キャンプを詠む!アウトドア俳句応募全句公開【キャンプ大賞2024俳句賞】

2024.12.14 更新

キャンプを詠む!アウトドア俳句応募全句公開【キャンプ大賞2024俳句賞】

ハピキャン編集部

ハピキャン編集部

アウトドアの魅力を五・七・五で表現する「俳句賞」が『キャンプ大賞2024』の新たな試みとして開催されました。キャンプあるあるをはじめ、自然の中で感じた喜びや驚き、季節の移ろいを詠んだ句など、読者・視聴者から多くの作品が寄せられました。本記事では、応募いただいたすべての俳句をご紹介します。アウトドアの楽しさや感動が詰まった一句一句を、ぜひご覧ください!

『キャンプ大賞2024』で読者・視聴者参加型の新企画「俳句賞」を実施!

Photographer 吉田 達史

桜の木の下、焚き火のそば、満点の星空の下……そんなアウトドアの情景を五・七・五で表現するのが、『キャンプ大賞2024』で登場した新たな試み「俳句賞」です。

読者・視聴者のみなさんから寄せられたユニークで心あたたまる作品を、どどどん!と全句公開します。

クスッと笑える一句から、詩情あふれる一句まで。アウトドア愛がぎゅっと詰まった俳句たちを、どうぞお楽しみください。

※諸般の事情により本記事の公開を見送っておりましたが、当該に関するお問い合わせをいただいている現状を真摯に受け止め、応募作品をWebメディアにて発表することといたしました。お待たせしてしまった皆様には、心よりお詫び申し上げます。なお、受賞者様へはすでにダイレクトメッセージにてご連絡し、賞品贈呈を実施しております。

寄せられたアウトドアにまつわる俳句を編集部コメントとともに一挙公開!

【キャンプあるある】思わず「わかる〜!」が止まらない、キャンパーの生態観察録

日常から飛び出したつもりが、そこでも繰り返される、忘れ物・ギア沼・雨マーク……。

笑ってうなずく“あるある”がここに集結!

減らしたい 荷物と増える キャンプギア

dai

減らしたいのに、気づけば増えてる…キャンプギアの謎!摩訶不思議!

当日の 天気回復 諦めず

はる

前日からてるてる坊主量産体制。キャンプ当日の天気は、もう“信じる心”しか勝たん!

荷物積み 行きは入るが 帰りなぜ

ぼくたつや

帰りに入らない現象、絶対ギアが膨張してる説。思い出が増えた分、隙間がなくなるのかも?

思い出す 大雨の中 テント張り

山下正吾

設営時の大雨はつらいけど、後から“語れるネタ”になるのが不思議。あれがあって良かった……のかも。

新調の テントを庭で 試し張り

山下正吾

庭で試し張りするその姿、もはや儀式。テンションと近所の視線が交差する最高の瞬間!

産声を 上げてきりっと 立つテント

天宮ほたて

“産声”って表現が素敵です。新品テントを初めて立てるあの感じ、わが子のように愛おしい…!

深更に 程よく広き デュオテント

近江菫花

絶妙な広さが嬉しいデュオテント。“深更”の静けさと空間のバランスに、ニヤける夜。

ランタンを 春三日月に 吊るしけり

あいだほ

ランタンと月、W光源が春の夜のキャンプを演出。ふと見上げれば、宇宙とつながっている気がします。

忘れ物 してもなんとか なるものさ

るぅㄹソロキャンプ垢🔥徒歩キャンプ計画中

忘れ物しても“なんとかなる”のがキャンプの懐の深さ!ここまでが「あるある」なんですよね。

場所取りに 敗れ斜めの テントかな

みずな

場所取りに敗れても、テントがちょっと斜めでも、それが味になるのがキャンプなんです。

よし完璧 なのにいつも 忘れ物

あぽ🏕Camp

チェックリストも見たのに、なぜ忘れる!?もうこれは“忘れ物も思い出”ということで。

暗闇の 獣かいびきか トイレ道(みち)

