。牧場のために開かれた丘陵地の草原、その広さは約5万坪。冬場には一面に広がる銀世界でキャンプを楽しむことができます。丘になっていることから周囲の灯りは入り込まず、特に空気が澄んだ冬場は天体観測にもってこいです。

キャンプに関する疑問がある場合には、場内のショップを訪ねてみてください。キャンプ用品メーカーの専門スタッフから、適切なアドバイスをもらうことができるでしょう。

  • キャンプ場名:Snow Peak HEADQUARTERS Campfield(スノーピーク ヘッドクォーターズ キャンプフィールド)
  • 住所:新潟県三条市中野原456
  • 電話:0256-41-2500
  • 営業時期:通年
  • 電源サイト:あり(フリーサイトには電源はありません)
  • コテージやバンガロー:あり
  • 公式ページ:https://sbs.snowpeak.co.jp/headquarters/camp/

幻想的な冬景色の富士山を望むキャンプ 美しい湖で魚釣りを楽しもう

5. 田貫湖キャンプ場(静岡県)

田貫湖を取り囲むように作られたキャンプ場です。場内どの位置からも、美しい湖を眺めなから冬キャンプを満喫できます。そして何よりのお薦めポイントは一望できる富士山。湖では有料で魚釣りもできるので、富士山の絶景を見ながら、家族や仲間とのんびり魚釣りを楽しむのも良いでしょう。

そして田貫湖といえば、「ダイヤモンド富士」について触れないわけにはいきません。富士山頂にピッタリと日が沈む、あるいは逆に日が昇ることをいうのですが、田貫湖はこのダイヤモンド富士が湖面にきれいに映って見えることで有名なポイントなのです。見られる時期は年に2度、4月24日と8月20日の前後一週間と限られていますが、狙ってみてはいかがでしょうか。

  • キャンプ場名:田貫湖(たぬきこ)キャンプ場
  • 住所:静岡県富士宮市佐折634-1
  • 電話:0544-27-5240
  • 営業時期:通年
  • 電源サイト:なし
  • コテージやバンガロー:あり
  • 公式サイト:https://tanukiko.com

富山県内で唯一冬季キャンプができる! 日本の原風景〝散居村〟が一望できるロケーション

6. 閑乗寺公園キャンプ場(富山県)

富山県内で唯一冬季キャンプができる閑乗寺公園は、標高300メートルの高台に位置しています。雪深い冬、晴天に恵まれれば、白銀に覆われた散居村(さんきょそん)の家屋が眼下に広がります。まるで日本画のような光景は、インスタ映えすること間違いありません。展望広場はキャンプサイトからは少し登った場所にあるので、スノーシューなどを忘れずに!

また他のキャンプサイトが平原に設置する場合が多いなか、こちら木々の間を縫うようにテントを設営するタイプ。公園内にあるにもかかわらず、まるで大自然の中でキャンプしているような感覚に浸ることができるでしょう。車で10分圏内にホームセンターやスーパーがあるのも嬉しいポイントです。

  • キャンプ場名:閑乗寺(かんじょうじ)公園キャンプ場
  • 住所:富山県南砺市閑乗寺1-4
  • 電話:0763-82-2565
  • 営業期間:通年
  • 電源サイト:第一サイトなし・第二サイトあり
  • コテージやバンガロー:あり
  • 公式サイト:http://www.kanjojikouen.com

入場料金が500円と低価格 予約不要で便利なアクセス 徒歩圏内に温泉も

7. 笠置キャンプ場(京都府)

京都府を流れる木津川の広大な河川敷を利用したキャンプ場です。入場料金が1人500円と手頃なうえ、大阪市内・京都市内のどちらからも車で1時間程度とアクセスも便利です。積雪が少なく冬に利用しやすいのも嬉しいポイント。さらに予約不要なので、思い立ったら吉日で気軽に出かけることができます。

残念ながら電源サイトの設備はありませんが、場内に車で乗り入れできるので、車から電源をとって冬キャンプを楽しむことができます。それでも体が冷えたら、徒歩10分の場所にある「わかさぎ温泉」で温まると良いでしょう。

  • キャンプ場名:笠置(かさぎ)キャンプ場
  • 住所:京都府相楽郡笠置町笠置佃46
  • 電話:0743-95-2011
  • 営業時期:通年
  • 電源サイト:なし
  • コテージやバンガロー:なし
  • 公式ページ:http://kasagi.kyoto-fsci.or.jp/ENJOY/CAMP/

電源サイトや水洗トイレ・ランドリーが完備 自然に恵まれた秋吉台で1年中キャンプを楽しめる!