かかずゆみ

暗闇のトイレ道、五感が冴えわたって、妄想と現実が交差して……怖楽しいんです(ここまで来れば玄人)

ハピキャンで 見つけたギアは 即カート

シュナナ

ハピキャンで見た瞬間ポチる。これこそが「キャンプあるある」の真骨頂なんです(断言)。

憧れに 近づく度に 財布枯れ

はる

理想を追い求めすぎて、財布が枯れる。そのループ、抜け出せる気がしません。

YouTuber 片付けるとこも みせてよね。

ゆきゆき

そこまでが「キャンプ」ですからね。ほんと、みせてよね。

家かえり 天井見上げ 反省会

ぼくたつや

家帰って天井見上げてたの、ぼくだけじゃなかったんですね……。

あと三日 高確率で 子供熱

ぼくたつや

なんであの子たちは出発直前に発熱するんですかね……。ま、それだけ楽しみで仕方ないってことなのかも!

自作ギア 他の人から あれいいな

ぼくたつや

「あれいいね」と言われた自作ギア。心の中で小さくガッツポーズ決めちゃうやつです。

帰りみち 湯の文字見つけ なごり惜し

ぼくたつや

帰り道に“湯”の文字を見つけて吸い込まれる感じ、もはや本能。キャンプ締めの温泉、最高。でも、ちょっぴりなごり惜しいもんです。

新ギアを 内緒で買うが すぐバレる

ぼくたつや

こっそり買ったつもりが速攻バレる!パートナーの“ギア探知能力”恐るべし……。

キャンプ場 選ぶ基準は 遊具有り

ぼくたつや

遊具があるかどうかは超重要。親のまったり時間を左右する大事なチェックポイント!

大ベテラン キャンプの思い出 悪天候

山下正吾

「昔な〜」から始まるベテランの豪雨話、聞いてるうちに装備強化の決意が芽生えます(笑)

リフレッシュ できたが肩に コリ溜まる

りえ

心はほぐれたけど肩にコリ溜まる、あるある(笑)癒しと同時に鍛えられる、それがキャンプです!

いつ終わる 理想のギアの 追い求め

冬吏🍓

ギア沼って、抜けようとすると深みにハマるんですよね。「次こそ最後」、何周目かな〜。

バンガロー お隣さんも 待つ日の出

近江菫花

夜明け前の無言の待機、隣の人と並んでる時間もまたキャンプの醍醐味。

何故なのか キャンプの日だけ 雨マーク

離:ゼロ(離婚してなんやかんやゼロから始める黒ノ巣生活)

狙ったようにその日だけ雨マーク。キャンプの呪い?

でも、案外楽しい雨キャンもあるんですよ♪

子の夢を 寝袋で聞く キャンプかな

ゆりのはなこ

寝袋で語られる夢、たぶん人生で一番キラキラしてる、尊い時間。

何周目? 買い替え終わらぬ キャンプギア

あやかパパ

「これが最後の椅子!」→1ヶ月後「もっといいモノ、見つけました。」

椅子だけで旅できるレベル。

キャンプギア いつになったら 揃うのか

Iceman

毎回“ほぼ揃ってる”のに、何かしら買い足している。永遠に完成しない……それがキャンプギア。

食べて寝て 目覚めて帰る キャンプかな

石井一草(Lightning Wombat)

食べて寝て起きて帰る……これだけで幸せ。余白ってこんなに贅沢だったのか!

ニューギアの 自慢がしたき 夜長かな

洒落神戸

ドヤりたい夜長。そんな夜を越えてこそ、真のキャンパーになれるんです。

炭に火が つかぬあの子が 見てるのに

池之端モルト

火がつかないときのプレッシャーたるや。見られてるときほど焦る法則、誰か解明して!

ギア忘れ さらなる不便も 楽しいの

ゆき( ͜🐥 ・ω・) ͜🐥クロ落ち三段

ギアを忘れてもなんとかなる精神、キャンパーの逞しさここに極まれり。

外に出て 3分待てば キャンプ飯

ちくわ🐱🧞

カップ麺だって立派なキャンプ飯なんですよ……うまさが通常の2割増しなので!

我々ハッピーキャンパーはカップ麺を美味しく食べるための研究を怠りません。

ソロだけど クッカーだけなら 大家族……

ホリー@(`・ω・´)キリッ

だってどんどん増えちゃうんだもの。

スーパーで 買い過ぎた肉 翌朝に

シュナナ

テンションで肉を買いすぎる現象って名前付いてましたっけ。

個人的には、ロピアで買ったコスパ最強のお肉はどう考えても翌朝まで食べてます。

前日は 子より楽しみ 父寝れず

ぼくたつや

子どもよりワクワクしちゃうお父さん、かわいすぎる。遠足前夜は大人だって眠れないんですよ!

雨キャンプ 楽しみ方は 木のかおり

ぼくたつや

そうそう。雨のキャンプで“木の香り”に気づけるのは、心に余裕のあるキャンプができてる証拠なんです。

どれ買おう 悩んだ時は ハピキャンで

ぼくたつや

ぜひ!ハピキャンで!

トランクに ギアと芥と キャンプ果つ

近江菫花

ギアとともに、楽しかった時間の芥(あくた=ゴミやくず、余りもののこと)まで詰めて帰る感じ。静かな余韻が宿っていて素敵……!

キャンプの火 煙る自作の チャークロス

近江菫花

チャークロスを自作する人、尊敬しかない!もうそれ、サバイバルスキル持ってる人の域です。

ちなみに番組ではヒロシさんがチャークロスを使っていましたね。100均の缶を利用したチャークロスの作り方を解説していますので、気になる方はこちらの記事をチェックしてみてください!

抱きしめて 丸めるシュラフ 朝の月

あいだほ

朝の月とシュラフの“包まれ感”が絶妙です。静かな朝、もうちょっとだけ……って気持ちになるやつ。

初キャンプ 道具忘れて 車中泊

feat90じる

道具を忘れた結果車中泊になる流れ、ですね。わかります。でもそれもまた思い出!

火起こしの 歓声に染む キャンプ場

洒落神戸

着火した瞬間の“歓声”が聞こえてきそうです!火がつくたびにテンションも跳ね上がるんですよね。

ソロなのに 買ったこの椅子 何脚目?

コロコロCAMP

ちなみに私はソロキャンなのに椅子3脚目です。これは“ソロキャンあるある”最上位ランカーかも!

春の夜 シーズンインに 空見上げ

バーバー❁いづみ

空を見上げてシーズンイン、控えめだけど最高の開幕宣言ですね。

薫風に 機嫌伺い 張るタープ

岩のじZ

「風を読む」より、“機嫌を伺う”という表現がしっくりきますよね。

夏空へ 投げて完成 するテント

あいだほ

「夏空に投げる」って、情景が浮かびますね〜!これ、ポップアップテントなら可能です!

インドア派 虫、超苦手 でもハマる

yuu🏕camp

虫が苦手なのにアウトドアにハマる……これ、キャンプあるある金賞です!気づいたら「まぁいっか」って気持ちになるの、不思議。

風向きを 忘れテントの 膨らみぬ

イサク

風向きの読みをミスってテント膨らむ、あるあるすぎて笑いました。設営後の“あれ?これ逆じゃ……”感。

グリドルで 料理してたら 滑り落ち

デビルマン@お米教🍚🍔🏕

「あ〜やっちゃった」、が目に浮かぶリアル過ぎる一句……!

【キャンプ飯・食べ物】五感がとろける、キャンプごはんの甘くてしょっぱい記憶

焦がした飯盒、溶けたチーズ、朝のコーヒーと夕暮れビール……

外で食べるだけで、どうしてこうもうまいんだ!

鍋できた スープをいれる お玉ない

chackhamar

お鍋完成の喜びと、“お玉ない”の絶望感のコントラストが見事。紙コップですくうか、誰かのマグを借りるか…運命の分かれ道!