8. 秋吉台オートキャンプ場(山口県)

秋吉台国定公園の天然記念物、景清洞(かげきよどう)に隣接するオートキャンプ場です。敷地内に「景清洞トロン温泉」があるほか、車で10分圏内には大正洞やサファリランドなど観光スポットが充実しています。南に20分ほど足を伸ばせば、日本有数の鍾乳洞である秋芳洞(あきよしどう)も。洞内の気温は一年を通して約17℃を保っており、夏涼しく冬暖かい楽園です。

キャンプ場内は、電源サイトや水洗トイレ、ランドリー等が完備されており、寒い冬でも安心してキャンプを楽しめます。またテントサイトは整備が行き届いた平たんな芝生になっているので、キャンプ初心者でもテントを設営しやすくおすすめです。

  • キャンプ場名:秋吉台(あきよしだい)オートキャンプ場
  • 住所:山口県美祢市美東町赤3108
  • 電話:08396-2-0332営業時期:通年
  • 電源サイト:あり(A・Cサイトのみ)
  • コテージやバンガロー:あり
  • 公式ページ:http://refresh-park.com/cms/page107.html

冬も雪の心配なし コテージ完備で南国ムードたっぷり! 太平洋の海岸線を見ながら地元食材でBBQ

9. まぜのおかオートキャンプ場(徳島県)

徳島県の最南端に位置する海陽町(かいようちょう)にあるオートキャンプ場です。南国ムードただようロケーションは、冬でも雪の心配などなくキャンプを楽しむことができます。小高い丘の上に位置しており、眼下に広がる太平洋はまさに絶景です。

BBQ用に、海陽町のブランド鶏「阿波尾鶏(あわおどり)」などが入った地元食材の盛り合わせを注文できるサービスが人気です。また広場サイトだけではなく、本格的な住宅型コテージなども完備されているので、幼い子ども連れの冬キャンプでも安心して過ごすことができます。屋内温泉プールが利用できるのも嬉しいですね。

  • キャンプ場名:まぜのおかオートキャンプ場
  • 住所:徳島県海部郡海陽町浅川字西福良43
  • 電話:0884-74-3111
  • 営業時期:通年
  • 電源サイト:あり
  • コテージやバンガロー:あり
  • 公式サイト:http://www.kaifu.or.jp

区画がなくフリースペース 元小学校の校庭でキャンプができる

10. うしおのもりキャンプ場(宮崎県)

プロ野球のキャンプ地としても知られる宮崎県日南(にちなん)市。そこで2011年に廃校となった潮(うしお)小学校が、2014年にキャンプ場に生まれ変わりました。テントサイトはかつての校庭、トイレや炊事場などは校舎の建物がそのまま使われています。

繁忙期以外は、区画を設置せずフリースペースで利用することができるため、ゆったり過ごすことができます。どこか懐かしい小学校のグラウンドで、思い出話に花を咲かせながら冬キャンプを楽しんでみてはいかがですか。

  • キャンプ場名:うしおのもり(潮の杜)キャンプ場
  • 住所:宮崎県日南市富土4028-4
  • 電話:0987-67-4608
  • 営業時期:通年
  • 電源サイト:あり
  • コテージやバンガロー:なし
  • 公式サイト:https://www.ushio.co/camp

冬しか味わえない 通年営業のキャンプ場で冬キャンプの魅力を見つけよう!

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全国各地の通年営業のキャンプ場をご紹介しました。まずは手始めに、最寄りの施設で冬キャンプにチャレンジしてみてはいかがですか。四季折々の中でも冬でしか味わえない魅力を、ぜひあなた自身の手で発見してください。

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