飯盒炊爨 行く夏の 焦げ目あり

石井一草(Lightning Wombat)

焦げ目の香りって、飯盒炊爨の勲章みたいなもの。通り過ぎる夏の風景と一緒に、記憶に残りますね。

具材買い ホットサンドで 試し焼き

シュナナ

初ホットサンドのドキドキ、わかります!焦げすぎたりチーズが飛び出たりもまた良い思い出。

朝焼けに コーヒー薫り 目が覚める

シュナナ

朝焼け×コーヒー。これがやりたくてキャンプやってるんですよ……!

たまらない 季節感じて ビールのむ

LAST CHANCE -ラストチャンス-

“季節感じてビール飲む”って最強の贅沢ですね。空気と喉ごしがリンクするあの瞬間、キャンパーの特権!

豚串の 脂たらたら キャンプの火

近江菫花

脂がたれる音までうまい。豚串を炙る焚き火の前にいるだけで、人生の幸福度5割アップ!

蝉の声 目覚ましと共に 飲むビール

SIN

セミとビールのダブルアラーム!起き抜けの一杯が許されるのも、キャンプならではの自由。

山頂で 作るラーメン 春スキー

みずな

山頂ラーメンの破壊力、えぐいです。インスタントでも5つ星クオリティになるのが不思議!

テント張る前に空けてしまうビール

石井一草(Lightning Wombat)

設営よりビールが先!この背徳感が、キャンプの“非日常感”を高めてくれますね。

チョイ足しの カレー芳し 夏の山

洒落神戸

ちょい足しで激変するカレーの世界。秘密のスパイスは“ひらめき”かもしれません!

カトラリー わすれたときは 火吹き棒

ぽぱぁい

カトラリー忘れて火吹き棒!?機転の効いたサバイバル力、見習いたいですね(笑)

清水汲む 煤が自慢の シェラカップ

洒落神戸

煤まみれでも大事に使い込まれたシェラカップって、もはや家宝レベルの風格!

さしすせそ 颯爽と無視 キャンプ飯

洒落神戸

味付けなんて野外では関係ない!素材と火力と気分があれば、それで最高のキャンプ飯なんです!

満月を 浮かべて崩す シェラカップ

洒落神戸

シェラカップに浮かぶ満月……ロマンの極みです。崩して食べるのがちょっと惜しくなるやつ。

コッヘルを のどかに上る あぶくかな

押見げばげば

コッヘルからふつふつと上がる泡。何も急がない時間が流れてるって、こういう瞬間に気づくんですよね。

滴りを 飲み干すがごと 喉仏

池之端モルト

“滴り”と“喉仏”の取り合わせ、しみる!

冷えた喉越しが想像できて……飲みたくなってきちゃいますね。

バウルーに とろけるバター キャンプの火

近江菫花

とろけるバターがバウルーからジュワ……言葉だけでお腹が鳴る、キャンプ朝食の王者!

コッヘルの チキンラーメン 山笑う

沖原イヲ

コッヘルから立つ湯気も、春の空気に溶け込んでいくよう。笑ってるのは山だけじゃなく、きっと心も。

飯盒の 火加減山は 風死して

ゆりのはなこ

火加減に一喜一憂する時間こそ、キャンプ飯の真骨頂。“風死して”にドラマを感じます!

山笑ふ 体験入部の カレーの香

“体験入部”。良い響きですね〜。登山部?野外活動サークル?

春の山とカレー、初めてのキャンプの記憶が香り立つような一句。

飯盒の 蒸気噴き上ぐ 春の月

感じ

月と蒸気、どちらもふわっと上がる“春らしい立ちのぼり”が心地いいですね。

花の昼 隣の宴は モツ煮込み

ぽんかん

言葉のギャップにクスッとくる、「花よりモツ煮」な一日。

珈琲に 朝靄銀の 匙の渦

オム列🌈

朝のひとときを詩にしたような、美しいコーヒー時間。

【感情・心情】孤独と癒し、心がそっとほどけるキャンプ時間

焚き火の音、流星、ひとりで味わう静けさ。自然のなかで立ち上がる“感情の焚き火”に寄り添う句たちを紹介します。

手汗よ引け フォークダンスの 間だけ

ムラオ

一瞬にも永遠にも感じられる“勝負タイム”。初々しく甘酸っぱい、あのキャンプの日の思い出です。

道なき未知 世界を開け どこでもドア

せが🐰🌈

知らない世界への一歩って、ちょっと勇気がいるけどワクワクもでっかい。キャンプがその扉になってくれるって、なんか素敵。

連れだちて 暗きシャワーや 誘蛾灯

池之端モルト

夜のシャワーと誘蛾灯、ちょっと怖くて、でも幻想的で……。こんな夜には、感情の輪郭が静かに浮かび上がる気がします。

スマホから 解放される 休心日

シュナナ

スマホ漬けの毎日からふっと抜け出して、キャンプでようやく深呼吸。“休心日”って言葉が沁みます。自然の中では通知ゼロが正解◎

完ソロで より鳴り響く 金属音

ぼくたつや

ひとりでキャンプしていると金属音がやたら響く気がするんですよね(笑)完ソロキャンプのリアル!

ヒグラシが やけに染み入る ソロキャンプ

ちよっちゃん8756

ヒグラシの声って、やけに沁みますよね……。静けさに包まれながら、心がスーッと解放されていく感じ。

ソロキャンプ 夏大三角を 独り占め

フーマー

夏の夜空を独り占め。孤独というより“静かな贅沢”って言葉が似合うソロキャンプですね。

ソロキャンに 温和な孤独 春灯し

あいだほ

“温和な孤独”って最高の表現!ソロキャンの春の灯りって、心をじんわり照らしてくれますね。

傷心の 松ぼっくりに 火を着ける

月波

落ち込んだ夜に、火をつけるって行為が救いになることも。松ぼっくりの火が、心をも照らしてくれそうです。

古寺に 魑魅魍魎(ちみもうりょう)と ソロキャンプ

みずな

魑魅魍魎とソロキャンプ!?ホラーかファンタジーか……想像膨らむ、魅力的な句です!

ソロキャンの 椅子に沈みて 手挽きミル

洒落神戸

椅子に沈んでミルを挽く、その音がなんだか心に染み入ってくるんですよね……。静けさのなかの豊かさ。

超無骨 映えるギアなぞ 必要ねぇ

morichan_camp

“超無骨”宣言、気持ちいい(笑)映えなんて知らん!って潔さ、めちゃくちゃかっこいいです。

モルックで 子ども心を 思い出す

シュナナ

モルック、童心が爆発するんですよね〜!子ども心を思い出せる瞬間って、ほんとに貴重です。

降るな雨 されど降れ降れ 夏夜空

ちよっちゃん8755

雨は遠慮してほしいけど、満点の星空や流星なら降り注いでほしい。“夏夜空”って、そんな願いを静かに込めた言葉のように感じます。

ソロキャンで 失敗続くも 流星だ

75

うまくいかなくても、流星見たらチャラ!キャンプの“ご褒美タイム”がすべてを癒してくれます。

疲弊した 心に注ぐ 焚き火の音

75

“疲れた心に焚き火の音”って、沁みる。静かにパチパチと燃える音が、最強のヒーリングBGMなんですよね。

夏風邪に 独り包まる シュラフかな

洒落神戸

シュラフにくるまりながら、ひとり風邪と向き合う夜。なんか寂しくて、でもちょっとあったかい。

祈るかに 掲げる火口 大夕焼

洒落神戸

火口を掲げる姿に、祈りのような強さを感じました。焚き火って、願いごとを乗せたくなる不思議な時間。

ソロキャンプ いずれ憧れ ファミキャンへ

カツ男

“いずれ”にじんとくる、成長の予感と夢が詰まった一句。ファミキャンへの憧れを胸に、小さな愛おしい今を楽しみたいですね。

【子育て・ファミリー】笑って怒って、泣いて笑って、家族キャンプの宝物

子どもの寝顔、テントの騒動、お菓子だらけのテント内。

全部ひっくるめて“思い出”と呼ぶ。

設営時 子の成長に ふと気づき

はる

ペグを打つ音のすき間にふと見上げたら、隣でテキパキと動く小さな背中。「あれ、こんなに頼もしかったっけ?」と、じんわりする瞬間です。

父設営 母レイアウト 子はゲーム

ぼくたつや

理想的な分担バランス(笑)でも“子はゲーム”も大事な役割。気ままさもまた可愛いんですよね〜。

設営後 やっと一息 パパあそぼ

ぼくたつや

やっと座れたタイミングで「パパあそぼ」は最強パンチ。でも、一緒に遊ぶと疲れも吹き飛ぶの、不思議です。

油断した インナーテント 菓子まみれ

ぼくたつや

目を離したスキにテント内が駄菓子ワールド化、あるあるすぎます!

笑ってる テントの中で 子の寝顔

ちくん@初心者キャンプパパ

テントの中って世界一あたたかい空間かも。“笑ってる”に全部詰まってて泣けてきます。

ファミキャンで どこもかしこも 子怒られ

ぼくたつや

どこへ行っても誰かしら怒られてますね(笑)むしろ、どこか安心感すらあります。

子に聞いた ご飯どうする マシュマロか

ぼくたつや

“マシュマロか”って、まさかのアウトロー回答!そんな選択肢があったとは(笑)

ファミキャンの 醍醐味やはり 子の笑顔

ぼくたつや

結局はここに尽きます。“子の笑顔”がファミキャンの大正義。これが見たくてまた来ちゃうんですよね。

子を寝かし 二人で眺める ゆらめきを

ぼくたつや

子を寝かせたあとの“ふたり時間”……。焚き火を一緒に眺めるだけでも満たされますよね。

それしたい お手伝い増え 子の成長

ぼくたつや

「それしたい!」が出るようになったら、もうそれだけで嬉しい。“成長”ってこういう瞬間に気づくものですね。

ひとりでも ともだちとでも かぞくでも

キャンプ次郎

キャンプのいいところは“誰とでもOK”なところ。ひとりも、みんなも、家族でも、それぞれが正解◎

我が娘 キャンプとともに 進化する

ヒロ@キャンプ⛺️中級見習い

キャンプと共に成長していく娘さんの姿、想像しただけで泣けてきます。親子の時間って宝物ですね。

天幕張り 親子労作の 焚火台

近江菫花

“労作”という言葉にグッときました。親子で作る焚き火台、これは一生モノの思い出になりそう!

子と並び 平和を願う 星月夜

ぽんかん

親子で見上げる静かな夜空と、心の内側の祈りが丁寧に重なる一句ですね。

【人間模様・人との関係】キャンプ場に浮かぶ、関係性の輪郭とぬくもり

パートナーとの距離、祖父のギア、夜空の下で交わした本音。

自然の中だから見える“人”の輪郭。

パパたちは 少年に成る キャンプの灯

天宮ほたて

キャンプの灯りって、なぜか大人を“少年”に戻すんですよね。無邪気に語る姿が目に浮かびます。

虎杖の 採り方伝授 ポンポンポン

近江菫花

“ポンポンポン”が音で浮かぶ!植物の知識って、こうやって親から子へ伝わっていくのが一番自然でいいですね。

年下のあなたの頼もしきキャンプ

藤田ゆきまち🩵風

年下なのに頼れるって、ちょっとキュンとしません?アウトドアでのギャップにときめく瞬間……あると思います!

ギター弾く 女は来ない 熊が来た

世良日守

いやあ、女性に来て欲しいところでしたが!ロマンと野生のコントラストに思わず吹きました。

富士の下 焚き火囲んで 語る夜

シュナナ

富士山のふもとで焚き火を囲んで語る……もうそれだけで一生語れる思い出確定のシチュエーションじゃないですか。。。!

父さんの スカウト自慢 キャンプの火

近江菫花

“スカウト自慢”がほほえましい!得意げに話すお父さんの顔が浮かんできて、じんわりします。

山笑う 祖父の愛した シェラカップ

天宮ほたて)

祖父のギアを使ってるだけで、自然と背筋が伸びそう。“山笑う”と合わせて優しい時間が流れてます。

彼会社 辞めるんだって 星流る

池之端モルト

“辞めるんだって”が星に流れる感じ、絶妙です。語られた言葉と沈黙、その両方が沁みますね。

スタイルや 楽しみ方は みな違う(​ ´꒳`​)

えあー

句の中の絵文字すら、個性の象徴のように感じる一句。「違っていていい」をまっすぐ伝えてくれる、やさしい一句ですね。

【風景・自然描写】テント越しの空と音、自然と響き合う名場面集

朝露、星空、雲海、薪の音……。言葉だけで、そこにいた気持ちになる。

風景と詩が溶け合う珠玉の一行。

撤収し 浸る思い出 温泉で

シュナナ

温泉に浸かりながら思い出を反芻する時間……撤収後の至福ですね。身体も心もじんわりほぐれるひととき。

テント出て 朝露ぽとり 目が覚める

シュナナ

朝露の「ぽとり」で目覚める感覚、自然の中でしか味わえない目覚まし時計。やさしい朝、ここにあり。

桜散る テントと一緒に 包み込む

ぼくたつや

桜の花びらがテントまで包む風景……。自然と人の営みが一枚の絵になる瞬間ですね。まさに春キャンプの特権!

円いテント 尖るテントと 並びをり

イサク

まるととがり、それぞれの個性が並んでる風景っていいですね。キャンプ場って“多様性の見本市”なのかも。

火のゆらぎ ふと見上げると 大三角

ぼくたつや

焚き火を見上げたら、空に大三角が。自然と宇宙がつながる感覚、キャンプならではのロマン!

オリオンの 光溶け合う シェラカップ

天宮ほたて

シェラカップに星の光が溶け込む…そんな幻想的な瞬間をそっと切り取ったような一句。夜の魔法ですね。

車中泊変幻自在なる銀河

近江菫花

車中泊なのに、外は銀河!移動式のプラネタリウムって考えるとロマンしかないです。

シュラフから 顔だけ出して 冬銀河

あいだほ

冬の銀河とシュラフの温もり。このコントラストがあるからこそ、星空がより心に沁みるんですよね。

ハンモック 揺れて月まで 幾千里

洒落神戸

ゆらゆらと、月までの距離は遠くて、近くて、でもやっぱり遠い。空と心がゆっくりつながっていくような時間ですね。

寝転んで 嗚呼こんなにも 大銀河

池之端モルト

寝転がって大銀河を眺める……現実とは思えないほど贅沢で、ちょっと涙が出そうな体験です。

憧れの ギアに積もるは 花吹雪

Daveson高橋

お気に入りのギアに花が降り積もる光景、美しすぎる……!ギアが静かに春を受け止めています。

強風の 爪痕残る 我がテント

はる

テントに残る風の記憶。自然の力強さと、自分の小ささを実感させられる場面、ありますよね。

炎立ち 輝く夜空 つきぬ声

はる

夜空に向かって立ち上がる炎、それを追い越す歓声。音と光が混ざり合う、キャンプのハレの瞬間!

新人が 静かさはまる 森林の

はじめ@イケメンじゃないmah

初心者ほど、自然の静けさに感動するもの。音のない時間って、じつはとっても豊か。

冬の星 ふわり瞬き マシュマロに

天宮ほたて

ふわっと瞬く星とマシュマロ。冬のキャンプって、五感をくすぐるごほうびタイムですね。

丑三つに 一面の閑 キャンプ村

近江菫花

真夜中のキャンプ場に静けさが染み渡る……。“閑”という漢字が、ここまで似合う空間って他にないかも。

身一つで マイアミ浜の キャンプ場

近江菫花

“身一つ”という潔さがカッコいい!自由と解放を想像させる一句です。

天幕張る 近江の湖は 甘からず

近江菫花

近江の湖、ロケーションは最高なのに……思い通りにはいきません。キャンプの洗礼、甘からず。

火に薪を くべて呼応す 夏の星

岩のじ

薪をくべるたび、星が“うんうん”と頷いてくれるような気がしてきます。呼応って言葉がぴったり。

火を消せば 星の流れる 音がする

岩のじ

火を消すと、星の音が聞こえてくるような錯覚。夜の音って、実はこんなに多かったんだなぁ。

冬炬燵 夏は焚き火で 集い呑む

あき@2y

冬は炬燵、夏は焚き火。あったかいものの前に人は集う、それってなんだか嬉しい原点です。

湖畔沿い 蛙張り付く 我がテント

あき@2y

蛙が“こんにちは”って言ってるみたい。テントと自然の距離が近いからこその出会いです。

飯盒の たわしの傷へ 青葉風

栗田すずさん

たわしで付いた飯盒の傷に、風が吹き抜ける。細やかな描写が、時間の積み重ねを感じさせます。

寝袋に ちいさく僕ら 流星群

あいだほ

寝袋の中の2人と、外の流星群。小さな世界と大きな宇宙の対比が美しい……!

鎧めくライフジャケット根釣人

三浦海栗

ライフジャケットが“鎧めく”って表現にしびれました。釣り人の背中ってカッコイイ!

ランタンや 涼しき星の 名を探し

水素

ランタンの灯りで星の名前を探す時間、静かでロマンチック。天体観測、キャンプの特権です!

林道や 軽トラ沈む 薪の山

倉木葉いわう

“沈む軽トラ”がまさかの一句に(笑)林道のリアルさにニヤリとしてしまいました。

雨にも負けず 風にも負けず 立つテント

イサク

風雨に打たれても立つテント、強くて美しいその姿。自分もそうありたいものですね。

多すぎる 雨後のデッキの 毛虫かな

イサク

豪雨の後の毛虫……見なかったことにしたい(笑)でもこういうリアルさが自然そのものなんですよね。

オリオンの 内に星星 星の森

梅鶏

オリオンの“内に星星星”……句のリズム感と響きが、夜空に響いているようで心地いいです。

雲海に 飲みほされゆく テントかな

にゃおっく

雲海に呑まれていくテント、幻想的すぎる光景ーー。まるで夢の中に紛れ込んだみたい。

天の川 溢るる豪雨 天幕打つ

マリーチ

まるで天の川がそのまま雨になったみたい。夜空からあふれ出た光と水が、天幕を激しく叩く……。そんな一夜を思わせる一句です。

朝露てふ 光を纏う テントかな

夜明けの静けさと、朝の光をまとうテントが宝石のよう。情緒溢れる朝の一枚。

ハンモックへ りんりんと星 降りつみぬ

“りんりん”という音の余韻が、星空の静けさを引き立てていますね。ハンモックに包まれながら、音も光も降ってくるような幻想的な句。

テント越し 月明かりぞ愛でる 夏の夜

kuribouchan

テント越しの月明かり、それだけで心がふっとほどけますね。

薪の音に やがてうとうと 流星群

オム列🌈

焚き火の音と流れ星、両方を受け止めながらまどろむ贅沢な時間。キャンプの夜の最高の組み合わせです!

テント村 明日の支援の 下準備

近江菫花

“テント村”という言葉に、自然災害後のリアルが滲んでいてグッときました。アウトドア経験が“支援”につながることもあるって、頼もしさと希望を感じます。

一句に宿る、あなたの“キャンプの物語”。キャンプの夜のお供にどうぞ

「あるある!」と共感したり、「こんな景色があったのか」と想像をかき立てられたり。

どの句にも、キャンプを愛する気持ちがにじんでいて、読んでいるだけで焚き火にあたっているような温かさがありました。

たくさんのご応募、ありがとうございました!

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